ちょうど悪い日の飛行機

朝から雷がなり、ゴブウという風の音が響き、バチバチとシャッターに雨が当たっているような日。夕方からは、雨が上がっただけで暴風はそのままだったあの日。そんな勢力の強い低気圧が日本上空をウロウロしていた日に、ちょうど悪く飛行機に乗る事情があった私です。

飛ぶのか飛ばないのかの議論は殆どありませんでしたけど、使う飛行機がまだ羽田に到着していません、とのことで、45分、60分とドンドン遅れていき、結局、1時間30分以上遅れて出発です、というアナウンス。最終便でしたので、出発が21時台に入ってしまいました。暇だから、とラウンジを端から端まで歩いてみたのですが、20時を過ぎると売店が閉まること閉まること。
「お腹減ったし、お菓子かなんか、、、」
となっても何も買えないという、悲しい状態になってしまいました。私は21時台に出発できましたので、まだ我慢の範疇でしたけども、情報モニターに映っていた23時30分発予定などという絶望的な便に乗られる方は、本当に、どうしているのでしょうか。私などは、持って行ったネットブックの電池も切れ、あまりになにもすることが無いので、10分200円のマッサージチェアを使ってしまいましたよ。

飛行機の中で色々やろうと思っていたのですが、その飛行機が揺れるのなんの。揺れなかった時間は5分位で、それ以外の時間は常に
「グアングアン」
と表現してもいいくらいに体が左右に揺らされて、この私でも手摺を掴んでいないとちょっと怖いというような状況でした。機長さんが、
「重ね重ね申し上げますが、機体が揺れても、飛行の安全には一切問題ありません」
と放送しておりましたが、あまりの強調っぷりに、
「本当に大丈夫なのだろうか」
と不安になってしまいました。あんまり強調するのも如何なものか、という典型例かと。

ちなみに。
人生で初かもしれない飛行機酔いになりかけてしまいまして、かなり気分が悪くなり、エチケット袋をどうやって使えばいいのか、使ってしまったら処理はどうすればよいのか、真剣に悩んでしまいました。結局使いませんでしたし、気分も悪くなりかけのレベルで済んだのでヨカッタですけどもねえ、、、。