みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

映画「ベラルーシ・ロックよ永遠に」に出演しました

2009年03月29日 | ベラルーシ音楽全般
 私、ドキュメント映画「ベラルーシ・ロックよ永遠に」に出演しております。
(2008年、Global Group Company製作。シャルヘイ・イサカウ監督。ベラルーシ作品)
 なんで日本人の私が、このような映画に出演することになったのか、作品が完成した今でも分かりません。(^^;)
一応、作品中で歌を歌っていますが、日本語で「浜辺の歌」ですよ。ベラルーシのロックじゃないんだけど・・・。と言うか、私プロの歌手ではないのですが・・・。

 どうしてこんなことになったのかと言うと・・・
 私はCD「月と日」や「芭蕉の詩」といった音楽プロジェクトに関わってきたわけなのですが、そのきっかけとなったのがプロデューサーのユーリー氏なのです。
 ユーリー氏はいろいろな音楽関係の仕事をしている人なのですが、一番有名なのはベラルーシのロックフェスティバル、「ロック・カラナツィヤ」 のプロデューサーをしていること。
 「ロック・カラナツィヤ」についてはHP「ベラルーシの部屋」2006年過去ログ3月「ベラルーシ音楽コラム ロックフェスティバル2005」をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/index.html


 で、その関係でトーダルやアンナ・コロロキトナさんと出会えたわけです。
 ユーリー氏と出会えてなかったら、「月と日」も「芭蕉の詩」もこの世に生まれていなかったと思います。
 そのユーリー氏がプロデューサーとなって、ドキュメント映画「ベラルーシ・ロックよ永遠に」を製作することになったのですが、その話を聞いたのは2007年のこと。
 最初ユーリー氏から私に「出演してほしい。」という話が来たときは
「なんで私が?」
と思いました。
 でも「インタビューだけで、ベラルーシ音楽への熱い思いを語ってくれればそれでいいから。」などと言われ、承諾したわけです。

 そして撮影当日。ユーリー氏はいろいろな質問をきいてきたわけです。
 結局、日本人なのに、ベラルーシの音楽に強い興味を抱いている人がいる。ということはベラルーシ・ロックはベラルーシ人だけのものではなく、世界に開かれているものであり、大きな可能性を秘めているのだよ、という切り口にしたいわけです。
 その辺は分かっていたのですが、いきなり
「日本語で日本の歌を歌って!」
と言われたときは、「え・・・;」と思いました。それならそうと、前日に言っておいてよ・・・練習しとくのに・・・

 (詳細はまた後ほど更新します。)
 

2009年3月8日コンサート 2

2009年03月12日 | トーダル
 さて、「さくら」の前の前の曲が終わったとき、すぐに私は舞台袖に小走りで移動。クセニヤちゃんも、その次の曲は自分の出番がないので、舞台袖に・・・
 そして大急ぎで着替えを手伝いました。
 この格好、少々変なのですが、構想段階でいろいろ考えたのです。
 いくら浴衣の模様に桜の花が使われていても、遠くから見たら何なのかよく分からんし、そうすると単に青いキモノを着ているだけにしか見えないでしょ?
 そうすると、どうもあの「さくら」の持つ曲のイメージに合わない・・・
 この歌専用のクセニヤちゃん専用のキモノ(舞台衣装)を縫っている時間は全然なかったので、苦肉の策として、笠をかぶせることに・・・

 この笠はトーダルの日本公演のときに倉敷へ行ったときに土産物屋で購入した踊り用の笠でございます。
 こういうときにこそ、使わなくては! 
 しかし、やっぱり「さくら」の持つ曲のイメージに合わない・・・
 それで、透けている白い布を笠の周りにマーサが縫いつけたのです。
 これでちょっとは神秘的な感じに見えないこともない・・・か?(^^;)

 着替えも着ていた服の上から羽織ったので、短時間で終了! このように舞台袖で記念撮影する余裕すらあったのでした。
 クセニヤちゃんは大喜び! しかし出番直前には十字を切ってお祈りしていた・・・。

