酒とサカナとたびの空

日常の飲み食べや、たび空からの忘備録

むらさき@大阪府肥後橋

2021-12-09 07:15:00 | 大阪の旅の空
この旅唯一事前予約をしていたお店

日本の大切な食文化の一つである鯨料理

その中でも大阪ならではのはりはり鍋〜ここでははりしゃぶ鍋だが〜がお目当だ

予約の名前を伝えテーブル席へ案内される

コース料理がお得な様だが、食べたいものをアラカルトで注文する

■本日の注文!
【ビール中瓶(680円)】

突き出し

説明はなかったけど、干し大根を戻したものかな?
鯨の脂も感じる
おいしい

【刺し盛り(1900円)】
【尾の身(2700円)】

左の4種
本皮、赤身、鹿の子、サエズリ
本皮は硬い皮の下にたっぷりの脂身
黒皮に細かな切れ込みが入っているが硬さが少し口に残る

赤身はマグロと馬刺しのいいとこ取り

紅白のコントラストが美しい鹿の子は顎下の肉

サエズリは舌

右側は別注の尾の身

かの海原雄山が、旨い刺身5指に次いで、
「鯨の尾の身は格別だし…」
のセリフに憧れ数十年
奮発して注文してみた

まだ凍っているけれど、舌の上で徐々に溶け全容を表すとなるほどな旨味

【自家製白ベーコン(1300円)】

幼い頃から父親の肴で卓によく上がっていた鯨ベーコンが大好きだった

当時はまだベーコンの代用だったはず

いまや本家を凌ぐ程効果になった

ここのは更にランクが違う旨さ

辛子マヨネーズがまたイイね

【鯨はりしゃぶ鍋(2900円)×2人前】

鹿の子、本皮、赤身がそれぞれ水菜を抱く

軽くしゃぶしゃぶ

ウマイ!!

鹿の子はしゃぶしゃぶする事で刺身以上に旨味が活性する

本皮は火を通すことで黒皮が柔らかくなり、刺身よりも圧倒的にしゃぶしゃぶに軍配を挙げる

赤身だけは刺身の旨さが勝るかな

【細うどん(400円)】

軽く泳がせて

鯨の旨味が溶け出したスープは最後まで残せない

これにツレのソフトドリンクをプラスして、お会計は14610円

安くはないけれど、伝統の食文化を堪能出来るならば決して高くはない

おいしかったです

ごちそうさま

20211112