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路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

キトラ古墳の壁画 「四神」

2010-06-08 | 古き佳き物
5日(土)キトラ古墳壁画「四神」の特別公開を見に
飛鳥資料館へ出掛けました。
長女夫婦の車に同乗、らくらくドライブです。


奈良といえば「彩華ラーメン」というわけで、ここで昼食をとります。
白菜など炒め野菜が載った「彩華ラーメン」が売りのお店ですが
私はあっさり「醤油ラーメン」にしました。
これもとっても美味しかったです!


飛鳥資料館に着いたのはPM2時過ぎ。
報道では30分~1時間待ち等と聞いていましたが
なんと「待ち時間 0分!」ゆっくり見学できラッキーでした。
(帰る頃また混んできました)


  「四神」の他、天井には「天文図」が描かれている

古墳は盗掘されながらも、壁画が無事に残ったのはまさに奇跡!
でも、埋葬当時はどれほど華麗だったろう!?と思うと、やはり盗掘は恨めしい。


       パンフレットより 「朱雀」

「四神」は予想外に小さなもので、装飾目的ではないと感じます。
展示室を巡る内 「四神」が描かれた各壁面の下部に
十二支が3体ずつ描かれていた事を知り、大きさの謎も解けました。
遺体を四方から守るために描かれ
お札のような役割を果たす物だったのですね。

7世紀末に描かれた繊細な筆跡を目にすることができるとは。。。

感無量でした!




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下鴨神社・「申餅」140年ぶりに復活

2010-05-18 | 古き佳き物
「葵祭」で賑わう下鴨神社では
その昔、祭礼の申の日に、ほんのりはねず色に輝くお餅が神前に御供され
人々は「葵祭の申餅」と呼んでいた。

京都の名所や土産を紹介した江戸時代の文献「出来斎京土産」には
下鴨神社の境内で「さるや」と看板をかかげた店が「申餅」を売る様子が描かれている。
ところが、明治政府の政策で、神社の祭礼がすべて法令で制度化され
庶民の間に伝わった習慣も廃止となり「申餅」の販売も中断されてしまった。

この程、下鴨神社の新木宮司が
「葵祭の味を復活させたい」と宝泉堂の社長に依頼。

代々の宮司に口伝されてきた「申餅」の製法のみを頼りに
小豆のゆで汁で餅をつき、丹波産小豆を包んで仕上げられ
「葵祭の申餅」は140年ぶりに復元され復活した。


  祭礼以外の日も販売されている「申餅」




はねず色に輝く「葵祭の申餅」
程良い甘さと柔らかさ、その中に
腹を切らないように炊かれた小豆が包まれ
ぷっくりした歯ざわりは満足感を誘う。


パッケージデザインに使用されている「出来斎京土産」の絵図。
右下に”さるや”の看板が見える。
その左上に「みたらしだんご」売りも描かれている。

【はねず色とは】
 明け方の一瞬、空面が薄あかね色に染まる様子で
 生命の生まれる瞬間をあらわすとされている。

昔から色一つにも思いを込めていた、物作り愉しさは
この小さなお餅からも感じ取れます。
一方「ぜひ賞味してみたい」と
思わせられるのも、私達庶民の楽しみの一つ!

何事もこのように、愉しく、楽しくありたいですね~






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京都国立博物館の「レリーフ」

2010-04-25 | 古き佳き物
「長谷川等伯展」の入場待ち行列に、並んでいる時のこと。



青空に赤レンガの外壁が映え、折からの新緑と相俟って美しい!



壁面のレリーフに目が留まり、カメラを向けていると。。。



隣で夫が「左右で形が違う」という。 が、遠くて良く解らず・・・



画面を拡大して見ると、微妙ながら違い歴然!

中心から左右に出ている葉の形が違うのです。
向かって右側の葉は、キクの葉のような形。
      左側のは、ボタンの葉のような形をしています。

明治期の各博物館を設計した宮廷建築家・片山東熊(とうくま)の仕事で
何らかの意図するものがあったに違いありませんが
おそらく気付く人はなさそうな、この位置にです!

当時の博物館への思い入れの深さが忍ばれます。

* 左右に異なる葉がデザインされた理由をご存知の方
 また推測できる方、ぜひ教えて下さい。



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美しいフォルム! in 仁和寺

2010-04-13 | 古き佳き物
やはり御室 仁和寺。
桜以外にも様々な見どころがあります。



二王門を入って左手に見える旧御室御所の 「勅使門」
檜皮葺き四脚の唐門は 明治二十年に罹災し大正初年に再建されたもの
日本古建築の意匠を採り入れ設計 王朝風に再現した近代の名建築
扉や欄間の装飾も素晴らしい! 



