みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 60 「ミンスク到着」

2008年04月29日 | トーダル
成田を飛び立った飛行機の中でトーダルが言った。
「今まであちこち外国へ行ったことがあるけど、飛行機を1日で3回も乗り継いだことはないよ。」
 今までトーダルが行ったことのある国の中で日本が一番遠いのだから、確かにそうなる。
「こういうのが、世界的に有名なスーパースターのライフスタイルだね。でさ、3月3日に出発して到着するのも3月3日ってことは、すごく長い1日になるんだ。」
と笑っていた。
「今日は僕の人生の中で一番長い日だよ。」

 飛行機の中ではトーダルは往路と同じようにウイスキーを飲みながら、読書と執筆と映画鑑賞をしていた。
 またイギリスのコメディー映画を見ながら笑っているトーダルをと横目で見ながら、私はトーダルが言った「世界的スーパースター」のことを考えていた。
 他にもプロモーションビデオが機内で見ることができたので、トーダルに言った。
「自分の作品のプロモーションビデオ作ったら? それで、それをMTVで流して、ヒットしたらあっと言う間に世界的に有名になれるよ。」
トーダルは以前、PVを作っていたが、最近は全く作っていない。(ユニセフ創立60年記念アルバム「子守歌」収録曲のPVには、山猫役で出演しているが・・・。)
 この質問に対し、トーダルは
「そのとおりだと思うんだけど、PVを作る時間がない。それよりアルバムを作ったり、コンサートをしないと・・・。」
と答えた。それで
「じゃあ、ベラルーシフィルム(ベラルーシの国立映画スタジオ)が映画作るときに、俳優として出演したら? そういうオファーってきてないの? 歌手が俳優デビューするのはよくあることだし。(演技力があるかどうかは別として!)ミュージカル『預言者』を降板するまでは、演技指導とか受けたでしょ? 映画デビューもできるんじゃない? ただ、そういう話がベラルーシフィルム側からこないと、出演できないけど・・・。で、出演した映画がアカデミー賞なんか取ったりすると、君もすぐに世界的に有名になれるよ。」
と話したら、笑っていた。しかし、ベラルーシフィルムも最近は、ちゃんとした映画を製作していないし、できるだけの予算がなさそうだ。(というようなベラルーシ映画事情はトーダルもよく知っている。)

 だから、こう言ってみた。
「そうだ! ベラルーシフィルムのオファーなんかのんびり待ってても仕方ないよ! 自分で映画をつくればいいんだ! 監督も主演も自分ですればすぐに映画デビューできるじゃないか。」
 するとトーダルは右手を差し出し
「ちょうど同じことを考えていたんだよ!」
 握手した後、トーダルは執筆ノートを広げて
「監督、主演、脚本、音楽担当。」
と書いた。
「そう! 短い作品でいいんだ。低予算でもいい作品はできる。」
「うん、たくさんのお金なんかいらないでしょ? だって、第2次世界大戦ものや歴史映画を撮るわけじゃないんだし。それより、もっと現代を生きているベラルーシ人の生き様が分かる作品を作ってよ。」
 と注文しておいた。
 本当にトーダルが映画を作ったら、私が日本語字幕をつけますよ。

ようやくウイーンに到着。
 トーダルは乗り換えのための待ち時間の間、ウイーン在住のベラルーシ人ジャーナリストからさっそくインタビューを受けることになっており、空港からウイーン市内へ移動。
 そのときのインタビューの内容については「トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 1」をご覧ください。

 その間私はウイーンの空港で寝ていた。
 出発時間1時間前にトーダルは空港に戻ってきた。トーダルは
「有名なウイーンのオペラハウスを見たよ。」
と大喜び。
 そして免税店でウイスキーを購入した。
「ミンスクに到着したら、これで乾杯する。」
と言っていた。

 本日3回目のフライト。でも、もうすぐミンスクだ。心配なのはギターだけ。
 このとき乗った飛行機ではマーサ一家3人は前の席に、トーダルは後ろの席で、ベラルーシ人のお姉さんとインド人ビジネスマンに挟まれて座った。
 インド人ビジネスマンはロシア語は分からなかったが、英語はできたので、トーダルはさっそくお姉さんにロシア語で、インド人には英語で日本の話をし始めた。
「とにかく日本の料理はすっごくおいしくて、特に海の幸が・・・ぺらぺらぺら・・・イン ジャパン ベリーベリーナイス!!!・・・」
とミンスクに到着するまで、しゃべりまくっていた。(^^;)

 こうしてミンスクに到着。問題のギターは・・・
 画像のようにプチプチでくるまれた状態で出てきたが、そのプチプチがあちこち破れていた。
 しかし、中身は大丈夫なようす・・・。ああ、よかったあ・・・

 それにしても、ミンスクに着いたとたん、鳴り始めるトーダルの携帯。さっそく1週間後の3月10日に出発するフランスでの公演について、担当者から電話がかかってきて、
「さっきミンスクに到着しましたから・・・」
と話すトーダル。ああ、いつもの超多忙生活が再スタートされた。日本では旅もゆっくりできてよかったね、トーダル。

 空港の建物を出て、友人の迎えの車がくるまでの間、トーダルはウイスキーを開けた。
 それをはちの子で除く3人で飲んで乾杯した。トーダルははちの子を抱き上げて「好きになったよ、はちの子ちゃん!」
とキスをし、それからミンスクの夜空に向かって日本語で叫んだ。
「アリガトゴザイマシタア・・・!!!」