 トーダル君が舞台袖に引っ込み、クセニヤちゃんが登場すると、パチパチと拍手、そしてフラッシュもパチパチ!!!
 舞台袖からトーダルと見守りましたが、トーダルはご満悦でございましたよ。
 終わった後は、またまた大急ぎで浴衣を脱ぐのを手伝いました。
 クセニヤちゃんは歌い終わった後
「ちょっと首の紐がじゃまになって口が大きく開かなかった。」
と言っていたので、この点は改善しなくては・・・。
 しかし、一番心配していた着替えが予想以上に早くできて、私はほっとしました。クセニヤちゃんも
「変身よ。歌舞伎みたい!」
と言っていました。

 私も裏方に参加できてうれしかったです。が、「さくら」が終わるまでは着替えのことが気になって、他の曲が集中して聞けなかった。(^^;)
 見に来ていただいたお客さんたちにも楽しんでもらえたかな・・・と思います。

2009年3月8日コンサート 1

2009年03月12日 | トーダル
 毎年恒例のトーダル「国際婦人デー(3月8日)コンサート」で、日本の歌「さくら」がベラルーシ語で歌われました。
 ベラルーシ語で歌う日本の歌「月と日」について詳しくはこちらをご覧ください。(HP「ベラルーシの部屋」内)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html

 
 コンサート2週間前、トーダルから電話がかかってきました。
「今年も国際婦人デーにコンサートをするんだけど、会場は大ホール(約1200席)! で、婦人デーだから『さくら』を歌うクセニヤに着物を着せたいんだけど・・・。」
 おお! それはすごい! と思いながらも
「着物・・・着替えるに40分ぐらいかかるよ・・・。」
と話すと、トーダルは
「そんなに? それは困る。」
なぜなら、「さくら」のときだけ着物をきてほしいのだとか。そりゃそうだ。クセニヤちゃんが他の歌を歌ったり、バイオリンを弾いたりするときもずーっと着物を着ていたら、笑っちゃうよね。
 でもまあ、お客さんに楽しんでもらおうというトーダルのアイデアなので、そのままやめてしまうのも、もったいない。
 3月8日の本番までに何とか考えときましょう・・・ということになりました。

 とにかく着物は着付けに時間がかかるので問題。
 トーダルの話によれば、「さくら」の前に演奏する曲にはクセニヤちゃんは登場しないので、その間に着替え、「さくら」が終わった後、すばやく元通りになって次の曲に間に合うようにする・・・ということだった。

 マーサがいろいろ考えた結果、桜模様の入っている浴衣と簡易帯(どちらも日本文化情報センターに寄付されたもので、着物展で展示してある。)で何とか時間を短縮することに・・・
 当日は開演1時間前に会場に行って、楽屋でクセニヤちゃんと着替えの練習をしました。浴衣もそのまま舞台袖に残し、時間のロスを減らしました。
 で、私が座る席も通路に面した席にしてもらい、「さくら」の前の前の曲が終わったら、通路を通って着替えの手伝いに走ることになったのであります。

 で、コンサート開始。世界的経済危機真っ最中にもかかわらず、ほぼ満席! 
 そして世界的経済危機真っ最中にもかかわらず、スポンサーがいっぱいついていました。(スポンサーになった自動車会社からは、トーダルが会場で言った「合言葉」を覚えていて、プラス名前が「アレクサンドル」で、しかもこの会社の車に乗っている人は、車のメンテナンス1回無償、というプレゼントをしていた。本当にこの国ではどうなってんだ、不況?! と思いましたよ。)

 トーダルは客席で薔薇を配ったり、スポンサー提供のチョコを配ったりと大サービスでございます。(画像参照)
 本人の格好もすごい。(^^;)ペテルブルグの貴族風?
 ひげを夏から伸ばし始めて、ついこの間までは熊みたいだったんだが、ストレートパーマ当てた?
 (熊トーダルの画像はこちら。画面右。熊って言うより、ライオンかな?)

http://westrecords.by/artists.asp?artid=93&subid=1&id=1401


 今回のコンサートの様子はこちらの画像でも見られます。(着物姿のクセニヤちゃんも登場させてほしかった・・・。)

http://generation.by/doc14-245.html

 
 この↑画像を見ても分かるように舞台にはスクリーンが張られ、お花の映像や、トーダルのアップや、CDのジャケットが映し出されたのです。