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ドサ月記の過去の四方山話の倉庫
あちらのブログの裏話

玄関

2007-10-05 22:10:06 | リフォームもん

 玄関の天井に別注していた「あじろ」(黒部市松という文様)が出来上がって、天井に嵌め込んでもらって玄関(エントランス)が完成(正確には玄関前・・・左のガラガラの扉を開けると玄関)した。2階が我が家の玄関である。
 細かく説明すると・・・正面左のガラガラの戸は前の家から持ってきた約50年ものの引き戸。その上には、前の家の座敷にあった欄間を加工したもの。正面には竹をモチーフにしたヤマギワで手に入れた照明とその下には以前ご紹介した丸窓。さらに下には、前の家の庭にあった150kgはあろうかという天然石。(大工さん達が命がけで2階に上げてくれた)腰板?には、ゴマ竹を平面分割したものを貼っている。見えないが右の窓の下にも貼っている。そして壁は左官屋さんが塗ったんではなく、タイル屋さんが塗った「珪藻土」のぬりかべ。地面には、砂を樹脂で固めたもの。超!純和風なのである。来客者が料亭○○と呼ぶ玄関に仕上がった。こういう純和風は玄関(この内側)と3階の和室だけ。このエントランスからは想像出来ないような家になっている。
 この家を描いた第一枚目のスケッチ(アイデア)なんである。次回は門の予定。
 

書院造りの丸窓

2007-09-05 04:04:15 | リフォームもん

 引っ越して2ヶ月近く経つが、まだリフォーム真っ最中で遊びの部分になってきた。この家にアタックし敗れた建築家の皆様の為にもオッサンデザイナーが頑張らねばならない。(そんな大層なモンでなく、この家の象徴的な部分を遊びで作るんである)
 その第一弾が丸窓。当初『雪見窓』と言っていたが正式名称ではないのが判った。大工さんは腕は一流なのだが、こういった造作をした事がない。(今の建築ではよほどの好き物でなければなぁ)私も本建築で再現しようとは思わず・・・左官屋さんがいない・・・現在の職人さんに頼らない造り方を大工さんと模索している。
 元々玄関の扉(マンションの扉みたいなの)が付いていたところで、扉を別の位置につけるのでこの場所をただ塞ぐのはもったいないと思った。書院障子は前の家から持ってきた4枚セットの2枚を使って(新しい材料との色の差も愛嬌のうち)、竹は袖垣なんかを作っている竹屋(今時やっぱりあるんや、さお竹屋ではないんです)で燻し竹の太いのと細いのを買って、コンパネを曲げて作った窓枠にはめ込んでもらった。十分に風情がある。
 せっかくやから製作過程でのワンショットとなった。これに和風壁紙と珪藻土での仕上げをする。