嫁の鏡

帰宅すると、玄関の鍵が閉まっていた。
チャイムを押す。“ピン・ポン”という高い音色が響く。市内に。ここ数日空に貼り付いていた鉛色の雲が裂け、隣人が窓から顔を出し、犬が遠くで吠え始めた。
僕はダッシュした。メロスは激怒した。それはどうでもいいぜ。太宰くん。脱兎のごとくダッシュした。目を赤くし、耳に手を当てて、うさちゃんピ（ry
数分の間、雲の隙間から様子を見ていたが、誰も出てこなかった。
戻り、もう一度押した。“ピコンピコンピコン・・・”お、頑張れ、ウルトラマン。
すると、扉の向こうから、嫁の声がした。『合い言葉を言え』
合い言葉か・・・他愛もない。
僕『いくよ』
嫁『くるよ』
僕と嫁『どやさ』『どやさ』
すると、ドアが開く。ドアがぐにゃぐにゃに捻れた。絞られた雑巾のように。なんか怖いので、勝手口から家に入った。『ちわ～、三河屋です！』って。客に向かって『ちわ～！』とは無礼なもんだな。
そして、ようやく顔を合わせた嫁とハグする。
僕『ただいま、歯茎』
嫁『おかえりなさい、歯車！ごはんにする？先にお風呂にする？それとも・・・ウイイレする？』
ようし。今日は負けないぞ。

そんな脳嫁。

検索ワード

うちのブログの検索ワードを見てたの。

《国分太一　ガッポン》
これはわかります。
僕はガッポンさんじゃないけど。ごっつぁんゴールみたいな(笑)
ガッポン先生、ありがとうございます。

《憂　アイス》
『けいおん！』の平沢唯ですね。僕は唯ちゃんじゃないけど。
僕も憂ちゃんにアイスをおねだりしたい。

《無敵アスミン》
・・・う～ん。これは・・・う～ん。