(これで終わりだと思ったら間違い。)

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 59 「伊丹空港、そして成田」

2008年04月26日 | トーダル
 伊丹空港に到着。ここでマーサの父、母、うさぎさんとはお別れである。
 ここでいやな予感のすることが起こってしまった・・・

マーサ両親やうさぎさんがベラルーシへ行くときは、新幹線は利用せず、飛行機を乗り継いで行く。
 そのときは伊丹空港で荷物を預けると、受け取りはミンスクになり、便利である。

 しかし、われわれベラルーシ隊は日本へ来るときに新幹線で東京から京都へ行くことを強く希望したため、飛行機のチケットをベラルーシ国内のオーストリア航空オフィスで、ミンスク・成田間を往復で購入しただけだった。
 帰路の伊丹から成田までの飛行機のチケットはマーサ父が日本国内で買っておいてくれたのである。
 すると、チケットを購入した場所が異なる、という理由で、一度成田で受け取ってから預け直してください、と言われてしまった。
 
 どっちにしろ、ギターは絶対手荷物である。それが二つあるので、一つはトーダルの荷物、もう一つは捨平の荷物ということにして運んでいた。
 手を振りつつ、
「アリガトゴザイマシタア!」
と見送ってくれたマーサ両親とうさぎさんに挨拶。 
 
 その後は順調に機内に座ることができた。しかし、フライト時間が短いせいか、飲み物のサービスはあったが、食べるもののサービスがなかった。
 幸い、前日、朝日新聞のインタビューを受けたカフェ「Hohey ant」で買ったベーグル4個を持ってきていたので、それを食べて朝ごはん代わりにする。いろいろなもの(レーズンとかチーズとか)が入っていて、おいしかったです。

 初めて日本国内を飛行機で移動したトーダル。日本人スチュワーデスさんを見てにこにこしているので、どうしてなのか尋ねたら、すごい発言をした。
「日本人のスチュワーデスはかわいい。(←ここまではいいのだが、次が問題→)『根付』みたいにかわいい。」
 ・・・根付って・・・ それ、褒め言葉?!

 トーダルは
「今からベラルーシへ戻るなんて信じられない。」
と言っていた。似たようなセリフを、日本へ行くときにも言っていたなあ・・・
「日本での2週間はあっという間だった。全部夢だったらどうしよう・・・買ったギターも夢だったらどうしよう・・・。」
と笑っていたよ。

 さて、成田に到着し、預け荷物を受け取ると、またカウンターに並んで荷物を預け直すことになった。
 そこで、大変なことが起こってしまった。
 カウンターでギターを見た係員は「手荷物としては大きさが大きすぎる」ので、預け荷物にしてください、と言った。
 でも、これは楽器なので、預けたりして(成田空港やウイーンの空港では丁寧に扱うだろうが、ミンスクの空港で)壊れたりしたら非常に困る、手荷物にしてください、と頼んだ。しかし、
「どうしても手荷物にしたいのであれば、二つ座席のチケットを買って、その座席に置いてください。」
と言われた。
「でも、ミンスクから成田へ来たときもオーストリア航空を利用したんですよ。そのときは手荷物にできて、棚のような収納場所に置いてもらえたんですが・・・。」
と食い下がると
「航空会社は同じでも、空港によって規則が異なる。」
というよく分からない説明が返ってきた。 

 トーダルは32万8000円のギターがミンスクに着いたときには壊されている、という恐ろしい悪夢のような映像が脳裏に繰り出されたらしく、顔色が青くなっているし、捨平はタバコの禁断症状も併発して、汗だくになりながら
「そんな馬鹿な! なんで空港によって規則が違うんだ?! さっき楽器を持って搭乗ゲートに向かう女の客がいたぞ。確かに見た。」
とわめいた。 
 しかし、とどめを刺すように係員は
「そのお客様はビジネスクラスのお客様なので、ビジネスクラスの席にはそういう収容場所があるのですが、エコノミークラスの場合はそのような場所がありません。」
と言った。ガーン!

「だから、ミンスクから成田に来たときもエコノミークラスで来たけど、手荷物にできて、収納場所にギターを収めてくれたのに、どうして反対方向へ行くときはそれがだめなのか?」
と再び捨平がわめいた。
 係員はどこかへ電話をし、その直接の上司らしき人が出てきて、同じことを説明し、さらにその人がどこかへ電話した。

 妥協案として、私たちがさらに手荷物にしようと思っていたカバン(私のパスポートなど貴重品が入っているカバン、トーダルのピューマのカバン、招き猫など壊れ物が入っているカバンなど)を全部預け荷物にしたら、ギター二つを手荷物にしてもいい、ということだった。 
 すると私の脳裏に高知で買った招き猫がバラバラに砕ける映像が浮かんだ。
 でも1600円の招き猫より32万8000円のギターのほうが高価である。しかし、それにしたって不便だよ。パスポートと財布だけ出してポケットに入れ直さないといけないしさ・・・

 しかも、その妥協案をのんでしまおうか、と考え始めた私に係員は
「しかし、そのようにしてギターを手荷物にしても、客室常務員の判断により、『やっぱり大きすぎるから収納するところがない。』と言われ、預け荷物にしてください、と言われる可能性がある。」
と無情なことを言った。
 飛行機に乗り込んでから、そんなこと言われることってあるの?
 
