お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

わらしべ長者の長男が鯛を捌いた話

2021-09-24 | 今日の雑記帳
先日夕飯どきに長男からLINEが来ました。

ドーン!と立派な鯛と
どうやらそれを刺し身と皮を湯引きした写真


何事か?と聞くと
自分では買えないような鯛が手に入った顛末を
ざっくり教えてくれました。


まずお客さんのところで仕事をしたあと、良い仕事してくれたのでと同僚と長男が食事に行こうと誘われて

お客さんが「そう言えばこの店の水槽調子悪いんだって」と話し

それならちょっと見てみましょうか?と
確認したら割と簡単な故障で
余ってる資材で応急処置をしてあげた。

水槽の用具が古いから買い替えなきゃなとお店のご主人がぼやくのでカタログをお見せして

ちょっと良いお値段のを選ぼうとしたところ
「このサイズならもう少しお安いので十分ですよ」とアドバイスし

喜んだご主人が「商売もので悪いけど、お礼に持っていってよ!」と、鯛とサヨリを持たせてくれた。

言葉を尽くして辞退したけれど、もう水槽から出してシメちゃったんだからどうしても持って帰りなさいと。


「わらしべ長者だね!それで鯛を選んだのは?」

鯛1匹とサヨリ2匹を氷の入った発泡スチロールの箱でもらい

じゃんけんで勝った同僚(新婚)がサヨリ2匹と箱を持って帰ったと。

残された長男(スクーター通勤🛵)はビニル袋にくるんだ鯛の尻尾を片手にぶら下げて

本当はいけないんだけど片手運転で帰ってきた…
スクーターの物入れには入らなかったから…


「お、お疲れさま」
「よく自分で捌いたね!凄いよ!」
(恥ずかしながらワタシはできません。彼がウチに持ってこなくてよかった〜)


iPadで公開されてる動画をお手本に
2時間かけておろしたとのこと。

とにかくウロコが飛び散って飛び散って
いつもの包丁は刃こぼれしてばかりいて
クタクタに疲れ切った!と。


「それで残りは?」

頭と骨は荒汁に、
身の残りは鯛めしにするよ、とのこと。


つい3ヶ月前まで、もやし炒めくらいしか料理をしたことがなかったのに、本当によくがんばったと思います。

長男が料理を楽しくするようになったキッカケは、
ゴミ溜めみたいだったキッチンを掃除して
普通の家並みにしたからですが
苦労したかいがありました。


腰は痛めたけれど。





そして今夜送られてきたのは天ぷらの写真。


「天ぷらって家で作っても高くつくんだな〜」
だそうです。

桜エビを使ってかき揚げにすれば安いのに
立派なエビを使うからですよね。

お友達を呼んでの天ぷらパーティーだから
ちょっと良いエビにしたかったのかな?






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