先日高校時代のオトモダチ二人と子連れで集いまして、大いに学んだことがあったので書いておこう。
二人とも男の子と女の子一人ずつ子どもがいて、それぞれの二人の男の子がしっかりオタク…もとい博士系男子に成長していて感動してしまった。
両家とも女の子たちは男の子ほどわかりやすいハマりものはないと言っていたし、学校で見ていても男の子の方がそういう気質っていうのはありそう。
その日サッカーの合宿で来ていなかったソーシくんのことは前々からとてもかわいいと思っていて、「虫やら漢字やらサッカーやら好きなことにのめり込んでのびのび育っていていいなぁ。我が子もこんな風になったら面白いなぁ」と眩しく見ていた子。
ダンゴムシをわしゃっと一抱え持って帰ってきて「この中にメスは2匹しかいない」と言うなど虫博士エピソードは数え切れない。
その場にいたもう一人の男の子、コータくんはすっかり恐竜博士。
最後に会ったのは5年前で、その時はまだ幼稚園にも行ってなかったような。
現在小学2年生になり、自分なりの図鑑をまとめていたり、何も見ないでいろんな恐竜の絵を描いたり粘土で作ったり(ダイナミックな動きも表現)、特徴を言えばどの時期のどんな恐竜か当てられたり、それはもう恐竜版「さかなクン」。
リビング横の子供部屋の棚の上にはフィギュアと粘土で自作した恐竜たちがびっしり。
図鑑や本は改訂版もしっかり買い揃えていて、壁いっぱいの本棚もぎゅうぎゅう。
最初は人見知りっぽくゲストとは距離をとっていた(リビング横の子供部屋に一人こもってドアを閉めていた)コータくんも我々大人が彼の恐竜博士っぷりに感動して、というか彼の作品がすごすぎて恐竜そのものに興味をもってどんどん話を聞いてくるもんだから、だんだん近くで過ごしてくれるようになった。
コータくん母(レイコ)は、
「この人福井(恐竜博物館)でこれまで貯めてきたお年玉から六万も使ったけんね!」
「博物館行ったと思ったら本物の恐竜の歯の化石買ってきたけんね!五千円もするとよ!」
といちいちお金の話をしつつも、息子の恐竜へのハマりっぷりを「やるならとことんやれ」と心で応援しつつ、そんな息子を面白がっているのがとてもよく伝わってきた。
そりゃ恐竜が好きな子はたくさんおるやろうけど、コータくんがここまでになったのは本人の熱量と親が整えた環境のおかげであることは間違いない。
レイコは「勝手に…」とか言ってたけど、いやいやいやいや。
本や図鑑を買い、粘土や紙やノートやスケッチブックを大量に用意し、博物館に連れて行き、フィギュアや化石を買うことを許し、クイズを出し、話を合わせ、父と母の応援がなければここまでにはなってないと思う。
そんな子育てめちゃくちゃステキと思って、とてもいい気分で帰ってきた。
我が息子タロー氏も何かしらのヲタになったら楽しいなぁ。
母は何にでも興味をもつのが得意なので、(出しゃばりすぎないように気をつけながら)ついていきます。
楽しそうに子育てをしている友人と「好き」を応援してもらってのびのび個性を磨いている子どもたちが周りに多いので、いつも温かい気持ちと刺激をもらっています。
幼少期に何かにハマるって絶対に素晴らしいこと。
ヲタバンザイ!