母@SYD

ま、これでいいや。いまのとこ。

イタイイタイ

2006-07-21 00:38:40 | コドモのこと
夜、いつもだったら私が先にお風呂に入り、
自分の髪や身体を洗い終わったあとで、長男を呼ぶ。
のだが、今日は時間が遅くなっていたこともあり、最初から一緒にお風呂に入った。

私が髪を洗っている間に、長男はトーマスのおもちゃを持って湯船に入り、
一人で遊んでいた。
すると、つるん、と足をすべらせ、湯船の中でひっくり返ってしまった。
一瞬のことで、びっくりし、長男の腕を引っ張ったのだが、
パニックになって、何度もお湯の中にもぐってしまう長男。
マジで、あせった。

お風呂で子供が溺れて死ぬことがある、とはよく聞く話。
だけれど、本当にそういうことがありえるのだな、と実感した。
たった10秒くらいの間だけれど、本当に、本当に怖かった。
長男にとっては、もっともっと怖かったに違いない。
もっていたおもちゃをぶつけたのか、おでこにたんこぶができてしまった。
震えながら泣いている。

「びっくりしたね。イタイイタイだったね。
 トーマス持ってたから、ぶつけちゃったんだね。
 もう大丈夫だからね」
と何度も何度も言い、抱きしめると、少し落ち着いたようだが、
泣きながらおでこを指差し、
「とまし、だいじょうぶ。イタイイタイ。だいじょうぶ」と繰り返していた。
お風呂から上がり、母が長男のおでこに冷却シートを貼ってくれたのだが、
それを指差しては、また「イタイイタイ」と母にも一生懸命説明していたらしい。

一瞬のことだけれど、本当に注意しなくては、と心から思ったできごとだ。
そして、痛かったということを、一生懸命説明していた長男の姿に、
またひとつ、成長しているんだな、と感慨深かったりもした夜だった。