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先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

河原のパンツ

2005-08-21 12:09:41 | 青い春
知ってますか?

高知の人は泳ぎたくなったら、海よりも川に行くのです。

それほど、川がきれいなのです。



僕が社会人になって高知に遊びに行ったときに、僕を含めた男性2人、女性2人の4人で仁淀川の上流に泳ぎに行こう、いうことになりました。

僕らは、車の中でぎゃあぎゃあ言いながら、良さそげな河原を探しました。

きれい、かつ、人もほとんどいない河原を見つけたので、「さあ泳ぐぞ!」ということになり、車を降りました。

しかしながら、当然、泳ぐ前に水着に着替えなくてはなりません。

男性は簡単です。「パッ」とタオルを巻いて「シュシュッシュ」と着替えてしまえばいのです。

ですが、女性はそうはいかないので、人気のない神社の裏で着替えていたと思います。

すこうし、ドキドキです。



着替えも終わり川でザブザブ泳ぎ始めました。

確か6月か7月であったため、水もまだ冷たく、すぐに身体が冷えてしまい、河原で日向ぼっこをしていました。

そのときに、こっちの方に近づいてくる後輩Aちゃんと、

後輩Aちゃん 「minoon、向こうに、ももぐれたパンツが落ちとったよ~」

僕      「『ももぐれた』?それって、風雨にさらされた、って意味?」

後輩Aちゃん 「うん、そんなもん。放置されてから、かなり時間が経っている感じやった。」

僕      「どうやったら、パンツを忘れて帰れるんなら?アホじゃねえの?そいつ。」

後輩Aちゃん 「やっぱり、その人ノーパンで帰ったんかなぁ?ジーンズの上に直接はいたんやろうねぇ…」

僕      「ものすごい悲しい姿やなぁ…」

という会話を交わし、皆で大爆笑しました。



ひとしきり川を楽しみ、「そろそろ帰ろう」と、いうことになりそれぞれが着替える準備を始めました。

僕の着替えの中に足りない衣服がありました。

いや~な予感がしました。

僕      「Aちゃん!ももぐれたパンツって、どこに落ちとった?」

後輩Aちゃん 「えっ?向こうの方やけど…」

僕は指示された方にダッシュしました。

そして、落ちているパンツを確認したところ…




「俺のやん!!」




今しがたまで、履いていた自分のパンツを『ももぐれた』とか『風雨にさらされた』とか表現されるなんて、どういうこっちゃ?

そして、自分で自分を馬鹿にしていた僕はいったい…



「え~と…、皆さん。パンツを忘れたアホは僕自身でした。」と報告すると、その場にいた3人は大爆笑でした。

当分の間、『河原のパンツ事件』として、馬鹿にされました。



そして、僕が後ほど新しいパンツを購入しに行ったことは言うまでもありません…