 私が返事に困って躊躇していると捨平は横から
「おい、今何て言ったんだ? ちゃんと訳せ。」
と怒るし、大変だった。
 結局は預け荷物にされてしまうのである・・・。
 係員は
「預け荷物にするにしても、回りをプチプチ(梱包材)で包み、さらに「壊れ物注意」のシールを貼り、普通の預け荷物のようにベルトコンベヤーにのせて運ぶのではなく、特別に台車にのせて運ぶ。」
と言った。 

そこでとうとう
「そういう条件であればギターを預けてもいい。」
とトーダルが折れた。
 かくして二つのギターはプチプチでくるまれ、「壊れ物注意」のシールをべたべた貼られ、台車にのせられて行った・・・
 ・・・心配そうに見守るトーダル・・・。捨平は喫煙コーナーを発見するとそっちへさっさと行ってしまった。

 捨平が戻ってくるまで、待っていなくてはいけない。その間にトーダルは日本円の再両替に行き、私とはちの子はすることもないので、雛人形が飾られている前で記念写真を撮ったりしていた。
 するとそこでたまたまスピードくじをしていたので、引いてみると、2回引いて2回とも当たってメモ帳をもらった。
 めったにくじなんか当たったことのない私が・・・!!
 これはきっと吉兆である・・・!!!と思って、戻ってきたトーダルに
「今日は私はついている、ということだ。くじが2回当たり、ギターも二つ。これはギターが無事に届くということに違いない。」
と話して(これでも励ましているつもり。)みたが、トーダルは浮かぬ顔をしていた。
「今度日本へ行くときは、エコノミーじゃなしに、ビジネスクラスにしよう。」
「いや、ファーストクラスだ!」
「いーや! チャーターでWZ-オルキエストラのメンバー全員を乗せて行くんだ!」とわめくベラルーシ隊であった。 
 こうして心配しつつ、成田を飛び立った・・・。
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 58 「京都出発」

2008年04月25日 | トーダル
出発前日は必死で荷物を詰めました。
 それにしてもギター2本になってしまって、この出で立ち。
 無事ベラルーシまで持って帰れるのか? (本人はいたって満足なご様子。)

 3月3日午前5時起床。みんな寝ぼけ気味である。
 大きい車を貸してくださった方、ありがとうございました。
 荷物を全部、車に積み込み、出発。
 ああ、さようなら、キョート・・・
 さようなら、イズミヤ・・・に別れを告げ、羽田空港へ向かった。
 
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 57 「送別会」

2008年04月23日 | トーダル
 日本での最後の夕食はすき焼き!
 2回目ライブの後、「肉はないですか?」などときいていたトーダルのために肉料理である。さあ、どんどん食べておくれ。
 新たな日本料理の出現にまたまた驚くトーダル。
 でもさすがに鍋と違って、すき焼きでは早々にお腹がいっぱいになってしまった。(つまり珍しくたくさん食べなかった。)

 食後、ギターを弾きながら歌を歌ってくれた。
 画像は捨平と二人でギター、そしてデュエットしてくれたようす。
 厳密に言うと、これは日本滞在最後の晩に撮影したものではありません。
 でも、ほとんど毎晩このようにプロの歌手(トーダル)や玄人はだし(捨平)の歌を聴いたり、いっしょに歌ったりしてみんなで楽しく過ごした。

 トーダルは日本最後の晩ということで、マーサ父に
「日本人にとっての幸福とは何でしょうか?」
などという難しい質問をしていた。 


トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 56 「北野天満宮」

2008年04月21日 | トーダル
 平野神社の後はこれも近くにある北野天満宮へ。
 北野天満宮についてはこちら。

http://www.kitanotenmangu.or.jp/yuisho/index.html


受験シーズンでしかも日曜日とあって、参拝客でいっぱいの北野天満宮。
 しかも梅が五分咲きとなり、ほのかに漂う香り。
 トーダルに菅原道真の話をしたら、最初はあまり真剣に聞いていなかったが
「無実の罪を着せられて、九州に左遷され、悲嘆のあまり死んでしまった。」
というあたりから、急に真剣に話を聞きはじめ、
「その後、雷神になって、雷を御所に落として、死者は出る、火事は発生する・・・と、被害甚大。」
のあたりでびっくりし
「その後、学問の神様になった。」
という締めくくりに唸っていた。
「それは10世紀に本当にあったことです。」
という追加情報に、ひたすら驚くトーダル。(ベラルーシじゃあんまりないよな、こんな話・・・。)

 自分の体の悪いところと同じところを触ると治るという、神牛像の前でその説明をすると
「まず、喉! ずっといい声が出ますように。」
と牛の喉や頭や背中をせっせと触っていた。

 画像は鳥居の両脇にある狛犬の前で撮影。口の形が狛犬とそっくりじゃない?(^^;)
 その後、またまたイズミヤ白梅町店に行き、最後の買い物。
 翌日が3月3日のひな祭りとあって、1回の食料品売り場では、ちらし寿司などお寿司がたくさん売られていた。
 それを見てまた、必死に写真を撮るトーダル。
 日本酒の小瓶を何本か買って
「これでもう思い残すことはない・・・。」
とつぶやいた。
(本当は鍋料理用の土鍋を買いたい、とか言っていたが、すでに荷物がいっぱいでトランクに入らない状態だった。)
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 55 「平野神社」

