焼き肉店食中毒 神奈川でも６人重軽症 社長から事情聴取(産経新聞) - goo ニュース
福島原発事故の影響で避難している周辺住民の避難所を東電幹部等が訪問したニュースをやっていた。怒りの感情をぶつける女性や「清水！土下座しろ！！」と罵声を浴びせる男性。その言葉に従い跪く社長らに無数のフラッシュが浴びせられる。そのVTRを見て、さも被災住民の味方の如く批判するF舘やMのらキャスターのドヤ顔がアップになる。
同じ様な絵面がユッケ事件でも行なわれている。焼肉屋チェーンの社長が深々と頭を下げ、謝罪するシーンを紹介した後でユッケなどの生食の危険性を深刻なナレーションで煽り、法整備が出来ていないと役所を詰る。
東電と焼肉屋。どちらも直接の被害を出した点で第一の加害者と言えるが、マスコミはどうなんだろうか？
原発は地震には堪えたが、予想以上の津波で周辺設備が電源を失ったのが発端となった。さらに危機管理の全くできない政府の対応が被害を拡大させた。マヌケな政府の対応は他の党でも同じだと言う声もあるが、それは違うと思う。「一刻も早く国家安全保障会議を招集しろ」と大半の野党は指摘していたが、マヌケな政府と民主党は応じなかった。結果としてマヌケ政府はアメリカの顔色を伺いながら対策を講じていった。しかも東電の責任で。
ユッケの死亡食中毒事故はどうだろう？
元々ユッケなど生肉のメニューは新鮮な材料が入手できる一部の店舗で提供されていた。それが今では安さを売りにする大衆店舗まで拡大しているが、それは消費者のクチコミだけで拡がったのだろうか？
「～の宝石箱やぁ」だの「○イウー」だのとタレントに喋らせて生肉食材を紹介していた情報バラエティー番組は無かったのか？中継先から「こんなに安く○○を食べられるんです！」と紹介していたニュースショーやワイドショーは無かったのか？他にも記者のコラムや巻頭や巻末のカラーで紹介していた新聞や週刊誌もあったハズだ。その時に生肉のリスクを紹介していなかった。
電力についても同じだ。八ツ場ダムでクローズアップされたダム問題で、イニシャルやランニングコストをグラフのフリップで紹介して、シールをメクリながら、「こんなに費用がかかるんですよ」と煽っていたのは誰だったか？
「あの原発は自民党が作ったモノだ」と一部の与党議員が弁明しているが、その原発を誘致し、国や電力会社から多額の補償金を地元に流した国会議員は今も全員自民党に残っているのか？推進した長老議員の一族で首長になった人間はいないのか？補償金や優遇で今まで不安を解消していた被災者はいないのか？
M永やK間のインチキエコノミストや最近は元の事務所のタレントが司会する番組に押されている朝の情報番組司会者を登場させた核廃棄物処理の啓蒙CMを放送しなかった局はあるのだろうか？
東電や焼肉屋の対応や法律に不備が無いとは言わないが、マスコミは「神話」を作るのに加担していた事をまず認めるべきだろうが、それをせずに一方的に直接の加害者をナジって相応の責任を回避するザマは、事故対応と収拾を全部東電におっ被せてトンズラしようとするマヌケ政府と同じだ。
