アメリカに住んでると、いちいち価格交渉とかしないとならないとか、住みづらいと思うことも多々ある。
でも、これはいいな、と思うことも多々ある。
今日は、英語で話していて、これは素敵だなと思った言葉について書こうと思う。
二回シリーズで。
留学しはじめて間もない頃、クラスで同じコアチームになった人たちに、私はよく謝っていた。
皆で提出するレポートの私の部分だけ、チームの誰かが忙しいのに時間掛けて校正してくれたり。
ロールプレーでも、私だけ時間がかかるのを待っていてもらったり。
私が英語が出来ないことで、迷惑を掛けてるって思いがあったのだ。
そうしたらチームメンバーに「そんなにたくさんSorryって言っちゃだめだよ」と言われた。
「そういうときはね、Sorryじゃなくて、Thanksって言って感謝の気持ちを表せばいいんだ。
Sorryは本当にダメなときとか、誰にもどう解決しようもないようなときに言うんだ。」
そう言われて、観察すると、確かにこの国の人はあんまりSorryって言わないことに気が付いた。
そして、Thank youという言葉は非常に良く聞くのだ。
例えばレストランとかで長時間待たされたときとか、お店の人は「Sorry」じゃなくて
「Thank you so much for your patience(待っていて下さって有難うございます)」と言う。
確かにこう言われると、「お待たせして申し訳ございません」と言われるより、ちょっと気持ちがいい。
そして気が付く。
Sorryっていうのは、自分の失敗が悪かったーと反省する、自分目線発言なのだが、
Thanksは、そんな(ダメな)自分を受け入れ、フォローしてくれた相手に感謝する、相手目線発言なんだ。
または、Sorryというのは「禊ぎ」だから、言うと自分も相手も神妙な気持ちになるが、
Thanksには「愛」があるので、自分も相手もほんわかあったかい気持ちになる、というのもある。
で、私はこのあったかい気持ちになるのが心地よくて、Thanksを出来るだけ言うようになった。
その後何かミスったり失敗があったときは、Sorryを出来るだけ言わないようにし、フォローしてくれた相手にThank you!と感謝するようにした。
ただその後、これは一部の日本人には不評だ、と言うことが分かり、
最近は、日本人が含まれてるときは、SorryとThanksの両方の言葉を入れるようにしている。
(一部の人はちゃんと謝られないと、馬鹿にされた気分になるらしい。)
それから、こちらでは相手が悪くてそれに文句を言う、というような状況でも、最後にThanks anyway と言う人が多い。
例えば、お店の対応が悪かったり、余分なお金が取られてるなどの問題が発生して、文句を言ったときなど。
「一応話を聞いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを表すわけだ。
日本人が「当然でしょ」と思うようなことも、こっちの人はThanksとつける。
この、最後に感謝の気持ちを示すって、気持ちいいよね。
これも日本に帰ってからも続けたいな、と思った。
どう考えても相手のミスであることを指摘するときも、最後に「聞いてくれて有難う」というとか。
上司が失敗をやらかした部下に注意するだけじゃなくて、最後に「でも君がいてくれて良かったよ。有難う」と言うとか。
このThank you、と言うのは癖みたいなもので、一度癖になると、どこでも口を付いて出てくる。
それで、周りの人が、ほんわか、いい気持ちになれるんだから、いい癖だよね~。
追記(翌日):日本で「どうもすみません」という時には、「ありがとう」という感謝の気持ちも含まれてると思うので、自然と感謝しながら「すみません」といえば感謝も通じるんだと思います。
ムリして「有難う」というと変な感じのときもあるかと思いますので。
でも、英語の「Sorry」には「有難う」の意味は全くなくて、「申し訳ありません」という感じ。
だから英語圏ではThanksといったほうがいいよ、ということです。
ちなみに英語のThanksに当たる言葉は、日本語だと「どうも」だと思います。
ガイジンにThanksの代わりに使えるのは「どうも」だと教えるととても喜びますよ。
で、タクシーを降りるときも「どうも」、コンビニでお茶買ったときも「どうも」と言ってるガイジンを見ると、ちょっと和みます。
----------------------------------------
Sorryっていうのは、自分の失敗が悪かったーと反省する、自分目線発言なのだが、
Thanksは、そんな(ダメな)自分を受け入れ、フォローしてくれた相手に感謝する、相手目線発言なんだ。
または、Sorryというのは「禊ぎ」だから、言うと自分も相手も神妙な気持ちになるが、
Thanksには「愛」があるので、自分も相手もほんわかあったかい気持ちになる、というのもある。
------------------------------------------
なるほど、
そう考えると、ぼくも日常生活で、意識的にたくさん「ありがとう」を言おう!という気持ちになりました。
‘Thanks anyway’って良いですね!
