ブログを立ち上げて、3ヶ月。
毎日のようにみなさんからコメントを頂き、日舞を愛するブロガー(?)も
案外多いものだというのが実感でした。
たまに自分を振り返って語りたくなる。今日は私の日舞生活について書いてみたいと思います。
昨年の秋に結婚し、師匠と仲間の住む「つくば研究学園都市」から離れて生活しています。
定刻きっかりには着物バッグをかかえて職場を飛び出し、とりあえず稽古場に行く、という生活が続いていました。
他の方のお稽古の後ろに一緒に立たせて頂いたり、とにかく師匠の踊りが好きで、女形も立役も、娘も花魁も船頭も武士も、
どんな踊りも大好きで、いつか自分もあんなふうに役を演じられるようになれるんだ!と勝手に信じ込んでいましたっけ。
生活の全てが踊りのためにあり、踊りが私の全て!と心底思い込んでいました。
私が日舞と出あったのは、25歳の誕生日を目前に控えた時期でした。
その時すでに、今の主人との結婚を心に決めていましたし、師匠にもその事はお話ししていました。
仕事に対する情熱も、社会に対する関心もなく、ただ過ぎるままに日々を送っていた私の心に灯った灯、それが踊る喜びでした。
「結婚して遠くに行ったら、お弟子をとって美作の踊りを広めなさい。」踊りを始めて間もない私に、師匠がかけてくださった一言。
もしかしたら冗談半分だったのかもしれません、が、その後の私はこの一言によって導かれていったのかもしれません。
お名前を頂いてからは、会の準備のお手伝いやら名取式のお手伝いやら、さまざまな勉強をさせていただきました。
お金持ちのお嬢様でもなく、自由気ままにに育てられた(?)私にとって、おつきあいのイロハや礼儀作法など、一から勉強でした。
芸暦の長さは問題ではない、それまでの人生をどう踊りに反映させられるか。
しかしやはり、さまざまな場面で芸暦の短さというのは私を不安にさせます。
人にものを伝える立場に立たされると、知識のなさ、いかに人として未熟であるかということに打ちのめされます。
それをどう克服していけばいいのかすら、分からない自分がいることに気がつきます。
そして、芸暦の短さということに逃げてしまう自分に、何よりも腹が立ちます。
約一ヶ月に一度、集中稽古に出かけています。新しく入門された方はもちろん、みなそれぞれに上達されており、
取り残されていくような焦りと、自分が選んだ道だというあきらめが、積もっていきます。
稼ぎのない私を、泊りがけの稽古に送り出してくれる旦那様と、もてあますほどの自由な時間に感謝。
事あるごとに師匠が示してくれた道、まだひとつも実現できていません。
芸の道は白くてまっすぐ続いているような気がする、曲がっているのはおのれの道の方だ、というようなお話を師匠がされたことがあります。
今の自分はキャンパスからはみ出すほど、道を曲げてしまっているのではないかと、背筋が寒くなります。
かすんで見えない時は、せめて心の中に描いて・・・
毎日のようにみなさんからコメントを頂き、日舞を愛するブロガー(?)も
案外多いものだというのが実感でした。
たまに自分を振り返って語りたくなる。今日は私の日舞生活について書いてみたいと思います。
昨年の秋に結婚し、師匠と仲間の住む「つくば研究学園都市」から離れて生活しています。
定刻きっかりには着物バッグをかかえて職場を飛び出し、とりあえず稽古場に行く、という生活が続いていました。
他の方のお稽古の後ろに一緒に立たせて頂いたり、とにかく師匠の踊りが好きで、女形も立役も、娘も花魁も船頭も武士も、
どんな踊りも大好きで、いつか自分もあんなふうに役を演じられるようになれるんだ!と勝手に信じ込んでいましたっけ。
生活の全てが踊りのためにあり、踊りが私の全て!と心底思い込んでいました。
私が日舞と出あったのは、25歳の誕生日を目前に控えた時期でした。
その時すでに、今の主人との結婚を心に決めていましたし、師匠にもその事はお話ししていました。
仕事に対する情熱も、社会に対する関心もなく、ただ過ぎるままに日々を送っていた私の心に灯った灯、それが踊る喜びでした。
「結婚して遠くに行ったら、お弟子をとって美作の踊りを広めなさい。」踊りを始めて間もない私に、師匠がかけてくださった一言。
もしかしたら冗談半分だったのかもしれません、が、その後の私はこの一言によって導かれていったのかもしれません。
お名前を頂いてからは、会の準備のお手伝いやら名取式のお手伝いやら、さまざまな勉強をさせていただきました。
お金持ちのお嬢様でもなく、自由気ままにに育てられた(?)私にとって、おつきあいのイロハや礼儀作法など、一から勉強でした。
