つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

東北ドライブ⑨ 釜石

2012-05-26 | 災害
釜石の町外れから一般道に入るが、一本道なので昨年の4月には復旧工事や物資輸送の車で大渋滞していた。 道路脇の学校は自衛隊や警察がびっしりと駐屯していたが、今は元の校庭に戻っている。 ラグビー場の標識があって、一度見てみたいと思っていたので立ち寄った。 輝かしい歴史を持つ新日鉄釜石ラグビーチームの練習場だった。 今は市民チームの釜石シーウエーブに引継がれている。 400m陸上競技場のフィールドにゴールが常設され、ラグビー専用グラウンドとして使われている。 散歩中の人と話したが、ここを仮設住宅地としなかったのは、釜石の人にとってはラグビーは何よりも大切な宝だからだろうか。 

支援物資運びをした巨大テント室、炊き出しをした広場、行方不明者の問合せでごった返していたビル、倉庫だった屋内駐車場、等々、全て今は元に戻っている。 新日鉄構内に山と詰まれた瓦礫もすっかりなくなっていた。 でも市街地は営業を再開したお店もあるが、多くは取り壊され歯抜け状態だ。 釜石は高台の町は残ったが、商店で賑わった低地の町の再生はどのようになるのだろうか。 広場の隅には渋谷区の支援で作られた仮設の飲み屋街、「のん兵衛横丁」が出来ていた。 まずは人が集まりお酒を飲んで、元気を養ってもらいたい。

釜石ラグビー場


4月に支援物資運びをした大テント


行方不明者の問合せ場所だったビル 今はユニクロ


新日鉄構内に山積みされていた瓦礫は綺麗に無くなっていた


町はいたるところ歯抜け状態


瓦礫が散乱していた川も綺麗になっていた


広場の片隅には「のん兵衛横丁」

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