金融危機の原因を作った人物がその解決も担当???21/09/03

2009-09-03 19:47:22 | Weblog
  今回の金融危機が起こった要因として、1929年に起こった世界恐慌の後に
 作られた、グラス。スティーガル法が骨抜きにされたことがある。

  1932年、時のフーバー大統領は<<証券取引所で行われた空売りなどの行為
 を徹底的に調査し、それが銀行システム及び連邦準備制度の運営に与えた影響
 を明らかにすること>>を目的に、上院銀行通過委員会を設置した。

  同委員会は、金融危機の原因と背景を解明すると同時に、再発防止のための
 金融制度改革を行うことを使命として発足。法律顧問として実質的に委員会を
 リードしたニューヨーク地区検事、フェルディナンド・ペコラにちなんでぺコ 
 ラ委員会と呼ばれた。

  このペコラ委員会が暴いた事実と成果をもとにして、銀行業務と証券業務の
 分離を定めたグラス・スティーガル法を始め、証券法、証券取引法が正立。さ
 らに、ウォール街の活動を監視する証券取引委員会(SEC)が設立された。

  特に<<銀行と証券会社を分離しなければならない>>と定めた銀行法であ
 るグラス・スティーガル法は重要で、金融資本家による無謀な投資を規制する
 力を発揮していた。
 

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