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江戸文化  広重 「東海道五十三次」 8 平塚

2009年05月30日 10時43分16秒 | ビンちゃん
<8> 平塚 【縄手道】

     道の手前に平塚宿の境界を示す榜示杭が立っている。

この曲りくねった道は平塚宿をぬけて大磯に向かう道だと思われる。

正面のこんもりと丸みをした高麗山が高く高く見える様に藤沢の時と同じく低い

視点で描かれ、さらに後ろの富士山も小さく描く事によって高麗山の大きさが

増大する。平塚宿へ急ぐ飛脚と空駕籠を担いでとぼとぼと大磯へ帰る駕籠かきとが

まさにすれちがおうとしている光景。

今はまだ仕事中とあぶれた者との好対照を主題にした広重さん、どんな考えなので

しょうか。見る者に何を訴えたかったのでしょうか。

高麗山は「曽我物語」に出てくる曽我十郎の愛人で遊女虎御前が十郎の冥福を

祈る為に出家して作った庵があったと伝えられています。

            大磯まで二十七町(約2.7㎞)

                           byビンちゃん