木曜日夜から土曜日にかけて大規模な水道管工事のためにパナマ市全体が断水になりました。幸い職場もマンションも非常用タンクのおかげでしばらくはもつんだけど、さすがに24時間を超えると厳しい。金曜日の昼頃に今回の断水はさらに長引きそうだというニュースが飛び交い世の中が落ち着かなくなってきた。タンクの水がすでになくなったビルなんかはオフィスを早々に閉めたようでお昼頃から帰宅ラッシュが始まっていた。落ち着かないわたしも1時間早退してスーパーで飲み水を買い、高速シャワーを浴び、トイレ1日分の水をバケツに確保。その後しばらくして蛇口からは水が出なくなった。我がマンションの断水は金曜夜から土曜朝にかけてだったので、困ったのは歯磨きくらいで貯めておいた水で対応しました。結局土曜日午前中には低めの水圧で供給が再開されたため、日常にはさほど影響ありませんでした。
水がないって困るー。
それにしても、日本だったらこの規模(市全体)の水道管工事だったら事前の通知を行なって、おそらく夜間に一気に行うんだろうな。「ご迷惑をおかけします」というスタンスで。日本で今回のようなことになったらどれだけ市民が苦情を言うことか。水道局のいつ終える見込みとのアナウンスも一切ない工事に対して「こっちだってがんばってるんだよ。仕方ないでしょ?」くらいの堂々たる対応に拍手を送りたい気持ちになりました。
どっちがいいかはわかりませんが、パナマ(ラテンアメリカ)国民がフレキシブルだということは間違いないかな。文句を言うとかどうすればよかったか考えるとかいうことはせず「それは大変!でも仕方ないよね。」と乗り越える。その場が終わればすっかり忘れちゃう。だから同じことが繰り返されるのだと思います。
郷に入っては郷に従おうと思っています。
P.S. この予告なき水道管大工事の原因が電柱を地中に埋める工事の失敗による巨大水道管の破裂と知ったときは、さすがパナマと感心すらしました。失敗した人たち怒られてるだろうなぁ。どうなっちゃうのかなぁ。
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