この透し文様の緻密なパターン惹かれます。。。



境内の一角にある弘法大師の「御影堂」
檜皮葺きの屋根の勾配が シャープな曲線を描きます



上から「火焔宝珠」「受花」「伏鉢」「露盤」



源氏物語絵巻にも登場する「蔀戸(しとみど)」
格子の寸法は様々あれど この細かさも白と黒のバランスが良く重みがあります
蔀戸などは住宅風 頂部の宝珠は仏堂風
内部は内陣外陣を板扉で分けた造り 簡素で美しい



寺の外周を巡る 「瓦土塀」
瓦を挟み込み 美的観点と強度を兼ね備えた造形
瓦のリサイクルも自然。。。



手積みの味が風情を醸し出す「瓦土塀」

* 更に細部を観察すれば、興味は尽きません。
  楽しみは、まだまだたくさん隠れていますね~


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いちまさん 母の手になる 花ごろも

2010-03-18 | 古き佳き物



今日は母のお誕生日! と云っても他界してもう6年になります。
普通は命日で偲ぶものらしいけれど、私は、父も母もお誕生日の方が好きなんです。



母は、一途に懸命に鮮やかに生き抜いた、気骨ある女性だったと今になって思います。
私の過ごしていた毎日とは、違う世界観を持って暮らしていたのではないか?とも。。。



「この市松(いちま)さん、あんた位の年に着物を縫うて、こしらえたんぇ~」と、私が17、8のころ話してくれました。
その時「ふ~ん」と生返事。 「そやけど抱っこして遊べへんしなぁ~」とへらず口まで。



すいぶんヤケて色褪せ古くなった振袖ですが、ちょっと袂と裾を持ち上げて見ると、なんと鮮やかな色!
染分け地色に手毬と和傘に扇、さくらと金の砂子を散らした文字通りの花衣です。
しかも、ふっくらピシッと見事な仕立て!



母は、私など及びもつかぬ、情緒ゆたかな物の見方をしていたに違いありません。
そんな目で戦後生まれの私達を見る時、どれほど歯がゆかったことか!

この「市松(いちま)さん」を見るたびに
「あんたらには、わからしまへん!」と拗ねながら、人形に微笑み掛けていた母の姿が浮かびます。








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昭和の絵本探しています

2010-02-24 | 古き佳き物
昭和22、3年~35、6年に発行された絵本、或いは子供向け雑誌で
「おおかみと七ひきのこやぎ」のお話が掲載されている号を探しています。


このような構図の絵で綴られた
「おおかみと七ひきのこやぎ」が掲載されている本をご存知の方
お知らせいただければ嬉しいです。

実は、父がその昔、弟の誕生を記念して作った紙芝居があり
この写真は、その内の一枚なのですが。。。

私のおぼろげな記憶では
何かの本の絵とお話をもとにして、制作していたように思います。
今は亡き父が、どのようにして思い立ち
どんな想いを込め、どう楽しんで描いたのか?
その原本となった絵本が解き明かしてくれるのではないかと!

*キンダーブックのフレーベル館さんにお尋ねしましたが
  見つかりませんでした。
  あとは「こどものくに」とか「ひかりのくに」
  「小学一年生」「幼稚園」くらいでしょうか?
  古い事なので、どこをどう探せばよいのか?
  手掛かりでもありましたら、教えて下さいませんか?


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素敵な露店が。。。

2010-01-25 | 古き佳き物
天神さんの、骨董市の露店は
中央参道ではなく、東側に平行に走る道路に沿って出ています。
時代の流れに乗って、扱うもの、見せ方、並べ方、が変化するのも楽しみの一つ。




こんなお洒落なお店もあります。
ここでエスプレッソ用の小さなカップを買いました。
大体一つ¥100~¥300。埃まみれだけれどナチュラルです。




目を凝らして掘り出し物を探します。


路地町家の外灯の電傘と同じのも発見!


見せ方の上手なお店もあります。
まさにリサイクル。
釘隠しに蝶番、昔のものは「いやぁ~いい仕事してますねぇ~!」

久しぶりにゆっくり出店を楽しみました。
次の機会には、西側に出ている植木市もアップしてみますね。


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結婚祝の古いお道具

2009-12-29 | 古き佳き物






これらは、お祝いを持って行くときに使うお道具です。

こんなのを見ると
「なんて仰々しい!」とか「自慢げに見せびらかして!」
と思う人が多いのではないでしょうか?

でももし、これが自宅にあって代々使っていたとしたら。。。

若い頃、母にこのお道具を使うように勧められると
ひどく反発して、その都度却下していました。
ところが年を重ねるごとに
このお道具が大変美しく、思いが籠もった物に見えてきたのです。

そして数年前、姪の結婚祝の折、初めて使ってみました。
すると、こちらも改めて姪の幸せを心から祈りたい気持ちになり
先方も「こんなにも大事に考えてもらって・・・」と感動された様子。
それ以来、夫婦で招かれた時はこのお道具を使うようになりました。

もし昔から家に無かったら、買ってまで使おうとは思いませんが
代々大切に保管して、代々人の幸せを祈るために使われて来たお道具です。
仰々しいと感じていたのは、その伝統の成り立った過程を
理解していなかったからだと、今は思っています。

使ってこそ活きるお道具、大切に、でも気軽に使わせてもらいます!