クレームをつけられても、最後にそういわれたら、その人を好きで要られる気がします。
物事を勧められた場合に、Yes Noをはっきり言うと思われているアメリカ人でも断る時I am fine.と言いますよね。言葉通り受け取れば意味不明で、学校では習わない表現なのではじめは戸惑いますよね。
慣習ということに加えて日本ではSorryを使うことにインセンティブがあり、アメリカではThanksを使うことにインセンティブがあるということもあるでしょう。アメリカではSorryを使うことのリスクもあるので使いにくいこともありますしね。日本ではSorry から入ると相手にへりくだる要素もありその方が自分にとって実益が得られるが、アメリカではへりくだると甘く見られて損をするでしょう。
Thanks anywayは「一応話を聞いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを表すのではなく、Politically Correct用語の一種で皮肉を込めたFUの言い換えかな。
Thanksの使い方の違いは日本国内でもありますね。私の住んでいる地域では、営業で出会った時の言葉でさえ相手とどんな関係でも(客商売の場合はもちろん普通のビジネスの場合でも)英語で言うとThank you very much every time.ですから、東京をはじめ他の地域に行くとThank you(ありがとう又はありがとうの地域語)があまり使われないことにとまどいますね。私たちは無愛想に感じています。使う人に会っても私の住む地域出身者であることが多いですね。
この記事を拝見して、最近日本の社会問題になりつつある「モンスター化(モンスターペアレンツ、モンスターペイシャント等)」とこういった文化背景の関連を考えました。アメリカでサービスに「切れる」っていうことめったにないですよね?怒るけどね。これはもちろん、最初から期待水準が低いせいもあるけど、「誤りすぎない」ということも背景にあるような気がします。日本ではトラブルがあったときまず「申し訳ありません」から入り、基本平謝りですよね?あれって、ある意味顧客の感情を煽るような気がします。顧客が一方的にまくし立てますからね。「お客様は神様です」といった見方が飛躍し、顧客は相手が誤れば何をいってもいいんじゃないかと思ってしまうのではないかと思います。
実際自分も、日本にいると何故かサービスに腹を立てがちだと思います。アメリカだとチキンになっているのかも知れませんが、腹のたつ程度は自然と抑えられています。
日本は過度のサービスを受けることが当たり前になりつつあり、そのことに対してお互いにリスペクトできる文化が薄れつつあるのではないでしょうか?アメリカのように「こんなものか」と割りきって、お互いにThank youといって終われるといいのですが。
議論が場合によっては飛躍しているかもしれませんが、記事を拝見してこう考えました。
記事を素直に受け取ってくださって嬉しいです。
ありがとうございます。
>そう考えると、ぼくも日常生活で、意識的にたくさん「ありがとう」を言おう!という気持ちになりました
そうですよね。日本語のThanksにあたる「どうも」だけでも大分気持ちが良くなるよねー、と思ってます。
>freedomさま
>Sorryをよく使う日本人同士でも相手が文字通りSorryを使っているのか
問題は、日本語の「すみません」には「ありがとう」の意味が含まれてるんですが、「Sorry」にはその意味が含まれない、というところなのですよね。
日本語の感覚だと「申し訳ありません」に近い野田と思います。
>Yes Noをはっきり言うと思われているアメリカ人でも断る時I am fine.と言います
というか、Yes Noをハッキリ言うアメリカ人ってこっちに来てからほとんど見ません。
断り方の婉曲表現では日本より進んでると思います。
そのうち記事に書こうかな、と思いますが、これは最初結構戸惑いました。
>Thanks anywayは「一応話を聞いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを表すのではなく、Politically Correct用語の一種で皮肉を込めた
これはどうでしょう。人によっては、皮肉で言ってるひともいるでしょうが、大部分は「うん、まあ一応聞いてくれてありがとね」というくらいの意味で使ってると思いますよ。
この背景には「あなたは問題には直接関係ないかもしれないけど、店員だってだけで代表してくれてありがとう・・・」という徹底した個人主義があるのだと私は思っています。
>Thank you very much every time.
