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江戸文化 広重 「東海道ゾ拾三次」 12 三島

2009年06月27日 10時52分07秒 | ビンちゃん
<12> 三島 【朝霧】

     早朝のうす明りの中、朝霧立ちこめる宿場を旅立つ人々を描いたもので

画面中央に駕籠に乗る旅人や馬上の旅人はまだ寝たりないのか居眠りをしている。

馬の背の両端に葛籠をのせその上座る乗り方を乗りかけと云った。この人達以外は

左端の巡礼達の姿も風景も全てシルエットとして描かれている。

鳥居は三島大社です。 このシルエット表現は円山応挙によって始められた円山四

条流の画家達によって京都で工夫された描法です。

この円山四条流派は18世紀末から江戸に伝えられ、広重は特に影響をうけている。

円山派のシルエットは水墨ですが、広重は何種類もの色の変化をつけて前後の

感じを表現している。

         沼津まで一里半(約6km)

三島は古くから伊豆の国府で、三島明神(現在の三島大社)の門前町として栄え

てきました。
                          byビンちゃん