「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

みんなの力で

2006年06月23日 | 日本舞踊
プログラムからチケット、当日の音源まで、自分達の手で作ります。役割分担が、いつの間にやら定着し、私は音源担当になってます。MDに一曲ずつ、ツヅミの音を増やしたり、途中を切ってつないだり。綺麗につながると、私らって天才!てたがいに褒めあいます。たしかに手落ちもあります。でも一生懸命やった結果を師匠は決して責めたりしません。それをしたら、若い人達は何もできなくなるから、そうおっしゃいます。出来る限り何度も確認し、手落ちの無いように準備します。師匠は私達の何百倍も、いろいろな苦労をなさいます。しかし誰を責めることもなく、これも勉強、この世で最高の楽しみは勉強ですよ、と笑顔。人を束ねる人間は、こうあるべきです。ここ数日側でいろんなことをみさせて頂いて痛感しました。最高の師匠のもとで、みんな文句も言わず、骨身を惜しまず働きます。老若男女一致団結、みなさんに楽しんでもらえる舞台作りの為につき進む、こんな日舞集団日本中探してもないんじゃない?って思います。さてさて肝心の踊りの方は下浚いで初めて全員集合し、なんとか仕上がりはじめました。最近踊りを始めた男の子が、泣けちゃいましたと声を
かけてくれました。稽古不足で手探りの下浚いでも、何かは伝わったのかな。踊り踊りした部分があまり無い、家元曰く歴史劇。娘時代から若者との出会いで子を産み、戦に夫を奪われるまでの長い時間が、30分の舞台に集約され、心にためこむ想いが私の体にはこたえます。音源作りもなんとか終わり、お布団の上から送信です。またこんな時間になっちゃいました。☆ちこ☆