最近、旅慣れるとは、どういうことなのかなあと思う時があります。私は国内海外とも人並みに旅行する方だと思っておりますが、自信をもって「旅慣れた」とは、なかなか言い切れないものです。肩ひじ張らずもっともっと力を抜いて、漂うような旅行ができたらいいのにな、といつも思いつつ、ベルリン-コペンハーゲン旅行も予定をギッチギチに詰め込んでしまいました。私の旅行の中ではプラハ旅行と同じかそれ以上にいろいろなところを見に行って、ホテルに戻ったら毎日ヘロヘロでしたよ。特に大変だったのは、ベルリン主要美術館博物館を全部回った3日目と、ベルリンからコペンハーゲンに移動してヘルシンゲルに行って人魚姫像見てそこから歩いてコペンハーゲン中心部まで戻った4日目で、ホテルに着いたら思わず「ツカレタゾー!!」って声が出ました。それでも旅行当時は、こんなになんにもしない旅行でいいんだろうか、と思ったり思わなかったりしていましたので、もうこれは性分なんだと思います。体力的に持たなくなるまでこの調子なのかもしれません。
昔は海外旅行が大イベントで、それこそ一生に一度というものだったと思われます。当時のエッセイなどを読むと、旅慣れた人はパックツアーを使わず、飛行機に乗るときは手ぶらで、、、という感じの事が書かれていました。今現在でこれらの記載を考え直してみますとどうでしょうか。
基本的に個人旅行(飛行機とホテルだけ取って、あとは自分で)の私ですが、パックツアーを使った方が良い面がたくさんあると思うことしきりですので、パックツアーだから旅の素人というイメージがありません。個人旅行で行くと難易度が跳ね上がる観光地というのがやっぱりありまして、そういう場所にすいすい行けるのは、パックツアーならではのいいところです。釣りがヘラブナに始まりヘラブナに終わるといわれるように、旅行もパックツアーに始まりパックツアーに終わるようなところがあるのではないかと思います。
飛行機に乗るときに手ぶらというのは、現在ではあまり旅慣れた人のイメージにつながりません。ロストバゲージやらなにやらのリスクを鑑みますと、着いて数日は過ごせるよう手荷物を用意したり、場合によってはすべての荷物を機内持ち込みできるサイズに抑えたりというのが旅慣れた人のイメージに近いような気がしています、、、が、私の知る海外旅行やら海外出張やらをたくさんなさっている方々には、小さなスーツケースだけの方もいますし、大きなスーツケースに全部全部入れていく方もいますしで、なかなか統一見解を持ちにくいような気がします。旅慣れのひとつの極値であるところのバックパッカーさんなんかは、その名の通り大きいリュックサックをいつも背負ってらっしゃったりしますしね。
私自身の話として、なんとなく旅慣れたかもなあと思っているのは、飛行機やホテルのチェックインといった、世界中であまり変わらない作業については、言語が通じなくともなんとなくできるようになったとか、疲れたらその場その場にあるカッフェーに気後れすることなく入れるようになったとかなのですが、いやはや、初めてスタバにはいったんじゃないんだからという、なかなか旅慣れたと言い切れない内容です（とかなんとか言いつつ、コペンハーゲンでもベルリンでもあんまりカッフェーに入らなかったかもしれません)。でも、空港で職員さんにいろいろ言われたり聞かれたりしても動揺しなくなったり、チェックインでアレコレお願いすることができたり、ぷらっとその辺のお店に入って覚束ない英語で注文したものが美味かったりすると、一つハードル越えたなという気分になるものです。私の知人のお年寄りの方も「海外のレストランでさ、自分で飲み物たのんだんだ」という、はたから見ると実に些細な事を嬉しそうに話されます。そういう一つ一つが、やっぱり楽しいものですよ。
よく考えたら、頻繁に出張するような仕事であったり、生活拠点がうつったりでもしない限り、海外に行くのは非日常ですし、そもそも旅行は非日常に向かうものじゃないですか。そういう行為に対し、わざわざ慣れなくてもいいじゃないかという気もしてきます。油断せず適度に緊張感を持つのも大事ですから、ますます慣れる必要なんかないんじゃないでしょうか。せいぜい、コツをつかんだくらいにしておいて、非日常を適切に楽しんでいけたらなあなどと思いつつ、1年以上かけたベルリンコペンハーゲン旅行のレポートを終わります。
次はどこに行きましょうかねえ。
昔は海外旅行が大イベントで、それこそ一生に一度というものだったと思われます。当時のエッセイなどを読むと、旅慣れた人はパックツアーを使わず、飛行機に乗るときは手ぶらで、、、という感じの事が書かれていました。今現在でこれらの記載を考え直してみますとどうでしょうか。
基本的に個人旅行(飛行機とホテルだけ取って、あとは自分で)の私ですが、パックツアーを使った方が良い面がたくさんあると思うことしきりですので、パックツアーだから旅の素人というイメージがありません。個人旅行で行くと難易度が跳ね上がる観光地というのがやっぱりありまして、そういう場所にすいすい行けるのは、パックツアーならではのいいところです。釣りがヘラブナに始まりヘラブナに終わるといわれるように、旅行もパックツアーに始まりパックツアーに終わるようなところがあるのではないかと思います。
飛行機に乗るときに手ぶらというのは、現在ではあまり旅慣れた人のイメージにつながりません。ロストバゲージやらなにやらのリスクを鑑みますと、着いて数日は過ごせるよう手荷物を用意したり、場合によってはすべての荷物を機内持ち込みできるサイズに抑えたりというのが旅慣れた人のイメージに近いような気がしています、、、が、私の知る海外旅行やら海外出張やらをたくさんなさっている方々には、小さなスーツケースだけの方もいますし、大きなスーツケースに全部全部入れていく方もいますしで、なかなか統一見解を持ちにくいような気がします。旅慣れのひとつの極値であるところのバックパッカーさんなんかは、その名の通り大きいリュックサックをいつも背負ってらっしゃったりしますしね。
私自身の話として、なんとなく旅慣れたかもなあと思っているのは、飛行機やホテルのチェックインといった、世界中であまり変わらない作業については、言語が通じなくともなんとなくできるようになったとか、疲れたらその場その場にあるカッフェーに気後れすることなく入れるようになったとかなのですが、いやはや、初めてスタバにはいったんじゃないんだからという、なかなか旅慣れたと言い切れない内容です（とかなんとか言いつつ、コペンハーゲンでもベルリンでもあんまりカッフェーに入らなかったかもしれません)。でも、空港で職員さんにいろいろ言われたり聞かれたりしても動揺しなくなったり、チェックインでアレコレお願いすることができたり、ぷらっとその辺のお店に入って覚束ない英語で注文したものが美味かったりすると、一つハードル越えたなという気分になるものです。私の知人のお年寄りの方も「海外のレストランでさ、自分で飲み物たのんだんだ」という、はたから見ると実に些細な事を嬉しそうに話されます。そういう一つ一つが、やっぱり楽しいものですよ。
よく考えたら、頻繁に出張するような仕事であったり、生活拠点がうつったりでもしない限り、海外に行くのは非日常ですし、そもそも旅行は非日常に向かうものじゃないですか。そういう行為に対し、わざわざ慣れなくてもいいじゃないかという気もしてきます。油断せず適度に緊張感を持つのも大事ですから、ますます慣れる必要なんかないんじゃないでしょうか。せいぜい、コツをつかんだくらいにしておいて、非日常を適切に楽しんでいけたらなあなどと思いつつ、1年以上かけたベルリンコペンハーゲン旅行のレポートを終わります。
次はどこに行きましょうかねえ。
