<12月31日>
↑2017年12月31日、ボカスデルトロで悪天候の中ボートで島巡りツアーに出た18名が行方不明となり、翌日ある島で全員無事に見つかって保護されたというニュースです。
わたしたち、生きててよかった。
笑えない話になるところだった出来事を笑える思い出にしようと思います。
大晦日、朝からしとしと雨。島巡りツアーを予約しているとはいえ、あいにくの天候だったので宿のオーナーに相談したところ、「この地域は雨季でも1日中降ることはほとんどないから、もう少ししたらきっと止むわよ!今雨だからって何もしないのはもったいないわよ!」みたいに元気に送り出された。宿から街中までの移動ですでに川が増水して川じゃない場所が川になっていて車が進めるかという騒動があったり、悪天候でサーフィンを諦めた巨大なブラジル人サーファーがテンション高く我々の乗っているバンにサーフボード共々乗り込んできてぎゅうぎゅうになったり。
ツアーを申し込んでいた旅行会社になんとか到着。可愛いお姉さんに可愛らしい地図をもとに旅程の説明を受けた。
イルカを見て〜、シュノーケリングして〜、島のレストランに寄って〜、国立公園になっているボカス随一の美しさを誇る「ザ・カリブ」なビーチに行って〜、白い砂浜にヒトデがいっぱいいるところに行って〜、ナマケモノがいる森を見学して〜、夕方に帰ってくるツアー($25)という、大変魅力的なツアーのはずでした。
まさかあんなことになろうとは。
どうなったかというと、
↑びしょ濡れになりながらボートで凍え、いつか雨が止むことをひたすら祈り、
↑イルカがいるはずのポイントにイルカはおらず、まだ雨は止まないのかと不安になり、
↑それでも無理やりシュノーケリングをしようとしたら一気に潮に流され、
↑別のボートにリアル救助され(写真の海にいる赤いライフジャケットの3名)、
↑流されなかったメンバーもただひたすら浮き輪にしがみつき、
↑仲間の救助を見守り(その一部始終を写真に撮っていたわたしに対する賛否あり。笑)、
↑凍えながらたどり着いたレストランで凍えながらランチを食べ(美味しかった)、
↑これ以上の旅の続行は苦行でしかなかったので、「ザ・カリブ」なビーチもオレンジのヒトデがたくさんいる白い砂浜も見ることなく、全員一致で道半ばで引き返すことを決めたのでした。
レストランの後、引き返したわたしたちのボート。そこから次のポイントに向けて出発したボートもありました。おそらくそれらのボートのいくつかが一番最初に紹介した行方不明事件の被害者となったようです。同じ日同じ時刻同じ場所から同じルートのツアーに参加した人たちが行方不明になっていたとわかってゾッとしました。まさに、
紙一重。
そしてヘロヘロでたどり着いた宿では、
↑大雨で客室までの通路が浸水し、
↑巨大パパイヤの木も倒れ、
↑大雨で増水した庭にワニがいた!
その後も夜まで雨は降り続き、暗闇にワニがいる池のような庭を通ってレストランに行く勇気は誰にもなく、みんなで持ってきていたお菓子を食べて大晦日の夜を過ごしたのでした。
なんて日だ!
↑ただ、何度も思い出すのは、朝のバン(タクシー)で一緒になったブラジル人がやたら大きくてかっこよかったということ。友人のカリブ海レスキュー騒動と一緒にいつまでも思い出すことと思います。
こうやって2017年は幕を閉じたのでした。
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