COLORSも16年目。
◆私のオリジナルソングを公開しています。(ヘッドホンorイヤホン推奨)◆世界に於ける日本の役割は原発技術を広めることではなく、自然エネルギーの活用技術を広め世界を牽引することじゃないのかと思う。◆イジメとジサツと…イジメがなければその子がジサツしない可能性は?限りなく100%に近いと思う。
最後のさくら
桜の舞う遊歩道をきみと歩く
木洩れ日と枝影がクルクルと
僕らの上を通り過ぎていく
きみが言おうとしてること
少し後回しにして
この道が途切れる所まで…
時の流れにけじめを委ねるみたいに
きみの呼吸に合わせてぼくは黙り込む
少しずるいよね ごめん…
たった今ほんの小さな幸せを
最後の言葉をきみに告げるための
勇気にしてもいいかな
舞い散る薄紅色の花びらが囁く
さよならも一緒に抱きかかえて舞い降りる
ぼくのさよならも一緒に抱きかかえて
消えるように息を止めて舞い降りる…
影になって行く…
またいつか生まれ変わっても
やっぱりきみに会いたいぼくは
届かない見守るだけの未来でも
性懲りもなく幸せだと思ってる気がして…
薄紅色にぼんやりと染まるうち
はらりと袖に止まる柔らかなひとひら…
漠然と見えてきたのは…
うん大丈夫…
大切なのはきみを好きだという気持ち
大切なのは…
きみを好きだというぼくの気持ち
きみが幸せであるためのぼくの気持ち
きみの未来とぼくの未来
時々同じ光を掴みながら舞い散る花びら…
降り立つ先はきみの姿の見えない場所
それほど長くない遊歩道を
ゆっくりと踏み締めながら歩く
分かったこと…それは
ぼくの好きなきみを幸せにするのは
ぼくではないということ…
明瞭になる事実を受け容れる儀式のように
数えられっこない靴先の花びらを
ぼくは必死に数える
この道の先でそれぞれの未来に続く
はじまりというさよならを
最後の桜と一緒にこの道の終わりで
きみを送る声にするために…
以前写真カテゴリーでアップした詩です 。
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