つれづれ雑記

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ベトナム⑫ ホーチミン廟

2014-04-12 | 旅行
ホーチミンはともに革命家だったファンボイチャウと同じ中部ゲアン省の生まれで、若い頃に軟禁中のファンボイチャウとも会っている。 ファンボイチャウが果たせなかった独立を受け継いだ形だったが、ホーチミンもベトナム戦争終結前に79歳で他界しており、ベトナム統一を見ることはなかった。 本人は火葬して分骨するよう望んでいたが、政府はそれを無視して永久保存することにし、ベトナム戦争終結の年にこの廟を建てて安置した。

見学者列に並び、まずバックパックやペットボトルは手荷物預けに預ける。 カメラは持ったままで良いので、行列に並んで周辺の写真を自由に撮りながら廟に近づいたとき、行列が止められた。 なんだろうと思うと衛兵の交代式だった。 2人の衛兵と1人の先導官だけで、バッキンガム宮殿のような華やかさはないが、列の脇を衛兵が胸を張って通るのが見れてラッキーだった。 廟の中ではガラスケースの中で眠る青白いホーチミンを歩きながら立ち止まらずに見て、あっという間に外に出る。 廟の外はパレードが行われるための広場で、この日も共産党の少年隊らしき一団がいた。

廟の後ろに回ると広い緑豊かな公園になっていて、ホーチミンが暮らした家や戦時中に執務した建物を、やはり長い列を作って歩きながら眺めた。 博物館ではホーチミンの革命運動の足跡や資料がたくさん展示されていたが、ベトナム戦争のコーナーではアメリカの反戦運動を紹介していたので、当時アメリカ出張中に空港で多くの若い兵士を見たり、サンフランシスコでヒッピーを見たりしたことを思い出し興味深かった。

一通りの見学を終えたあと、近くにある旧ハノイ城址を見たいと思って行ったが、あいにく11時半から2時までの長い昼休みの時間で見学できなかった。 付近は洒落た洋風の建物が並ぶ大使館通りなので、散歩にも良さそうなところだったが、少し疲れたのでホテルに帰り休息したり付近でショッピングをしたりして過ごした。

ハノイ最後の夕食は、Pさんが最もベトナムらしい屋台風の賑やかな雰囲気のレストランに連れて行ってくれ、春巻きや米粉を使ったフエ料理を始め肉や野菜たっぷりの料理をたくさん食べ、デザートのココナツミルクや緑豆のスーツも堪能した。 PさんのおかげでReal Vietnameesを満喫できた旅だった。

ホーチミン廟


衛兵交代


少年隊のパレード


ホーチミン執務室


ホーチミン博物館




ベトナムレストラン




旅の終わりに記念撮影

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