Pura Vida!

すきな音楽の事やガーデニングや家族の事など、日常の出来事を綴っています。

不妊手術よくがんばったね・・・

2007-02-19 | ネコ
 本当に・・本当に・・悩みました。

 先程、愛猫が不妊手術を終えて退院して無事に帰ってきました。
 
 毎年の予防接種の折に、子猫も生ませず、不妊手術もしないと婦人科系の病気にかかる率が高まると獣医の先生に言われていたのですが、もしかしたら交配の話がくるかも・・人間の都合で臓器と取ってしまうなんて、倫理に反してる・・痛い思いをさせてかわいそう・・と、なかなか決心が付かなかったのでした。
 
 今、手術しようと思ったは全くの私の都合だったのです・・・今年は激多忙な年になる予定である事や今の時期なら私の休みがまとまってとれるからでした。それからもう一つふみきった一番の大きな要因になった事は、トレーニングに行っているジムで偶然に獣医の先生とお会いしたことでした。トレーニング中に先生の顔を見る度にネコの顔が浮かび、「なんとかしてやらなくちゃ・・」と、脅迫観念?に迫られてきていたのでした。

 そもそも生後七ヶ月、まだ赤ちゃんだと思っていたティラが腰が抜けたようなそぶりをして、じゃれてて本当に腰が抜けたのではと心配した事からはじまりました。発情期中は長男にべったりで、ノルウェージャンフォレストを飼うのは初めてだったので、長男は「やっぱ、洋物は激しいんじゃないの・・?」と言いつつも、二人?は本当に幸せそうでした。

 そんな我が家流の発情期も昨年から困ったことがおきました。女のコですがマーキングが始まったのです。それでも一時、私が洗濯魔になってがんばればいいかと思ったりもしました。いろいろなものにカバーを掛けたり、ブルーシートまで持ち出した時は、家族は『ホームレスの家』などど矛盾したことを(ホームレスは家はないのにね)言っていました。

 そんな思いも大変でしたけど、心の中では自然の姿だと受け入れていました。上目遣いにすまなそうにマーキングする姿もかわいいなどど思っていました。

 手術の日程が決まってからというもの、私の方がだんだん落ち着かない気持ちになってきました。まだ子猫が望めるのではないかと考えたりもしました。

 手術前日のおとといの夜、10時から翌日の手術に備えて水もえさも与えないように言われてとうとう準備に入りました。絶食の前までに少しでもえさを食べて欲しかったのですが「今、食べたくないの、私・・」と、そっぽをむいていたので、夜は空腹と、いつもと違う雰囲気のせいか一晩中落ち着かない様子でした。

 翌日、お気に入りのブランケットと、病院のえさが気に入らないと可哀想かなと思い少量のえさと、緊急時の為に携帯電話の番号を書いたメモを持って、昨日の11時に病院に連れて行きました。いよいよです。
 抱きしめて思わず「がんばって・・」と声をかけました。

 帰宅して祈りながら待つ事・・わずか2時間。
 先生から無事終了の電話を頂きました。

 なんと水腫が見つかり、このままでは炎症起こしてしまうセーフのところだったそうです。間違った選択ではありませんでした。
 このコのためにも手術は必要だったのでした・・。病気で痛い思いをさせずにすみました・・。

 そして・・今日・・むかえにいきました。

 私の顔を見るなり『う・にゃん・・』と、鳴きました。よかった・・忘れてなかったんだね・・・。麻酔でボケちゃう子もいるらしいから・・。

 術後の様子と水腫の状態を伺って、今後の諸注意の聞きました。
 摘出した子宮と卵巣を見せてもらいました。両方の卵管が正常な子の倍くらいに太くなっていました。あと数ヶ月で炎症を起こしてもおかしくない状態とのことでした。本当によかったと実感しました。
 手術翌日だというのに、もう飲ませるお薬もなく、一週間後に経過チェックだけということでした。

 包帯でぐるぐる巻きになって、首の周りにパラボラアンテナ?つけて・・と、想像していたのですが・・傷にあてるガーゼもなく・・なんにもなし
 確かに傷口はありますが何だか夢の出来事かのようです。
 以前に実家で飼っていた数匹の猫たちの時は、たしかもっと大掛かりだったはず・・何泊も入院して痛々しく包帯巻いて、人格?まで変わり、完全に人間不信になっていました。不妊手術も日進月歩なんでしょうか。
 先生への感謝と、ある意味、医学の進歩が動物の世界まで進んでいると、感動を覚えました。
 
 ネットで傷を舐めて開いてしまったねこちゃんの事がでていましたので、この子もやってしまうのではと先生に伺ったところ、溶ける糸で開きにくく縫って下さったので、多少舐めても大丈夫との事。だから抜糸もなし。
 でも神経質なコで心配なので、もしあまり舐めるようだったら・・と、パラボラアンテナ?はもらってきました。よく見たらレントゲン写真を丸めて作った廃品利用で、どこかの子のあばらと肺が写っていました。肺にはかなり大きな腫瘍らしきものが写っていて複雑な心境でありました~。

 家に帰ると、私の心配をよそにしばらくは落ち着かなさそうに家中を歩き回っていましたが、確認して安心したのか、えさを食べてトイレに入って・・今ようやくお気に入りの場所で眠っています・・

 結果として、幸いにも病気の早期発見につながり、思っていたよりすばやく短期間で退院出来て、ネコの肉体的精神的負担も軽くすんだのではないかと思います。
 もっと早くに決断して子猫の内に行えば、今後のガン等の発病の可能性はより低かったそうですが、手遅れにならずにすみました。今のこの時期も「きっとティラちゃんが教えたのですよ」と、先生はおしゃってくれました。
おまけに、麻酔をかけたついでにと、万病の元になる歯垢までとって下さいました。うわさのデンタル・ポリッシングです。

 なにより飼い主の私が獣医の先生を信頼していられた事(ジム仲間だからね・・)、そして『神様はよくしたもので、動物は痛みが少ないように作ってくれてるんですよ。術後も人間と違い驚く程のスピードで回復していきますよ。』と、いう先生の言葉を伺い、安心してお任せできたことがよかったと思います。

 ねこの不妊手術について、私もずいぶんネットで情報を集めました。
 ネットでは、多くの猫ちゃんの状態&飼い主の方達の気持ちをわかることが出来て、とても参考になりました。これから不妊手術を考えていらしゃる方に、何か少しでも参考になればと、私も書き残す事にしました。

 痛い思いをした分ますます大事にしてあげよう・・・。一年、一日でも長く、ずっと一緒にいられるように・・・。

 『しっかし・・いきなりだもんね~びっくりしたにゃ~。つかれたにゃ~。』
 


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