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[江戸の庶民の朝から晩まで]  第2章 江戸のファッション(3)江戸の化粧 

2011年07月02日 17時25分23秒 | ビンちゃん


女達はどんな化粧品で美肌づくりをしたのでしょう
江戸美人の条件は1色白で肌のきめが細やか 2髪の生え際がきれい 3髪はつやがあり長く 4口は小さく唇は紅をさした様に紅い事。
さまざまなメイク用品、紅、白粉、化粧水、眉墨、女性用ではないが毛生え薬まであった。化粧品で有名だったのは「花の露」と「江戸の水」。
江戸の水は大箱で150文(2250円)位でした。
紅は遊女がつけはじめた物で、小皿に溶いた物を筆にとって塗った。「紅一匁は金一匁」と云われた程高価でした。たったひと塗りしただけで30文(450円)はしたと云われた。白粉は鉛が原料で固形と粉末タイプの二種類があり、水に溶いたものをハケで塗った。厚くぬるのは遊女や芸者、庶民はなるべく薄くぬるのがイキとされた。
「都風俗化粧伝」文化10年(1813)刊行された本を読みながらスキンケア、しわとり、色白になれるとか美肌作りに精を出していた。明治末期まで大ロングセラーだったとか
思わず目がテン!!女房たちのビックリ素顔江戸時代は女性をひと目みただけで慨婚か未婚かの区別がついた。人妻は武家も裏長屋のおかみさんも皆お歯黒をして眉を剃っていたから。
お歯黒の歴史は古く、平安時代にすでに公家の間で広まっていた。
当時は男性もお歯黒をしていたが武家社会になってからすたれてしまうが女性にはこの習慣が残った。
古釘の鉄片を酢や濃い茶にしたし飴や粥を加えて酸化させた液体に接着剤の変わりに
五倍子粉~ふしこ~を混ぜた液を毎日、先を筆の様にほぐした楊枝で塗っていた。
五倍子粉に含まれているタンニンは渋く臭かったが虫歯や歯槽膿漏を予防する効果があった。
                          著者・歴史の謎を探る会
                            
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