2008年04月19日 | トーダル
 翌日3月2日。今日で実質、日本滞在最後の日である。
 この日は朝日新聞からインタビューのお申し出があり、記者であるSさんと近所のカフェ「Hohey ant」に向かう。第2回ライブでは、お越しくださった観客の皆さんにこのお店で焼いてもらった特注「桜の花びら入り マトリョーシカクッキー」が配られたのである。どうもありがとう! 形がマトリョーシカだから食べるのがもったいないぐらいでしたが、クッキーはとてもおいしかったです。食べることができた人はラッキーでしたね。
 そのお店では手作りの焼きたてパンやベーグルが売られていた。(ベーグル4種類を1個ずつ買いました。)「Hohey ant」についてはこちらです。

http://honeyant.exblog.jp/i0/


 プロの新聞記者Sさんの詳しく尋ねてくる質問に、これまた一生懸命答えるトーダル。(おかげでおもしろい話が聞けました。)
 ベラルーシの歌手にこんなに詳しく質問されるだけでも、うれしいものです。(^^)
 トーダルからは
「朝日新聞の関西版は全部で何部ぐらい発行されているんですか?」
と質問が出た。Sさんはちゃんと調べてくださって
「100万部弱ぐらいです。」
と教えてくれた。
 これにはトーダルはびっくり。ベラルーシでは人口が日本よりずっと少ないので、一番発行部数が多い新聞でも40万部ぐらいなのである。
 今回のインタビューはその後、このような記事になりました。画像はSさん自ら第1回コンサートで撮影したもの。Sさんどうもありがとうございました! 

http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000170803130001


 その後、今日は最後の日なので、近所だけでも観光に行くことにして、まず平野神社へ行った。
 平野神社についてはこちら。

http://www.geocities.jp/daa01397/


 画像は鳥居と一体化したトーダル。
 ところでこの神社にはお守りが入ったおみくじが売られており、トーダル、うさぎさん、私の3人が一つずつ引いた。中に入っているお守りは「かえる」「招き猫」「亀」「お稲荷さん」「大黒さん」「小槌」などである。
 おみくじの結果は・・・3人とも大吉! しかも同じ大吉でも内容は少しずつ違っていた。
 トーダルの場合は全ての面でよい結果だったが、「縁談 急ぐな」「転居 慌てるな」に思い当たることがあるのか、一人大笑いしていた。(しかし、その笑いの中に失笑が少し混ざっていた・・・)
 そして出てきたお守りは招き猫。お金とお客がたくさん招かれる、ということで、客商売(^^;)をやっているトーダルにはぴったりのお守りではないか!
 うさぎさんは長寿亀が出てきて、私はトーダルと同じ招き猫! 高知の古道具屋さんで招き猫を買ったからかも。今年はねずみ年だけど、私にとっては猫年なのであった。(^^;)


トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 54 「第2回ライブが終わって・・・」

2008年04月18日 | トーダル
 大盛況のうちに第2回ライブ終了!
 その後も来て下さった観客の皆さんと写真を撮ったりして、時間ぎりぎりまで「国際交流」しました。
 その中の一人の方がトーダルとはちの子にたらこキューピーをプレゼントしてくれました。(画像参照。)
 たらこキューピーとは(知っている人が多いと思うけど)こちら。

http://www.kewpie.co.jp/tarako/


 たらこキューピーをもらって「?」という顔をするトーダル。仕方ないので
「これはたらこと天使(キューピー)が合体したおもちゃ。」
と説明しておいた。そして
「つまり、キューピッドは愛の使いで、その結果、たらこみたいにたくさんの子孫繁栄がかなうというお守りみたいなもの。」
とめちゃくちゃなことを話しておいた。
たらこについてはこちら。(^^;)

http://www.o-e-c.net/syokuzai/tara.htm


 さらについでに
「くもこをたくさん食べたから、このたらことキューピッドさえあれば、君にも子孫がたくさんできること、間違いなし!」
と太鼓判を押しておいた。(ほんと、我ながらめちゃくちゃだなあ。)

 ところがトーダルは後で
「友達に1歳の子どもがいるんだけど、このおもちゃ、あげちゃってもいいかなあ・・・。」
と言っていた。(^^;) まあ、さすがにトーダルもたらこキューピーをもらって、それを大切に飾ったり遊んだりするような年齢ではないのであった。
 これを下さったMさんは実は「たらこキューピーを広めること」を「もくろんでいる」そうで、とにかく「たらこキューピーがベラルーシに上陸する」ことを目的としたプレゼントであったことが、後になって判明。(^^;)
 心配しなくても目的は達成されましたよ、Mさん! そのうちベラルーシでもたらこキューピーが有名になるでしょう・・・・・

 ライブに来て下さった方、みなさんに深く感謝しています。きれいなお花やいろんなプレゼントをくださった方、本当にありがとうございました!

 この日はライブハウスでバイキングの食事が食べ放題だったが、そこでもトーダルはわざわざ箸を取り、ぱくぱく食べていた。自分の出番がないわずかな合間にもずっとぱくぱく食べていました。(どのメニューもすごくおいしかったです!)

