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TEENAGE FANCLUB

先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

『ゲド戦記』DVD発売…

2007-07-14 22:16:10 | ゲド戦記

京都旅行記の途中ですが…

ちょっと話題転換。



先日、レンタルビデオ屋を見に行ったら、スタジオジブリの『ゲド戦記』のDVDが発売されてレンタル開始されていました。

…複雑な気持ちがいたします。

あれを『ゲド戦記』と思われたら、作者であるル=グウィンも宮崎駿も不本意で仕方がないでしょうね。

そんなことを考えながら、レンタルビデオ屋を後にしました。



家に帰ってみると…

なんと!!

『ゲド戦記』のDVDがあるじゃないですか!!

何故に?



どうやら、母が僕が『ゲド戦記』の原作の大ファンであることを察していたらしく、気を利かせて購入してきた模様…

困った…

“小さな親切大きなお世話”というのを目の当たりにしてしまったようです…



母には申し訳ないのですが…

誰かいりません?


スタジオジブリの『ゲド戦記』

2006-12-26 09:36:10 | ゲド戦記


今まで、『ゲド戦記』というカテゴリーを設けておりながら、スタジオジブリの『ゲド戦記』についてコメントを控えておりました…


公開から随分時間が経過する現在もコメントする気になりません…


そんなスタジオジブリの『ゲド戦記』をおもしろく表現している『不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘 』(このブログおもしろ過ぎる!!)というブログの『幻のゲド戦記』という記事を紹介いたします。

携帯電話の方にはhttp://haine.blogtribe.org/entry-d6bb3f9184cdab2588c0a6c31961fd5a.htmlから…




このブログほんとにおもしろいやぁ…


『ゲド戦記』予告編放映!!

2006-02-26 18:50:53 | ゲド戦記
23日の「ズームインSUPER」で『ゲド戦記』の予告編が放映されたそうです。

僕も他人様にトラックバックされて、初めて知りました。

『こちら』で観ることができます!!

「映画公開まで、何の情報も知らない方がいいかな?」と思い、ずーっと我慢していたのですが…

我慢できずに観てしまいました…



衝撃ですね…

いろんな意味で…

ゲドの声は菅原文太さん、アレンの声は岡田准一君。

それだけで衝撃…



僕は岡田准一君の大ファンなので、何となく嬉しいです。

好きな役者さんが好きな物語に関わってくれるなんて、凄く幸せなことですよね。



印象的だったのは、挿入歌の『テルーの歌』

僕は一聴して大好きになりました。

シンプルだからかな?

音楽も楽しみの一つですよね。



さぁて、どんな風になるのやら…

う~ん、期待と不安で何とも言えません…

早く来い来い、7月よ!!


それこそが…

2005-12-21 19:49:58 | ゲド戦記
画像は先日行ったキャンプ場での一枚です。

コテージの軒下から覗いた景色はなかなか素晴らしいものがありますね。

「ここは北海道?」と思うような景色です…



さて、今日お昼休みに携帯をチェックすると、後輩Tからメールが来ていました。

内容はというと…

「『ゲド戦記』が本屋にありません。映画になるんだからどっかで売ってますよねぇ?」

と、いうものでした。

どうやら、僕のブログを読んで、『ゲド戦記』を読んでみたくなったようです。(あくまで推測ですが…)

僕は返信メールをこう送りました…

「どこにも売ってない!!しかも、ハードカバーしか売ってない!!全部揃えたら一万円越えしますよ!!地元の本屋で見たことがない!!派遣先の本屋でも見たことがない!!そんな作品なんですよ…」



世界三大ファンタジーの一つなのに…

「世界最高のファンタジーだ!!」だと評価する人も数多く存在するのに…

スタジオジブリでの映画化も決定したのに…



どこの本屋にも置いてないなんて…

しかも、購入するのを躊躇われるような価格設定なんて…



この事実…

この状況…

それこそが…



ファンタジーじゃ!!

責任者出せ!!くら~!!バンバン!!(←机を叩く音ね)



おっと、失礼…、取り乱してしまいました。

後輩Tには実家に帰った際に『ゲド戦記』をお貸しする約束をいたしました…



早く『ゲド戦記』が本屋で平積みされる日がこないかなぁ~

その日を楽しみにしておる次第でございます…


『エアの創造』

2005-12-15 23:41:56 | ゲド戦記
ことばは沈黙に

光は闇に

生は死の中にこそあるものなれ

飛翔せるタカの虚空にこそ輝ける如くに


             -『エアの創造』-




これは『ゲド戦記』の第一作目『影とのたたかい』の冒頭にある言葉です。

この言葉は『ゲド戦記』の根底にある世界観を凝縮していると思います。



『ゲド戦記』において、本当の賢人たちは無闇に魔法を使おうとはしません。

なぜなら、それによって世界の『均衡』を崩してしまう可能性があるからです。

第三作目の『さいはての島へ』で、ゲドが若き青年王子であるアレンに下記のような内容を語るシーンがあります。(手元に原作がないのでうろ覚えですが…)

