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食と酒にまつわるエトセトラ

永々翁の酔話雑談

2023年06月21日 | 日記

永々翁でございます。大河ドラマから連想した話です。「事実は小説より奇なり」という言葉があります。ちょっと考えれば至極当然の言葉です。小説は作者が意図的に作った物語ですから、ハッピーエンドにしようが、不幸な結末にしようが、作者次第です。しかし現実は独立した不確定な要素が複雑に絡み合っていながら、知り得る情報は限定的なことが多いものです。後から考えると、なぜそうなったのか誰もわからなくなってしまいます。それでは気持ち悪いので、多少の脚色を加えながら、皆が納得するようなストーリーを組み立てて心の平穏を保っています。多くの人が納得する原理は、同じ環境で育った人は共通の価値観を持つ性質があるからだと思います。つまり「桃太郎」を読んで育った私たちは、正義の味方と悪の化身に区別をした方が理解しやすいのです。そして力の弱い庶民が苦労して悪者に勝つ物語が、正しい姿としてすんなりと頭に入ってくるのです。

 


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