 帰宅後は夕ご飯はライブハウスで済ませてあるので、適当に肴をつまんで打ち上げ会の代わりにしようと思っていたが、誤りだった!
 トーダルは
「肉はありませんか?」
などとマーサ母にきき、マーサ一家を慌てさせた。(^^;)
 やっぱりあれだけ大きい声で歌うと、体力を使ってお腹がすくのであろうか・・・ 歌手って大変な職業だね。家計におけるエンゲル係数が絶対高いよね。
  
  

 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 53 「第2回ライブ 黒い瞳」

2008年04月17日 | トーダル
 最後にシークレットゲストの偽ジプシーさんが会場の入り口から、登場!
 ヒデヨヴィッチ上杉さんは大学時代にロシア語を勉強していたそうで、今回ベラーシからトーダルが参加すると聴き、ロシア民謡の「黒い瞳」をロシア語でトーダルとデュエットすることを、前もって頼んでいた。

 ここで勘違いする人が出てくると思うので、念のため言っておきたいのですが、トーダルはロシア人じゃなく、ベラルーシ人です。
 ベラルーシ民謡をベラルーシ語でデュエットしたらもっとすごかったかも。でも「黒い瞳」みたいな日本人にも有名なベラルーシ民謡ってないものな・・・。

 あと、もう一つ念のため言っておきたいですが、ベラルーシって言うのは「国名」でれっきとした独立国家で、ロシアの片隅にある「地方」の名称や「市」の名称ではないです!
(ときどきこういうこと、言っておかないと・・・。間違えている日本人が多いので・・・。) 

 ロシア民謡「黒い瞳」は有名なロシアの歌ですが、黒い瞳を持っているジプシー娘のことを、黒い瞳じゃないスラブ系の男性が歌った歌詞になっています。
 つまりこのジプシー娘はロシアへ(ウクライナという説もあり。)にさすらってきたわけですな。
 また曲調からロシア民謡ではなく、ジプシー民謡に分類されることもあります。

 ヒデヨヴィッチ上杉さんとのデュエットにも快諾したトーダル。(これで出演者全員と夢の共演を果たしたな・・・。) 
 しかし「黒い瞳」の前に偽ジプシーさんが歌った歌(すみませんタイトル忘れました。)にトーダルは客席から「乱入」・・・頼んでもいない歌までいっしょに歌いだした。
 そして「黒い瞳」のときには、ステージに上がりなぜか髪の毛をぐしゃぐしゃにして、ヒデヨヴィッチ上杉さんとデュエットしました。
 一生懸命画像を撮影したのですが、遠いし暗いし、そんなにいいカメラでもないので、トーダルの目が赤目になってしまって、しかも髪の毛はぐしゃぐしゃだし、撮った画像がどれもこれも「狼男」みたいだった。(^^;) (「黒い瞳」を歌って「赤目」かい!)
 この画像は唯一目をつぶっていて、狼男になっていない画像でした。

 それにしてもお二人のデュエットはすごい迫力でした。
 私、ジプシーじゃないけど、目が黒くてよかった、と思ったぐらいの情熱の「黒い瞳」でした。
 そしてなぜか二人でマトリョミンの物まねをしていました。(^^;)
(また伝説が一つ生まれたよ・・・。)

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 52 「第2回ライブ 村祭」

2008年04月15日 | トーダル
そして再び夢の共演! ドレイデルさんと「故郷」「村祭」を演奏しました。
 もちろんあの祭はっぴをトーダルに着てもらいましたよ。(^^)
 またまた盛り上がりに盛り上がる会場。
 「アバンギルド」のスタッフの皆さんまでもが、手拍子してくださって、本当にうれしかったです!
 ベラルーシのコンサートでもこの曲を演奏すると、同じように盛り上がるので、それを日本で見ることができたのは、幸せなことです。
 やっぱり音楽の力は大きいですね。遠く離れた日本とベラルーシがすぐにくっついてしまいますからねえ。

 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 51 「第2回ライブ わにのゲーナの歌」

2008年04月14日 | トーダル
 そしてマトリョミン合奏部の登場。
 「わにのゲーナの歌」でトーダルは共演するので、舞台に上がると、それまで客席でバイキング方式の食事をむしゃむしゃ食べていたはちの子が
「私も歌うー」
とステージに上がり始めた。
 しかし、はちの子はいっしょにリハーサルなど全くしていないのである。
 いきなりぶっつけ本番で大丈夫なのか? 
 「SOS」のダンスのほうも、実はほとんどぶっつけ本番だった。
 はちの子は新体操を習っており、ダンスのほうはぶっつけ本番でも全く心配ない子なのだが、歌は幼稚園のお遊戯会レベルの経験しかない・・・。

 案の定、曲の1番は「歌なし。マトリョミンとギターのみ。」だったのに、はちの子はさっそく1番から、一人で歌い始めた。
(これでは、素人子どもはちの子のために、マトリョミン合奏部とトーダルが演奏してくれているようなものではないか。) 
 
 そして2番に入ると打ち合わせどおり、トーダルが1番の歌詞を歌い始めた。
 はちの子は躊躇することなく、1番の歌詞をデュエットし、続けて2番の歌詞をトーダルと歌った。
 歌の最後には「ヤッホー!」などとシャウト(^^;)するし、完全に自分を歌手か何かと間違えている。(単なる目立ちたがりかも。緊張しないのか?)

