
花巻から秋田県男鹿半島へ。土偶さんに会いたいと思いつつ場所が判らず男鹿へ、男鹿半島はなまはげの里で、早速『なまはげ資料館』へ、本当なら大晦日に行われるなまはげを毎日再現してくれる。背景や何が行われているのか、せいぜいが『行く年来る年』でしか目にする事が出来なかった我々をすっかりなまはげファンにしてくれた。秋田弁がまたいいんだわ。大晦日に本気で男鹿に来ようと思う・・都会人のあこがれの『かまくら』も体験したいし。
ホテルへ帰る(秋田市内のビジネスに宿を取った)のに時間があったので、昆虫採集をしていると、山の管理人みたいな人に『ウチのかあさんも虫が好きなんでちょっと家へ寄って』と言う。意味が良く判らない(秋田弁風テレビ語でしゃべってる)まま近くの家へおじゃまする。奥様が出てきて、山の管理をしているみたいな事を言う。ログハウスみたいなところだが、素人の手作りなのか木材を無駄に(ちゃんと乾燥させてない)使って自然をアピールしているのが気になった。私の目の前では言わなかったのだが、嫁さんに昆虫採集は自然を破壊するからやめるように言っていたそうだ。
ここ数年。私達親子が昆虫採集をしているとよく言われる言葉だ。私達は昆虫の死骸を集めて並べているんではなく、採取日などのデータを付けて長居自然博物館での同定会で同定してもらっているれっきとした標本を作っている。その事を言ってくる人はデジカメで撮れば十分だと言う。何も殺す事はないと。
案にたがわず、その人もデジカメ写真の山を見せてくれたが、肝心のデータがない。同定もされていない。昆虫写真家気取りなんである。もう、うんざり
とかく自然派の人達は他人も自分のフィールドに招きたがる・・・ちゅうか、地球を護る正義感・・・わたしは、うんざりである。声を大にして言いたい。自然派は私は嫌いだ。昆虫採集で野山を走り回っているが、私は(息子も含めて)コンクリートジャングル人なのである。
後日、残暑見舞いが来た。『一日一組限定で山を案内している』んだと。自然を食い物にしているのは誰?・・・ちょっとむかつきましたんで