芸暦の長さは問題ではない、それまでの人生をどう踊りに反映させられるか。
しかしやはり、さまざまな場面で芸暦の短さというのは私を不安にさせます。
人にものを伝える立場に立たされると、知識のなさ、いかに人として未熟であるかということに打ちのめされます。
それをどう克服していけばいいのかすら、分からない自分がいることに気がつきます。
そして、芸暦の短さということに逃げてしまう自分に、何よりも腹が立ちます。
約一ヶ月に一度、集中稽古に出かけています。新しく入門された方はもちろん、みなそれぞれに上達されており、
取り残されていくような焦りと、自分が選んだ道だというあきらめが、積もっていきます。
稼ぎのない私を、泊りがけの稽古に送り出してくれる旦那様と、もてあますほどの自由な時間に感謝。
事あるごとに師匠が示してくれた道、まだひとつも実現できていません。
芸の道は白くてまっすぐ続いているような気がする、曲がっているのはおのれの道の方だ、というようなお話を師匠がされたことがあります。
今の自分はキャンパスからはみ出すほど、道を曲げてしまっているのではないかと、背筋が寒くなります。
かすんで見えない時は、せめて心の中に描いて・・・
実は、出演作の放送日を告知いたしましたので、お知らせに上がりました。
出っ放し、、ってわけではないので、、
なにとぞ、テロップと画面にへばりついてくださいまし(笑)
わくわくです。へばりついちゃいますぞ。
楽しみにしてます
後見、引き抜きとかぶっかえりって、やっぱり緊張しますか?
やっぱり複雑なのは初見で覚えるの大変なんですね。あ、でも、いっぱいいっぱいで頑張って方が、印象はいいですよね。以前、後見なのにすごい存在感で目立ってる方がいらして、それはそれでよろしくないんでしょうね・・・・。
お師匠さんの、「道は白くてまっすぐ・・・」という言葉、 今の自分にも とても 有難く 響きました。
悩みの中身は少し違いますが、その言葉のさしている意味は、同じだと思いました。
道に迷って、悩んでいる自分が、少し恥ずかしいです。 今までは、踊りそのもののことで 悩んでいたのに、 今はそれ以外のことで、自分の道を見謝りそうになりました。
ブログにも載せましたが、今、気持ちははっきりしています。 多分、当分は大丈夫・・・だと思います。
芸歴が浅いことへの悩み、焦り・・・ きっと私が想像しているのより はるかに 深いものだと思いますが、 芸歴や 年齢、その他の 副因的なものは違っても、 多分 本当の原因(解決)は、お師匠さんのお言葉の中にあるんでしょうね・・・
有難う! 私も、元気が出ました。
悩むことは、時に とても 大切なのだと思います。
そう、それまでの 人生を どう 自分の踊りに反映させられるのか、 大事なことだと 思います。 それが、すべて!かも。
お互い、頑張りましょう。 イイ踊り 目指して!
私がmixiを始めたのを、お知らせしてなかったので
知香さんからは、「みずくさい」とちょっといじけられました・・・
さてさて、ブログ、頷きながら読ませて頂きました♪
いろいろと悩んだり、迷ったり、焦ったり、悔しかったり・・・
思い通りに行かない事の方が多いですよね。
それは、私もおなじです。
私がいつも思うのは、
そういう悩みやいやな事は、どんな世界にもどんな職業にも
あるんだろうな、と。
たまたま、踊りを通して、そう言う人生のお勉強をさせてもらってるんだろうなと思います。
師匠達の時代は今よりもっと、ムツカシイ世界だった様に聞きます。
それに比べて、私たちはかなり恵まれていますよね(^_^)♪
・・・どこまでもプラス思考でごめんなさい(^_^:)
25歳で踊りに出会われて、自分に「この道」と言うものに出会えて、
ちっとも遅いなんて、思いません♪
なんなら、早いくらいです☆
こんなに出来るなんて、幸せですよね~☆
どれだけ長くやっても、「まだ・・・」
この想いは抜けないし、「コレでよし』なんて、思う時は・・・もうおしまい。。。と、師匠からもよくお聞きします。
この道がどんな道なのか、いっちょ行ってみましょうよ(^_-)☆
長くなってごめんなさい。
こうき
コメントありがとうございます。
私は日舞も含めてあまりにも恵まれた環境にいすぎたために、これでいいんだろうか?と思うこともあるのです。死ぬまで踊り続けたら、何が見えるんだろう? ほんとにやっかいなものに手を出してしまいましたよね。私も晃妃さんの後ろから、いっちょ行ってみようと思います。