 無事はちの子がステージから下りてきて、ほっとするマーサだった。
今回トーダルは「緊張しない。」と言っていたが、私のほうがよっぽど緊張した・・・


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 50 「第2回ライブ 夢のクラリネット共演」

2008年04月12日 | トーダル
 続いてドレイデルさんの登場!
 ドラムの高橋さんは、この日、京都市内の別のライブハウス(京都ブルーノート)に出演することになっており、来られないことだった。ところが、第1回目のコンサートに出演して
「とても楽しかったので。」
と、2回目のライブに、ブルーノートの出演の合間を縫って、駆けつけてきてくださった。(感動。)
 こうして、ドレイデルさんと夢の共演。樋上さんとトーダルの2本クラリネットで、クレズマー音楽ですよ。ベラルーシじゃ聴けないものを聴かさせていただきました。(^^)

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 49 「第2回ライブ SOS」

2008年04月12日 | トーダル
 2回目ライブはまず、うさぎさんのVesna!オープン5周年の挨拶から始まり、その後、トップバッターとしてトーダルが登場!
「タカマツでギターを買いましたあ!」
と挨拶。会場からは拍手が・・・
 そして1曲目は「SOS」! この「SOS」にはベラルーシの民族衣装を着たはちの子のダンスつき。(画像参照。日本デビューを果たす。)(^^;)
 のりのりの曲。トーダルの新しいギター。のりのりで踊るはちの子というわけで、盛り上がりました。

 2曲目の「満足しているオンドリの歌」は、出だしの歌詞をトーダルが忘れてしまい、捨平にきくという、変な始まり方だった。(緊張してるじゃないか。)(^^;)
 どういうわけか、鶏の鳴き声の物まね(←本物みたい)をしてくれなかったのだが、最後に
「アリガトゴザイマシタア!」
と歌っていた。

 本当はもっと歌いたかったのであるが、他の出演者の方もいるので、結局オリジナル曲は2曲だけの演奏だった。しかしまだ夢の共演が待っている・・・


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 48 「第2回ライブ リハーサル」

2008年04月11日 | トーダル
 いよいよ3月1日。第2回目の出演の日である。
 前回トーダルが自分ばかりリハーサルに時間をとったため、他の出演者の方がリハーサルができなくなっでしまったため、今回は、トーダルがリハーサルをする順番を最後にした。

今回の会場はライブハウス『アバンギルド』。(京都・木屋町三条下ル ニュー京都ビル3F)
 アバンギルドのサイトはこちらです。

http://www.urbanguild.net/

 
 このサイトを見てもよく分からないのですが、トーダルがこのライブハウスの内装とか雰囲気とかをいたく気に入り、
「ミンスクにもこういうライブハウスをつくろう!」
と言い出した。そしていちいちテーブルとか、キッチンとか壁画とかを写真に収め始めた。この写真を自分のライブハウスを設計するときの参考にするらしい。
「ライブハウスの名前は・・・そう、『キョート』だ!」
と言うので
「なんでまた京都?」
と尋ねると
「トーキョーはもう飽きた! これからはキョートだ!」
と主張した。
 ・・・というわけで、本当にトーダルがミンスクに「ライブハウス『キョート』」をオープンしたら、取材に行ってこのブログで発表します。

 今回最後にステージに登場するシークレットゲストの偽ジプシーさんも、会場入りして、最初にリハーサルしてもらった。
 偽ジプシーさんのサイトはこちらです。

http://www.falgitanos.com/index.html


 偽ジプシーさんのヒデヨヴィッチ上杉さんに会うなり
「『偽ジプシー』って言うけど、本当のジプシーみたいですね。」
と言うトーダル。
 ヒデヨヴィッチ上杉さんのリハーサルを聞いて、「ベリーナイス!」とも言っていました。(口を半開き状態で聴いていたぞ。)(^^;)
 偽ジプシーさんのメンバー、バイオリン担当のショーコーニャ・ヨコヤマーノフさん(すごくかわいい)のことは、自分のWZ-オルキエストラのバイオリン担当、
「クセニヤ(ミンチャンカ)に雰囲気が似てる。」
と言っていました。

 私からヒデヨヴィッチ上杉さんに
「ベラルーシにも(放浪の旅に)来て下さい。」
と話すと
「今年は国内でレコーディングとか予定があるので、海外には行かない。」
という返事が・・・
 ま、そうだよね。簡単にベラルーシに行けないもんな・・・21世紀になった今、本物のジプシーでもパスポートもビザもなしではベラルーシには入国できないこのご時勢・・・。昔の国境がなかった時代にしていた本当の放浪の旅なんて、もう不可能なのかも。(まあ、広ーい国の中を放浪するならできるけど。) 

 しばらくしてドレイデルさんの樋上さんと白石さん一家が会場入り。今回は先にリハーサルしていただきました。
 そして今回はトーダルがクラリネットで、ドレイデルさんとクレズマーの曲を1曲共演することになっていたので、そのリハーサル。
 日ベラ・2本クラリネット夢共演です。
(ベラルーシのトーダルファンよ、こんなのは聴いたことがないだろう! さあ、私たち日本人を羨ましがっておくれ。)(^^;)

 マトリョミン合奏部の方にも先にリハーサルをしていただきました。
 そしてトーダルは「わにのゲーナの歌」のリハーサルをいっしょにした。
 そのときに
「(かわいい)マトリョミン合奏部の全員が写るように写真を撮れ。」
と言うので、リハーサルの様子を撮影した。
 しかし、会場はあまり明るくないし、全員を1枚の写真に収めようとすると、遠くから撮影しないといけなくなるため、顔が小さくなってしまった。それを見たトーダルは
「これじゃ、顔がよく分からないじゃないか!」
と文句を言った。どうして、こんなくだらんことでマーサは叱られないといけないのか。

 1回目のコンサートでは緊張していたと言うトーダルも2回目は
「もう緊張しない。」
と言っており、その理由を
「だって、もう日本人観客ってものがどんなものか、分かったから。」
と話していた。そうかい、1度経験すればもう緊張しないのだな。(しかし・・・)

