つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

東北ドライブ⑧ 遠野

2012-05-25 | 災害
遠野には何十回となく来ているが、サクラ満開の時期には来たことがない。 今年は開花が遅いだろうからと期待したが、既にほとんどが散った後だった。 町を見下ろす高台の鍋倉城址公園の遊歩道はサクラの花びらを一面に敷き詰めた絨毯のようだった。 藤の花にはまだ少し早く、ミツバつつじや山吹がきれいに咲いていた。

来内川沿いに歩くと町はずれの汚水処理場に着く。 9月には日本財団、神奈川県、静岡県等のボランティア施設があり、ここでお世話になったが、今は遠野のボランティアセンターもここに集結している。 7時ごろから集まり始め、7時半からラジオ体操をして陸前高田、釜石、大槌等の各地に分散して今日の活動に出かけるところだった。 足湯のリーダーIさんは震災後直ちに広島での勤めを辞めて遠野で粘り強く活動し続けている。 挨拶したら覚えて居てくれた。 団体で来ている若い人たちは大手企業の新入社員研修で来た人たちだ。 とてもよい経験になるだろう。

遠野市は4月から駅前に観光交流センター、町おこしセンター、市内に物産館、食事どころ、文化研究センター、郊外に防災センター、産直販売店などを相次いでオープンさせた。 以前からの計画だったのだろうが、ここに来てずいぶん活気づいている感じだ。 震災以来、被災地の後方支援拠点として自衛隊、警察、消防、医療、報道、行政などが大量に入り、図らずも特需状態だっただろう。 また建設業関係は当分震災関連で仕事は絶えないだろう。 この町はどういうわけか何時も豊かだ。

サクラの絨毯の鍋倉城址公園




遠野ボランティアセンターの朝礼

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