<9> 大磯 【虎ケ雨】
大磯宿の入口の柵のあたりから宿場の町並みを眺めて描かれている。
右側のこんもりとした山は平塚のこんもりと大きく描かれていた高麗山です。
この図の副題は「虎ケ雨」と題されていますが、曽我十郎の愛人だった虎御前が
十郎をしのんで流す涙雨を指しており、画面も雨の景色にしたのでしょう。
大磯は伝説の豊富な宿場で画面左側の松林のある海岸線は小余綾(こゆるぎ)
の磯と云って西行法師がここで‘こころなき身にもあはれはしられけり鳴立沢の
秋の夕暮れ‘ の有名な歌によってここを鳴立沢と呼ぶようになったとも云われ
ています。
小田原まで四里(約16km)
byビンちゃん
大磯宿の入口の柵のあたりから宿場の町並みを眺めて描かれている。
右側のこんもりとした山は平塚のこんもりと大きく描かれていた高麗山です。
この図の副題は「虎ケ雨」と題されていますが、曽我十郎の愛人だった虎御前が
十郎をしのんで流す涙雨を指しており、画面も雨の景色にしたのでしょう。
大磯は伝説の豊富な宿場で画面左側の松林のある海岸線は小余綾(こゆるぎ)
の磯と云って西行法師がここで‘こころなき身にもあはれはしられけり鳴立沢の
秋の夕暮れ‘ の有名な歌によってここを鳴立沢と呼ぶようになったとも云われ
ています。
小田原まで四里(約16km)
byビンちゃん