 ところで2回目ライブでは、トーダルのオリジナルソングの中でどの曲を演奏するのか事前には決めていなかった。
 話し合った結果、なんせライブハウスだからノリのいい曲を・・・ということで「SOS」(アルバム「愛の汽車」収録曲。歌詞はなぞなぞ・・・)
「満足しているオンドリの歌」(アルバム「オモチャヤサン」収録曲。うさぎさんリクエスト曲。でも歌詞の内容は「食事もするライブハウスで歌っていいんですか?」だよね・・・。)
・・・の2曲にして、歌詞の日本語訳を印刷して、当日会場で配った。
 アルバム「LIRYKA」の収録曲「君の優しさ」と「十五夜お月さん(日本語版)」はアンコールがきたら、歌うことにした。
 
 そしていよいよライブのスタート!

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 47 「アディダス!」

2008年04月09日 | トーダル
 2月29日。翌3月1日は第2回目ライブ出演の日である。
 前日は一応特別な予定を入れないでいた。
 そこで、再びトーダルご希望の「3本線が入ったアディダスの服」を探しに行くことになった。
 
 前回駐車場が満車で入れなかったイオンモール京都ハナに行ったが、サイズがちょうどいいのがない。
 1階の魚屋でトーダルは前日食べた「くもこ」やロシア語で説明されても何か分からなかった「なまこ」が売られているのを発見して、狂喜し写真を撮っていた。
「これで値段も分かるし完璧だ。」
と言ったが、その魚屋さんでは何も買わなかった。(^^;) われわれは海産物じゃなくて、アディダスを探してさまよっているのである。

http://kyoto-hana.aeonmall.com/cgi-bin/shop.cgi?sn=13133&p=g


 次にスポーツ館ミツハシ京都烏丸御池本店もくまなく探した。

http://www.3284.net/tenpo/ten1.html


 こんなに大きい店なのに、トーダルの体に合うサイズのものが、なかなかないのである。
(ずっと「やせなくては・・・。」とつぶやくトーダル。しかもこの人、腕が長いんだわ。)
 見つかったと思ったら
「色が白だと、お腹が出っ張って見えるから。」
やだ、と商品を元に戻した。そしてようやく好きな色の赤で、大きさがぴったりなのを見つけたら、値段が8000円もして、さんざん迷った挙句あきらめてしまった。
 そして最後の望みは・・・イズミヤ白梅町店。
「イズミヤにもっと安くていい服が売られていた。」
などという情報をすでにつかんでいたトーダルであった。素早いぞ。

 その後、捨平が行きたいと行ったホームセンターに行き、仕事に使うのみだの、かんなだのを購入。
 そこの防災グッズコーナーでは電池式ではなく、自家発電して(レバーをぐるぐる回すことによって)光る懐中電灯を購入。
 こういうすごい発明品に感動するベラルーシ人である。
 トーダルは
「友達に頼まれた。日本のが世界で一番薄いんでしょ?」
と極薄まな板なるものを買っていた。こんなものが開発されているとは、マーサは知らなかったよ。ベラルーシ人のほうがよっぽど日本通ではないか。

 アディダスはイズミヤ白梅町店で買うとして、その方向に行き先を変え、トーダルが倉敷で探していて買わなかった、お面を買いに千本釈迦堂へ行った。 
 千本釈迦堂についてはこちら。おかめで有名です。 
 
http://www.hi-ho.ne.jp/kyoto/senbonsyakadou.html


 ここへ行けば、おかめの面は売られているというマーサ母からのアドバイスだった。すると確かに種類はおかめしかないが、お面が売られている。
 トーダルはその中から実際にかぶることができるサイズのものを買った。
 私はそこでもちろん、おかめ(阿亀)という妻がどれほど賢くて立派な妻であったか、という話をベラルーシ人の男二人に話しておいた。
(こういう機会に、千代といい、おかめといい、日本人の妻がどれほどすばらしいのかを捨平の脳裏にすりこんでおくのだ。)

 その後千本釈迦堂から近い、イズミヤ白梅町店の前でトーダルは車を降りた。自分のアディダスのために、これ以上つき合わすのは悪いと思ったので、一人でイズミヤへ・・・
 マーサ父、捨平、マーサはまっすぐ帰宅した。
 その後しばらくしてやってきたトーダルのその姿は・・・!(画像参照)

 ついに3本線が入ったアディダスの服を購入! フードつきのはあきらめたが、残ったお金で、ピューマのバッグも買えた! 
「8000円の服をさっきの店で買おうかと思っていたけど、イズミヤで服とカバンと両方買えて、お釣りがきました!」
と大喜びのトーダル。
 ああ、すばらしいイズミヤ! ベラルーシ人のトーダルも感動! ありがとうイズミヤ!
 というわけで、イズミヤ白梅町店についてはこちら。

http://www.izumiya.co.jp/shop/kansai/kyoto/076_info.php


 その日の午後7時にはVesna!へマトリョミン合奏部のみなさんが練習に来た。
 Vesna!マトリョミン合奏部についてはこちら。

http://www.mandarinelectron.com/matryomin/club_vesna.html


 3月1日のライブではトーダルはがマトリョミン合奏部と1曲「わにのゲーナの歌」を共演することになっており、いっしょに練習することになった。 
 マトリョミンのほかにオルケステル・ドレイデルのアコーディオン奏者、白石さんもいっしょに演奏することになっていたのだが、せっかくなのでギターも弾きながらロシア語でトーダルに歌詞を歌ってもらうことにした。
「ベラルーシ人のスーパースターにロシアのアニメソングを歌ってもらうなんて、いいんでしょうか?」
と合奏部長でもあるうさぎさんからは遠慮がちな申し出があったのだが、トーダルは
「ああ、いいですよ。」
とあっさり承諾した。
 この曲は2番までしかないのだが、3番まで演奏し、1番は歌なし、2番に本来の1番の歌詞を、3番に本来2番の歌詞を歌って、じょじょに盛り上げよう、というマトリョミン合奏部の作戦だった。

