ミャンマー旅行④ Yangon市内

Yangonの鉄道の駅は立派な建物で構内には乗客がたくさんいたが、駅前広場はそれらしい賑やかな雰囲気はなかった。　駅前駐車場付近は穴ぼこや水たまりだらけで玄関口というにはいささか見劣りがする。　加えてこれまで歩いてきた道路でもそうだが、どこもここもゴミだらけで、Yangonの人は道路はゴミ箱と思っているようだ。　町のどこにもゴミ箱は見かけないし、Yangonではゴミ収集車にもお目にかからなかったので、ゴミ処理の仕組みが極端に悪いのだろう。　マンホールの中を見てもゴミがいっぱい詰まっているので、僅かに設けられた排水溝も満足に機能できないようだ。　まあしばらく街の中をウロウロしていると、こんな不衛生な情景にもすぐ慣れてしまう。

陸橋を渡って駅の南側に出ると小さな商店がびっしり並んだダウンタウンの中心に出る。　ここいらはインド系住民の街で携帯電話や電気製品、中でもオーディオを売る店が多かった。　イギリス植民地時代に作られた街なので道路は碁盤目状に整然と作られているが、路地には両側に車が駐車しているので結局1車線しか通行できない。　前の車が荷物の上げ下ろしをしている間は後続の車は待たされている。　路地の中に日本のDVDを売っているお店があったので寄ってみると、若い男性が今年3月からオープンしたとのこと。　韓国ドラマがTVで放送されているので、日本映画やドラマはなかなか売るのはむつかしいが、アニメは子供がよく買ってくれるとのこと。　こちらの物価にすればかなり高価なようだが、子供がお小遣いを貯めて買ってくれることもあるそうだ。　チャレンジャブルなビジネスをする若い日本人もいるものと感心した。

最大の市場、ボージョ・アウンサン・マーケットは宝石や土産物店の観光客相手の商店街なので、ここでも日本語を話す若い男がしつこく寄ってくるが、もともと何も買う気はないので相手にしない。　カフェで一休みしていると、いきなり大粒の雨がドシャーッと降り始めた。　強い風も吹いて気が狂ったように降るので傘など役に立たない。　屋根の中に入ってしばらく止むのを待つしかないが、30分くらいでまたなんでもないお天気に戻る。　これがYangonのスコールなのだと初めて知った。　折りたたみ傘なんか持たないほうがよさそうだ。

夜はTさんに付き合ってもらい、カンドジー公園の湖に浮かぶ伝説の鳥を型どったカラウエイ・パレスで食事をした。　完全に外国人観光客用で、民族衣装で着飾った人たちが迎えてくれたり、絶え間なく舞踊を披露してくれる。　幸いオフシーズンなので一番前の席でショーを楽しみ、ブッフェーの食事をお腹いっぱい堪能した。　Tさんから舞踊が昔話に基づいたものや、伝統的な農村のお祭り芸などの解説をしてもらったので少しは理解できたが、まあ賑やかなエンターテインメントとしか思えなかった。

Yangon駅


日本のVIDEOショップ




ボージョ・アウンサン・マーケット




突然のスコール


カラウキ・パレス






ビルマの竪琴


多民族国家を象徴する舞踊