吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

北朝鮮の弾道ミサイル発射に思うこと。

2017-08-29 08:36:19 | 日々の私の主張とか考察とか

 今日、午前5時57分頃、北朝鮮が平壌近郊の順安地区から弾道ミサイル(?)を発射、これが日本上空を通過し太平洋上に落下(?)したとの報道があった。この時期になぜ?とも思うが、どうやら近距離ミサイルの模様で『3つに分かれて』との報道からは『3発同時発射』なのか『空中分解』なのかは、今のところハッキリしていない。


 北朝鮮がワケの分からない行動を取るのは毎度のことですが、今回の事件で得をしたのは誰かと考えると、ドナルド・トランプと安倍晋三ではないのか?


 トランプ大統領の就任以降、人種差別問題やら経済政策の不調で国が二つに分裂しかねないアメリカは、国外に共通の敵、しかも差し迫った脅威を設定できる。この事件をきっかけに国内問題から、しばらく国民の目を逸らせることができる可能性がある。


 安倍首相は昭恵問題や森友学園および加計学園問題をウヤムヤにする機会を得ることができたと喜んでいるだろうし、自衛隊の合憲化や日本の再軍備と憲法九条問題についてまたぞろ議論を蒸し返そうとする短絡的な輩が輩出することは目に見えている。

 そう考えれば『トランプ大統領が北朝鮮に頼んでミサイルを発射させている』のかもしれない(流石にそれはナイと思いますが・・・)。今回の事件では『中国およびロシアがどう反応するか?』に注意を払いたい。国連決議による経済制裁の行方に注目するべきだと考えます。

 我々はこういう時こそ冷静に判断しなくてはならない。
 配備されたイージス艦やPAC3は何の役に立ったのか?軍事力を増強しても問題は解決しない。
 最低限の備えは必要かも知れないが、軍備ではなく、外交で解決しなければならない問題なのです。