 「わにのゲーナの歌」の練習は全てうまくいき、これで大丈夫なのではないか、とあっと言う間に練習が終わった。
 マトリョミン合奏部のみなさんは「緊張した。」と後で言っておられたが、トーダルはあくびまじりでごめんなさい。
 しかもアニメどおりに歌うのはいやだったらしく、やたら低音で歌って
「こういう歌い方でやってみようと思っているのですが、いいですか?」
と一応、承諾を得ていた。
 いいのか? 紳士なわにのゲーナが何だが男臭くなっているぞ。

 そのほかにマトリョミン合奏部が演奏する曲はこちら。合奏部メンバーの丸尾さんのブログです。日本のアニメソングメドレーなのね。

http://yaplog.jp/ganymede/archive/299


 さて、この2月29日、ベラルーシからビッグニュースが舞い込んできた!
 毎年2月下旬にミンスクで行われている「ロック・カラナツィヤ」授賞式。
 今年は29日に行われ、トーダルが全面的に製作協力した、ユニセフ創立60周年記念アルバム「子守歌」が「最優秀音楽プロジェクト賞」を受賞したのだ!!!
 おめでとう、トーダル! プロモーションビデオで、山猫の着ぐるみを着てがんばったかいがあったよ・・・(^^;)
 これでまた君の華麗なる受賞歴に新しい1ページが書き加えられたよ。
 (詳しくはこのブログ内「トーダルの受賞歴」「子守歌(2007年)」「山猫」を参照。) 
 ロック・カラナツィヤについてのニュースはこちら。ただし全部ベラルーシ語。

http://music.fromby.net/article/1108/


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 46 「串八」

2008年04月08日 | トーダル
 室生から京都へ帰る途中、釣りキチの捨平が、自分の釣り仲間にお土産にしたいから、と釣具屋に寄った。
 しかし、あまりの値段の高さと、どちらかと言うと海釣り用の道具がたくさん売られていて、川や湖で魚釣りをする捨平たちには合わない商品ばかりだったので、ほとんど何も買わず、あきらめる。

 京都に着いたときにはすっかり日が暮れていたので、車を置いて、徒歩で行ける店、串八白梅町店へ行った。串八についてはこちら。

http://www.kushihachi.co.jp/kushihachi/tenpo/photo.html


 トーダルは1回目に串八に行ったときに、串料理は1本も食べなかったので、今回は串料理や焼き鳥をたくさん注文する。
「お客さんが店に入るたびに、店員さんが全員で威勢よく何とかかんとかあ!って大声を出す店だよね。」
とも言っていた。(^^;)
 前回はカウンター席に座ったが、今回は個室に案内されて、「ベリーナイス」とすっかりくつろいでしまうトーダル。

 地元の人間、うさぎさんたちがいろいろとお勧めの料理を注文してくれる。
 またまた感動して料理をいちいち写真に撮るトーダル。
 串料理の中で、うさぎさんが
「これ、おいしいですよ。くもこが揚げてあるの。」
と勧めてくれた。
 くもこ、とは・・・以下のサイトを参照。

http://www.o-e-c.net/syokuzai/tara.htm

 つまりタラの白子のことですね。
 トーダルと捨平は
「初めて食べた。」「すごくおいしい。」「体によさそうだ。」「精がつくかも。精巣なんだろ。」「男のためにある食品だな。」
と言いながら食べていた。
 
 すっかり酔っ払った捨平は、ふざけすぎて、イカボールというイカの入った揚げ団子のおかわりを頼むときに
「その牛のキンタマくださーい。」
と言い出した。(^^;)
 串八さん、ごめんなさい。

(これ以上書くと、マーサ母から「はしたない。」と叱られそうだが、あえて書くのであった。)
 トーダルはトーダルで悪乗りして
「僕には、男の子のキンタマくださーい。」
と言い出した。
「男の子のキンタマって何よ?」
と尋ねると
「さっき食べた串料理の中で、イカボールより小さくて丸いものが二つ刺さっているのがあったから、それ。」
と言った。
 何のことなのか分からないので、メニューのイラストを見るとうずらの卵が二つ刺さっている串があった。
 それを見せて「これのことか?」ときくとそうだ、というので追加注文した。(画像参照。)

 席に注文したものが届けられると、「写真撮って。」と喜ぶトーダル。しかし一口食べて彼は
「これ、うずらの卵じゃないか!」
と文句を言い出し、二つ刺さっているうち、もう1個は捨平にあげてしまった。
「え、うずらの卵のこと、男の子のキンタマって言ってたんじゃないの?」
「ちがう! タラの精巣のことだ!」(←だったら、そう言ってよ。)

 そこで改めてくもこを追加注文した。
 また、うさぎさんお勧めのあんこうまで食べて満足したベラルーシ隊であった。