来春、甥が結婚するようです。
またこのお道具に「ひとはたらき」してもらうことにいたしましょう。


<写真説明>
「広蓋(ひろぶた)」蒔絵漆器のお盆。
「富久紗(ふくさ)」表が家紋、裏が慶長文様の綴織りの覆布。お祝の上に掛ける。
「八端(はったん)の風呂敷」中包み用の絹織物。
「家紋入り風呂敷」上包み用の白山紬製。

片木、祝儀袋、末広、熨斗は新しい物です。




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二月堂

2009-09-01 | 古き佳き物
「二月堂」といっても、東大寺の二月堂ではない。
この机を「二月堂」と呼ぶ。



本歌は、修二会(しゅにえ)お水取りの時、東大寺二月堂食堂(じきどう)で
練行衆が食事作法をする膳(机)であり
黒漆、寸法約58x34x26と写真のものより小振りである。
鍬形状に刳り抜いた二枚合わせの板脚で天板を支え
脚と天板は雲形の持送りで固定し、脚先に畳ずりを付けている。
側面に「二月堂」の朱漆銘があり、天板の裏面にも「二月堂食堂」の刻銘がある。

それを模して作られたのが、「二月堂」と呼ばれるこの手の机。

現在まで様々な形体のものが作られて来たようだが
特に近年のものは、4本足で脚先に畳ずりがなくあまり好ましくない。

わが家で昔から使われて来た、この古びた「二月堂」は
折りたたみ式で天板の側裏に何も書かれていない。
いつ頃の物かは分からないが、純然たる家具として作られたのもらしい。
本歌取りとは云え
寸法と木の厚みのバランス、雲形の持送りのゆったりしたフォーム
共に美しく、気に入っている。
華奢だけれど、材質が良いのかしっかりしていて使い易い。



同じものがあれば買い増したいと探すも、なかなか出会えない。
「大事にしよう」と改めて思った。

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掃除当番

2009-06-30 | 古き佳き物
路地というコミュニティは
接近した環境の中で「いかに叡智を持って暮らしていくか」
それがキーワードになる。

この路地も歴史が古く
平穏な日々を維持するため
住人は様々な手法で近隣との摩擦を避け
自らの生活を守って来た軌跡が見て取れる。

これは道路掃除の当番を示す駒札を下げた棒。
道路掃除の「当番札」

各家の前の通路は、それぞれが掃除水打ちされるが
玄関が面していない共有の通路部分は
この札が回ってくると、数日の内に掃除し水打ちして次に回す。

実に合理的である。
しっかりした日数を決めていないところも
何ともファジーで自主性を尊重した良い手段だと思う。

路地町家にも、昨日この札が巡ってきた。
しばらくは雨降りとのこと。。。
梅雨の晴れ間で、ゴミの目立つ日か
暑く照り返しのきつい夕方にでも、掃清め水打ちをするとしよう。
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窓の手摺り

2009-04-06 | 古き佳き物
これも、おそらく大正時代に取り付けられたままではないでしょうか?
鉄製で錆びてはいるものの、未だにしっかりしています。
だから今回の改修では何も手を入れていません。

頑丈なのにフォルムが繊細で
漆喰壁と相俟って、リズミカルな美しさを見せています。

私のお気に入りの一つです~
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スタンドとペン立て

2009-04-05 | 古き佳き物
ずいぶん傷んでしまった天板だけれど、とても使いやすい座り机。
このスタンドもペン立ても、そして硯箱も
使い込まれたものだけにある風格が、一種独特の雰囲気を創ります。

ここで、日長、小説でも書いてみたいような~~
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膳棚の鍵

2008-10-23 | 古き佳き物
「ぜんだな」或いは「でんだな」と呼んでいた記憶があります。
重い天然木で作られた物入れですが
お膳や食器を納めた木箱の保管に使っていたようです。

今は、玄関の間の、押入れの襖を取っ払い
「置き押入れ」として使用していますが
よく見ると変わった鍵がついています。

何かこれ用と思われる鍵を見かけたような記憶があるのですが
どこを捜しても見当たりません。


どんな構造になっているのでしょう?
調べてみる価値ありそうです~!
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昔の手の込んだ仕事

2008-10-19 | 古き佳き物
昔は窓ガラスが割れても、庶民は全部取り替えたりはしなかったようです。
その代わりあれこれ知恵を絞ったようで、これもその一つ。
割れた部分だけ取替え、ガラスを接ぐ方法があったのですね。

今となっては面白い技術。 究極のエコですね。
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今も活躍中!

2008-09-23 | 古き佳き物
これも出てきました。やはりホーローのランプシェードと白いガラスのお皿のような、よくある電傘。洗ってみるとみんな綺麗になります。
これらはすべて再生町家に使うことにしました。
なかなかいい感じです。
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