『魔法で雨を降らすことは簡単だ。しかし、東海域の雨が西海域の干ばつを引き起こすかもしれない…。すべては『均衡』が大事なんだよ。』

光と闇、生と死、善と悪、すべてのものはそれのみで成り立ってはいない。

それらの『均衡』によって、それぞれが成立していると…



僕らは一般に『光』、『生』、『善』を肯定しがちですが、それらは相反する『闇』、『死』、『悪』が存在するために、その存在、価値を認識することができるのです…

ちょうど言葉を発するためには、その前後に沈黙が必要であるように…



僕らが重要と考えていることには、それを重要と考えさせる相反する事象が存在します。

それについて考えてみませんか。

今まで気づかなかったことに気づくかもしれませんよ…


スタジオジブリの次回作は『ゲド戦記』に決定!!

2005-12-14 23:52:30 | ゲド戦記

とうとう決まってしまいました!!

スタジオジブリによる『ゲド戦記』のアニメ化が!!

2006年7月上映予定だそうです!!

『ゲド戦記』のポスター画像が『スタジオジブリ公式ホームページ』に掲示されています。画像がそうです…(著作権がやばそう…)

なかなか良い感じじゃないですか!!

三作目の『さいはての島へ』の表紙を彷彿させます。とすると、あの青年はアレンなのかな?剣を持っているみたいだし…(ゲドは魔法使いなので帯刀いたしません)



すこうし気にかかるのは、「かつて人と竜はひとつだった」、そして少し小さく「人は大地と海をえらび、竜は風と火をえらんだ」というキャッチコピー…

その言葉は五作目の『アースシーの風』で初めて出てくる言葉では…

一作目から四作目はどうする気なんだ?

そもそもゲドは『アースシーの風』ではほとんど登場しないぞ!!(最初のほうにチョロリと出るだけ)

原作を大きくアレンジした物語を行うつもりなのでしょうか?

気になって気になって仕方ありません!!

『ゲド戦記製作日誌』もあるそうです。



そして、激しく気にかかるのは、監督が宮崎駿さんではなく息子さんの宮崎吾郎さんであること!!

宮崎駿さんが『ゲド戦記』を崇拝しているのは有名な話で、どんなこだわりのある『ゲド戦記』になるのか楽しみにしていたのですが、息子さんが監督とは…

正直、不安です…

なにせ、監督第1回作品ですしねぇ…

『監督日誌』にも、前口上で宮崎駿さんが、吾郎さんが『ゲド戦記』の監督をするのを反対であったということを述べてらっしゃいます。

なにはともあれ、心より素晴らしい作品となるのを期待しております。



『ゲド戦記』についてですが、このブログでも取り上げているので読んでみてください!!

『ゲド戦記 影との戦い』

『ゲド戦記 こわれた腕環』

『ゲド戦記 さいはての島へ』

名前の持つ意味

『エアの創造』



なにやら心がウキウキいたしますね!!

『ゲド戦記』のスタジオジブリのアニメ化の祝杯をあげなくてはなりません!!

来年の7月が本当に本当に待ち遠しいや…


名前の持つ意味

2005-10-08 12:31:51 | ゲド戦記

『ゲド戦記』の全6冊セットです!!



さて、『ゲド戦記』の物語の舞台である『アースシー』という仮想世界においては『真の名前』が重要な意味を持ちます。

普段、人々は『真の名前』を隠し、呼び名を用います(ゲドの呼び名は『ハイタカ』)

『真の名前』を、敵に知られれば命取りになり、親しい者に教えればこれ以上ない信頼の証となります。

それゆえ、物語は『真の名前』が終始問題となります。

この設定に僕は惹き込まれてしまいました。



そして、自分の名前が持つ意味をより深く考えるきっかけにもなりました。

僕の名前…

父が「夢が叶うように…」と、名づけてくれた名前…



僕達の名前には、自分が思っているよりも、たくさんの思いや意味が込められています。

自分の名前に込められた思いや意味について、たまには考えてみませんか?



