2019-11-05 | 出来事

私の事を、一番心配してくれていた最愛の兄が亡くなった。

76歳になったばかりだった。

「多発性骨髄腫」という血液の癌で、余命2年と宣告されていた。

2020年の東京オリンピックには、間に合わないのかなと思っていたところ、

高熱を出し救急車で運ばれ、2019年10月3日に肺炎で旅立った。


兄は、長年船舶関係の仕事をしており、70歳過ぎても会社に必要とされ、勤めていた。

「ようやく辞められたよ。これから好きなことをしてのんびり暮らす」

連絡をくれてから、半年後に余命宣告されたのだった。

その時に「後輩の為に、辞典作りを我が家でボランティアとしてやっている。

もし見るのだったらメールに添付して送ろうか」と言われたので送ってもらう事にした。

「検査員のためのキーワード辞典」というタイトルで、数枚だったら印刷して保存を

しておこうと考えていたところ、第1巻が57ページ、第2巻が61ページもあり、

印刷は無理! とりあえず「ドキュメント」に保存した。

後に義姉の話で、最後の第3巻を仕上げないまま亡くなった事を知った。


まだ小学生の二人の孫が、成人になるのを見たかっただろうし、

色々な事が、さぞかし心残りだった事と思う。


私はと言えば、何もしたくない、誰とも会いたくない、休みたいと思っているのに、

約束事は守らなければならないし、用事は次から次へと入って来るし、

きついきつい毎日を過ごしている。

心身共にこれほど弱るとは、思いもしなかった。

出かけた日は、家に倒れ込むような形でしばらく動けない。

今は、以前ほどではなくなってきているけれど。


兄はもう居ない。

突然思い出す。

この喪失感はいつ消えるのだろう。


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2 コメント

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Unknown (正子)
2019-12-04 16:26:27
お知らせで本当に驚きました。 心からお悔やみを申し上げます。

ここ最近 blogが投稿されていらっしゃらないので心配をしておりました。

本日は、元気なお姿をお目にかける事ができて 少しホッとしました。

寒くなってきましたので どうぞご自愛くださいませ
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 (まっきー)
2019-12-08 14:45:58
正子さん
ありがとうございます。
ご心配をおかけしました。
もう大丈夫と言いたいのですが、まだ無理です。
そのうち時間が経てばと思っています。
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