母@SYD

ま、これでいいや。いまのとこ。

夏の一日

2006-07-13 23:29:57 | 思いつくまま
今日は朝から雨が降ったりしつつも、暑くなりそうな天気。
午前中に、気になっていた長男の髪をカットすることにした。

肌の弱い長男は、帰国してすぐにあせもだらけになり、
首周りは特にひどい状態。
そして、おそらく頭にもできているらしく、寝ている間にかきむしる。
で、全体的に短く、軽くしてあげよう、と。

庭に椅子をおいて座らせ、タオルを首に巻いてチョキチョキ。
シドニーの家で使っている100円ショップで購入したはさみとは違い、
とってもよく切れる。
母に聞くと、なんと私が子供の頃から使っていたものだとか。
母は、このはさみで、姉、兄、そして私の髪をいつも切ってくれていた。
同じように庭に椅子をおいて、首にタオルを巻いて。
もう20年以上前の話。(年がばれそうだ…)
自分が母になって、同じ場所で、同じように、息子の髪を切っているなんて、
とても不思議な気分だった。
そのできばえは、よく切れるはさみのせいか、けっこういい感じ。

髪を切り終えた頃、兄が、たくさんの鰯(イワシ)を持ってやってきた。
私のいなかは、名前を聞けば、おそらく誰もが知っている漁港の街。
わが実家も、漁業に関連した仕事をしている。
そのおかげで、魚には困ったことがない。
いつも漁師さんから大量の魚をいただくのだ。
今日も、そうだった。

水揚げされたばかりのイワシは、魚屋に売っているものとは、まったくの別物。
澄んだ目をしていて、身もひきしまって、とてもキレイ。
早速母がさばいて、まずは刺身にしてくれた。
これが、まあ、ほんとにウマイ!
脂がのって、とろっとしていて、臭みはまったくない。
今日の昼ごはんは、刺身と塩焼き。
小さいイワシだったけれど、おそらく7~8匹は食べてるはず。
食べすぎ…。でも、ほんとにほんとにおいしかったのだ。
幸せ、と、心から思った。

庭で息子の髪を切り、とれたての魚を食べる。
もし私が日本に住み、子育てをしていたら、こんな生活をしているんだろうか。
それはそれで、幸せかもしれない。
…な~んてことを考えたりした、夏の一日。

このあと、昼も夜も、長男の寝かしつけでバトリましたけど、ね。