あなたの名前に込められた思いや意味を僕に話してくださいな。

あなたの名前を呼ぶ時にきっと、すこうし重みが加わると思うのです…


『ゲド戦記 さいはての島へ』

2005-10-08 12:11:08 | ゲド戦記

『ゲド戦記』の3作目の紹介をしたいと思います。

僕が小学生の時、一気に読んだのはこの3作目まででした。



『さいはての島へ』は、『こわれた腕環』から20年くらい経過しており、ゲドは『竜王』(竜と対等に話すことが出来る者)と『大賢人』として、崇拝される立場になっています。

そんなゲドのところに、一国の王子である『アレン』が、「世界より魔法が失われつつある」と助けを求めてやってくることより物語は始まります。

そして、ゲドと『アレン』は『世界の均衡』を取り戻す旅に出かけることとなるのです。



この作品の主人公は、またもやゲドではなく『アレン』です。

若き青年王子の視点により、語られます。

青年王子の内面的葛藤・成長に惹き込まれてしまうでしょう。



是非是非、読んでみてください!!

1・2作目同様、きっと、何か感じるものがあると思います。



ところで、この『ゲド戦記』ですが、な~んと国語の教科書に載っているらしいです。

本当にびっくりです。

「やるじゃないか!!文部省!!」と、思ってしまいました。

より多くの人に読んでもらいたいと、切実に願っております。


『ゲド戦記 こわれた腕環』

2005-10-03 22:09:09 | ゲド戦記


昨日、「『ゲド戦記』宮崎ジブリで映像化か?」とう噂(真偽は明らかではありません)を聞き、興奮してなかなか眠れなくて、今日一日、仕事がいまいち集中できなかった27歳独身彼女なしです…



興奮冷めやらぬうちに、2作目『こわれた腕環』も紹介しておきます!

この作品、終始真っ暗闇にて物語が展開します。

ゲドが魔法を使うシーンもほとんどありません。(杖に明かりを灯すくらいかなぁ)

そもそも、ゲドはこの物語では主人公ではないようです。

しかも、登場人物の少ないのなんのって…

ビックリしますよ、多分…



しかし、それでも物語に引き込まれてしまいます…



それは、『アースシー』という仮想世界内にある『アチュアンの墓所』を『リアル』なものとして僕達に感じさせる緻密な世界造形と…

そして、その仮想世界における『アルハ』という少女の精神的葛藤、精神的成長に心を奪われてしまうからです。



僕は、今この作品を読んでみても、きっと『アルハ』の精神的葛藤に共感し、その精神的成長に夢中になることでしょう…



是非是非、読んでみてください!!

1作目同様、きっと、何か感じるものがあると思います。

『ゲド戦記 影との戦い』

2005-10-02 23:01:34 | ゲド戦記


アーシュラ・K.ル=グインの『ゲド戦記 影との戦い』を紹介したいと思います。

『ゲド戦記』は現在、6作品出版されていて、『影との戦い』は第1作目です。

現在、僕の家には数々のファンタジー作品があります。

『ナルニア国物語』、『指輪物語』、『ホビットの冒険』、『はてしない物語』、『モモ』、『星の王子様』、『クマのパディントン』などなど…

ですが、27歳になった現在もバイブルであり続けるのが、この『ゲド戦記』なのです…



この作品、ファンタジーのくせして、「ウキウキ」感がありません。

僕は、この物語にある、その『世界観』が好きです。

ストイックさ…、鋼のような強い意志…、とてつもない孤独感…、不必要なことは語らない寡黙さ…、それらによって際立つ人のぬくもり…

僕に多くのことを教えてくれました…

本当に…



ぜひ、読んでみてください…

きっと、何か感じるものがあると思います。



さて、何故、急に『ゲド戦記』を取り上げたかというと、『ナルニア国物語』の実写版映画化の話でインターネットを検索していたところ、今、2chで『ゲド戦記』が宮崎駿ジブリの次回作かも?という話で盛り上がっているそうです。

真偽は確かではありませんけれども…

僕は常々『ゲド戦記』を映像化するのであれば、宮崎駿さんであって欲しい、と思っていました。(というより、他のは観たくない)

『千の千尋の神隠し』なんて、もろ『ゲド戦記』の影響受けているのがわかりますし、宮崎駿さんも『ゲド戦記』をレスペクトしてるらしいです。



しかし、不安もあります…

先にも述べたように、この作品「ウキウキ」感がない…

影の部分が濃過ぎるかも…

大衆向け、特に子供向けではないかもしれません…

2chでも賛成反対が入り乱れていました。

「無理もないなぁ」と思います…



僕は、もし実現するのならば、宮崎駿さんの『ゲド戦記』を観たいと思っています。

そして、それによって多くの人が原作を手に取るようになることを望んでいます。



それは、『世界中の人々の豊かな情感を育てることにつながる』と、僕は確信します。

なぜなら、『名作に出会うことは人生をより豊かにする行為である』と、信じているからです…

明日、『名作』に出会えるように願いつつ眠ります…