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イカロスは金星を目指す

2010-07-09 | 写真&イラスト



宇宙ヨット「イカロス」光を帆に受け加速成功

(2010年7月9日21時22分  読売新聞)

 世界初の宇宙ヨット「イカロス」(重さ310キロ・グラム)が、宇宙空間で太陽光を帆に受けて加速することに成功したと、宇宙航空研究開発機構が9日発表した。
 イカロスの帆は、約14メートル四方。
光にはわずかな圧力があり、現在は0・1グラムの物を持ち上げる時と同じくらいの力を帆に受けている。
 空気との摩擦がない宇宙では、時間をかければ大きな加速につながる。
6月9日に帆を広げてから1か月間の加速量は、静止状態から秒速10メートルへの変化に相当する。
イカロスは5月21日に打ち上げられた。
現在は地球から1800万キロ・メートル離れ、秒速26キロ・メートルで金星を目指している。
今回の加速は、進路に対して斜め後ろ向きで、少し減速する形となり、軌道が金星に近づいた。
この技術は、将来の惑星探査に応用が期待される。
(引用終わり)


(庭のシモツケソウ)

「はやぶさ」の快挙に続いて、帆だけで宇宙空間を航行できること、及び薄膜太陽電池で発電出来る事の世界初の実証を目指して、「イカロス」も頑張っていますね。
世界初のソーラーセイル「イカロス」はゼロエネルギーで宇宙空間を飛んでいます。
「イカロス」の帆はポリイミド膜という7、5マイクロメートルの厚さしかないのに非常に丈夫な素材で出来ているそうです。
ちなみにラップが100マイクロメートルだそうですから、いかに薄いのかわかりますね。
やはり2番ではだめなのです。世界初というのに意味があるのです。

イカロス頑張れ!




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