そりゃ「まいどおおきに」ですね(笑)。
確かにこれは一理ありますね。東京でも下町だとこんな感覚なんですよね。
徹底した都市化が進んで人々の関係が希薄になっているため、普通に感謝を示す、というのがなくなってるというのも少しあるのかな・・・
>MKさま
>アメリカでサービスに「切れる」っていうことめったにない
そうですね。
最初から期待水準が低い、と言うのもありますね。
それに、最悪この国では訴えればいいですからね。
モンスターペイシェントはいませんが、医療訴訟を常に起こす人はたくさんいます。
(で、我々普通の患者が割を食ってるわけですが)
逆に日本人や韓国人でこちらに来てモンスター化してる人もいると聞きますが、アメリカ人から見るとこれは意味不明でしょうね。
でも文句を言われるだけで、訴えられずに済むので、「なんだこの人??・・・でも訴えないみたいだし、実害ないからいっか」くらいな感じかも。
>実際自分も、日本にいると何故かサービスに腹を立てがちだと思います。アメリカだとチキンになっているのかも知れませんが、腹のたつ程度は自然と抑えられています
実は私は逆で、日本ではそんなに腹立たないんですが、こっちにきて腹立つことは何度もありました。(だってサービス悪いんだもん)
で、学んだのが、見てるとこっちの人は、冗談めかして相手を恥ずかしがらせないように注意するんですよね。
相手を徹底的に追い込むようなことはしない。(裁判ではしますが)
で、私もユーモアを交えながら、相手に注意をする、というのを学んでるところです。
少なくとも、自分の感情を交えず、ファクトだけ提示し、質問する、というスタイルになりつつあります。
私も留学したての頃”そんなにsorryっていっちゃだめだよ。”と友達に注意を受けたのを覚えています。日本語の感覚でつい言ってしまうsorryですが、sorryを言うこと=自分の非を認めた ということなんですよね。私の場合にはExcuse me(すみません)を使うべきところでもsorryを使っちゃっていたりして、使い分けに慣れるのに時間がかかりました。
sorry(ごめんなさい)が出てきそうな場面でthank youを言われるというのは、留学当初はとても違和感のあることでしたが、2年経つ今では、Lilacさんの感じられている通り、気持ちのいいものですよね。
私はイギリスにおりますが、やたらSorryが出てきます。一番多いのは道とか電車でぶつかりそうになった時や体が触れた時。そういう時は、Sorryだけで、I'm sorryとはまず言いません。アメリカではどうだったでしょうか?私もアメリカは昔何度も行ったんですが、どうも良く思い出せません。
ちなみにこちらの若い方は、ThanksよりもCheersということが多いです。大学前のバス停でぞろぞろ降りていく時、ほとんどの大学生がCheersと言っていました。
今後も楽しい英語のお話、期待しております。Yoshi
はじめまして。いやどこかでお会いしてるかもしれませんが・・・
>sorryを言うこと=自分の非を認めた
そう「自分の非を認めることになるからSorryって絶対言っちゃダメだ」というほどではない、というのがこちらに暮らしてみての私の感想ですが、日本の「ゴメン」のように多用する言葉じゃないですよね。
>私の場合にはExcuse me(すみません)を使うべきところでもsorryを使っちゃっていたりして
私もこれやっちゃいます。練習が必要ですよね。。
>Yoshiさま
はじめまして。
>私はイギリスにおりますが、やたらSorryが出てきます。一番多いのは道とか電車でぶつかりそうになった時や体が触れた時。そういう時は、Sorryだけで、I'm sorryとはまず言いません
アメリカでも人とぶつかったときとか、足を踏まれたときは「Sorry」と言いますね。これは同じだと思います。
ただこの記事で出てくるように、人にいろいろやってもらったとか、手伝ってもらったとかいう状況で、日本の「すみません」の感覚でSorryは使わない、ということです。それはイギリスでも同じかなと思いますがいかがでしょう?
英語の話も書きたいことがたくさんありますので、暇を見つけてはちょくちょく書いていきたいと思います。
先日、オーストラリア旅行に行った際に、これまでにないくらい現地の親切なオージー達にThank youって連呼してました。言ってるこちらも何だか気分爽快って感じで帰国してからも、感謝の意を口にしようと思います。
>オーストラリア旅行に行った際に、これまでにないくらい現地の親切なオージー達にThank youって連呼してました
わー、なんかとってもステキですね!
アメリカに来ても思うのですが、こっちで親切な人って本当に親切なんですよね。
なんか、東京の下町みたいな感じ。
ちょっと困ってると、すぐに助けてくれて、「え、そこまで時間使って助けてくれるの?」ってところまで助けてくれます。
昨年の記事にも書いたけど、くしゃみをしたら、こじきの人まで「Bless you」と言ってくれるような・・・
日本人でもそういう人多いと思うけど、東京の都心部には余りいない。
やっぱり都会は世知辛いんだなーと思いました。
いるいるような気がしていたのでやめようと
思い、「ありがとう」て意識的に言うように
してたんですが若干偉そうな気もしてました。
これからは、「どうも」を多用していこうかと
思います。