つれづれ雑記

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ミャンマー旅行⑥ マンダレーヒル

2014-09-06 | 旅行
1辺3kmの王宮の城壁はさすがに長い。 ジョギングで3kmなど大したことはないが、暑い日差しの中を遥か彼方まで真っ直ぐに伸びた道を歩くのは見ただけでも疲れる。 やっと丘の麓に辿りついたが、この付近は大きな僧坊や歴史あるお寺が集まったところなので、丘に昇る前にまずそれらを拝観した。 クドードォーパヤーというお寺の中には無数の小仏塔が整然と並んでいて、1つ1つの仏塔の中には仏典を刻んだ石版が納められている。 世界最大の仏典ということだが、時の王様が権力を誇示するために膨大な人を動員して作らせたもののようだ。 今のミャンマーの人の暮らしを見るにつけ、いつの時代も権力者は市民の暮らしなど関係なしに、およそ意味のない建築物を残したがるものだ。

シュエナンドー僧院というのは建物全体がチークでできた木造建築で、日本人の趣向にも合った見事なものだ。 しかしよく見ると細かく掘られた彫刻は風化して摩滅したり欠けたりしたものが多く、適切な修復も風化が進まないような保護もされていない。 この国は今、発展を目指して新しいものを作るのに躍起なっているところで、古いものにあまり手はかけていられないのかもしれない。 マンダレーヒルの入口で裸足になり、石畳の長い参道を登ったが、石畳は磨き上げた大理石じゃなく不揃いな石だったので足の裏が痛くて参った。 山道の所々にはかまどを作って住み着いている人もいる。 まあホームレスの人なのだろうが、家族や子供も住んでいるようだ。 人には何も危害がなく吠えもしない野良犬もたくさんいて、全てを活かす包容力があるといえばある。 頂上からの眺めはさすがに素晴らしく、中学時代に名前を覚えたイラワジ川(今はエヤワーデ川と呼ばれている)を遥かに眺め、しばらく留まっていた。

頂上からは別な参道を下って丘の麓に着き、バイクタクシーでホテルに戻り、となりのバーでビールを飲んだ。 さすがに疲れて気持ちよく酔い、部屋に戻ってシャワーを浴びたあと、夕食までにはまだ少し早いので一眠りした。 9時頃目が覚めると何だかお腹の具合がおかしい。 痛いわけでもなくゴロゴロするわけでもないがトイレに行くと激しい下痢が一晩中続いた。 どう考えても3時間前にお腹に入れたのはビールとおつまみのピーナツだけなのでそれが7悪かったとは思えない。 水に注意と聞いていたので、来た時から飲み水はペットボトルの水しか飲んでいないし、歯を磨くのもペットボトルを使っている。 どうやら食べ物、飲み物に直接当たっというより、蒸し暑い中をさんざん歩き回って疲れ、体力がなくなったからだろう。 これからは極力タクシーを使って使えれないようにしよう。 

王宮の城壁と堀は3kmの直線で遥か向こうまで続いている


クドードォー・パヤーには無数の小仏塔が整然と並んでいる


中には石版に掘られた仏典が納められている


チーク造りのシエナンンドー僧院




マンダレーヒルに登る


頂上の展望台




イラワジ川をしばらく眺めていた


王宮の堀とクドードォー・パヤーを眺める


丘の途中の仏像


途中の日本人慰霊塔に礼拝すると、子供がチャッカリ線香を持ってきてチップを要求された

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