SAPPORO・DE・SANPO

「ひな工房 八重の衣」で仲間とチクチクお雛様作りやっています♪

資料館deひなめぐり2025


2025.2.26 (水)~ 3.2(日)10~16時(最終日15時まで)
*今年は資料館の休館に合わせて水曜から5日間の日程で開催です。
札幌市資料館
札幌市中央区大通西13丁目
お問合せ:工房 祥       志 摩  祥 子 09095124908
お問合せ:ひな工房八重の衣   ヤマグチヒナコ 09028733959

八重の衣ってこんな感じ♪

ひな工房八重の衣工房紹介 2024.3.31

明治から太平洋戦争前に流行…「戦争柄」の着物地

2009年10月16日 12時45分50秒 | 環境・ECO・PEACE
 

先日ご紹介したmiyのあかちゃんの時の着物地。
あれは四つ身ではなく一つ身かもしれませんね。

そんな記事はこちらまたまた呆れられちゃいそうですが…(笑)

草の実会のボランティアをさせていただいているうちに
いろいろなことに遭遇するのですが
先日リトルローズでお目にかかったこんなメリンスの着物地。
これも先に紹介したように赤ちゃんか子供が来ていた着物の
端切れだと思われますが、
柄をよく見てくださいね

そうなんです

戦車や軍艦。それに馬に乗った兵士の姿。

最初、この布地に巡り合った時は
いつの頃の戦争かはわかりませんがそんな時代に直結したもので
手に取るのも辛くなるようなものでした。


それから数ヶ月後…。

今年の8月14日付け北海道新聞にこんな記事が掲載されていました。



今日のブログ記事のタイトルもその記事の見出しを拝借してしまったのですが
東海大学教授の乾淑子教授の記事でした。

記事によるとこういった戦争柄は1894年~1940年頃に
おもに男児の着物や男性用の長襦袢や
羽裏(羽織の裏地)に使われていたそうです。

時代の背景から軍隊だけでなく人々の暮らしにまで戦争が浸透し
無意識のうちに軍へ協力している時代だったと紹介されていました。

乾淑子教授はそれらの研究から本も出されています。


≪参照=図説 着物柄にみる戦争・戦争のある暮らし 乾淑子著 ≫

そこにもこのリトルローズで見つけた布地と同じような
着物地がたくさん掲載されていました。

このリトルローズで手にした着物地とたまたま見た新聞記事から
そんな戦争中の人々の世相を垣間見ることができたのですが
実際この着物を着ていた方はその後どうされたのでしょうか?
当時の生活の中では無意識にもこうして
戦争を加担するムードが作られていたことに
ショックも受けました。

今の平和な時代にいることに感謝なのですが
日本では戦争がなくても地球上ではまだまだ戦争がなくなっていない…。
みきょうさんブログのなかでも以前そんなことを綴られていましたわ。
そんな事をあらためて感じたmiyなのでした~。
コメント (4)
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