みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 26 「ギター!」

2008年03月28日 | トーダル
 ギター購入後、その晩、ホテルの部屋でさっそく弾いているところ。
 (入浴後のパジャマ姿で失礼。)
 スーパースター with スーパーギター in スーパーホテル の図。

「今日はずっと雨が降っていたので、この曲です!」
と言って「雨は降り続ける」という曲を歌ってくれた。(これはアルバム「LIRYKA」収録曲です。はちの子が大好きな歌。)
 トーダルはとにかくご機嫌でした。やっぱり借金してでも買ってよかったよかった。正解だよ。
 トーダルはギターに日本酒をふりかけていました。 

 ちなみにトーダルのこのギター(ギブソン・ES-335)について詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。あのきれいな赤色、チェリーレッドって言うんですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%96%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BBES-335

 ・・・・・・

 ところで・・・このギターですが、その後ベラルーシに戻ってから、ベラルーシ芸能界に衝撃を与えてしまうことになった。
 詳しくは、「トーダルの新しいギターで大騒ぎ」をご覧ください。
 ここまで大騒ぎになるとは、さすがに思っていませんでした。すごいな、ギブソン!
 
 また「トーダルが日本の思い出をラジオ番組で語りました」で、高松での話の日本語訳をアップしましたので、ご覧ください。


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 25 「ヤマハ高松店」

2008年03月28日 | トーダル
 高松に戻ったわれわれは、予約してあったスーパーホテルへ向かった。
 スーパーホテル高松・田町についてはこちら。

http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/50215/50215.html


「スーパーっていう名前がすごいよね。すごく謙虚だ。」
とトーダルは笑っていた。
 しかも高松市内で「ホテル・ナンバー1」というホテルもあることを知って、感心していた。(^^;)
 でも本当にスーパーホテルはすごかったです。朝食がバイキングで、好きなだけ食べられました。そして、トーダルの胃袋もスーパーだったよ。トレーを3回かえて、おかわりしていましたから。(^^;) (ご飯をお茶碗3杯おかわり、じゃくて、トレー3回おかわりですよ。繰り返しますが。)
 スーパーホテルにしてよかった。
 
 さて、2月26日の夕方に話を戻すが、このとき、トーダルにとって人生を変えるような出来事が起こったのである!!!
 ホテルにチェックインした後、日本で一番長いアーケード街である丸亀町商店街を見物することにした。

http://www.kame3.jp/


 高松でも雨が降っていたが、屋根がある商店街だから助かった。
 しかし、とにかく長いし人は多いし、買いたい物もばらばらだったので、一応自由行動、ということになり、
「迷子になったら、スーパーホテルの前で集合。」「角を曲がらず、直進のみすること。」
と決めた。
 捨平が足袋を買ったりして進むうちに、トーダルの姿がどこかへ消え、私は日本人形の店「ひいなや」で、市松人形などを買っていた。

 ひいなやでお金を払っているとトーダルが、「ああ、やっと見つけた。」という感じで店内に入ってきた。
 そして、言うことには
「そこに楽器屋があって、中に入ったら、すごいギターが売られていた・・・! どうしよう・・・! ほしいけど、お金が足りない・・・。」
「え、いくらするの?」
「32万8000円!」
「ええっ、どんなギター?!」
「ギブソンの赤!」

 こうしてわれわれはトーダルの後について、そのギターを見に行った。
 その楽器屋とは、ヤマハ高松店だった。
 ヤマハ高松店についてはこちら。

http://www.yamahamusic.jp/takamatsu-s/shopinfo/

 
 そこでトーダルは、音楽雑誌の表紙ぐらいでしか見たことがなくて、ずっと前からほしいと思っていた夢のギターが売られているのを発見したのである。
「こんなギター、ベラルーシには売ってないし、ドイツやポーランドに行ったときも探したのになかった! それが、首都でもない日本の町の商店街で売られているなんて・・・!!!」
 ショック状態のトーダル。
「どうしよう・・・ほしいけど・・・お金が・・・でも・・・。」
という顔をしてますね。(画像参照。)
 まだ買うと決めていないのに
「とりあえず、写真だけでも撮って!」
と言うので、撮りました。

 閉店時間がさしせまっていたので
「とりあえず一晩、考えて・・・。明日の開店時間は10時半で・・・。ああ、でも気になって、今晩寝られない・・・。」
と迷い続けるトーダル。 

「お金がないって言うけど、今、財布の中に32万円も入ってないっていうことでしょ?」
「そう。ミンスクに帰ったら、ある。」
「じゃあ、貸してあげるよ。」
「でもそんなことを頼んで・・・」
ともめていると、捨平が
「買ってしまえよ。今晩寝られないんだろ? 今、買わないと後悔するぞ。ベラルーシには売ってないんだろ? それにお前のギターのせいで、明日の10時半まで、みんな待ってられないじゃないか。」
と口を挟んだ。
 確かにそうだ。もう二度とこんなギターとの出会いはないかもしれない・・・
 それで、トーダルは
「絶対にミンスクに戻ったらお金返しますから!」
と言い出した。
 しかし、実際には私は銀行に貯金があるものの、旅先で銀行のカードなんて持ってきていないし、もう夕方で貯金を引き出せる銀行のあるところを探すのも困難と思われた。
 そこで、うさぎさんのクレジットカードで支払い、京都に戻ってから私が銀行から貯金を下ろして、うさぎさんに返し、ミンスクに帰ってからトーダルが私にドルで返す、ということになった。

 トーダルは
「金持ちの友達がいてよかった・・・!!!」
と言っていたが、それを言うなら
「金持ちで、気前よくて、親切で、困っている状況を理解してくれて、さらに借金を返してくれると信用までしてくれる友達がいてよかった。」
と言っていただきたい。(^^;) 

 しかし、夢のギターを買うことができて、トーダルは顔をくしゃくしゃにして喜んでいた。
 ケースに入ったギターを店員さんから渡されたときのトーダルの顔は、私は忘れられないだろう。
 
 後でトーダルは
「タカマツは・・・聖地です!」
と叫んでいたよ。(^^;)

 ありがとう、タカマツ!
 ありがとう、ヤマハ高松店!
 閉店間際ぎりぎりまで、迷ったり、騒いだりしてすみませんでした。
 担当してくれた店員さんは、トーダルのことを「芸能人のオーラが出ていて」すぐにプロだと、分かったそうなんだけど、これもすごいよね。
 ヤマハの店員さんともなれば、そういうオーラが見えるのか、それともトーダルのオーラが大きく発光しているのか・・・。