milkyway‥☆‥☆∵☆∵

心に通り過ぎるたくさんの思い
あなたにも どうか、届きますように…

なんの形?

2005-06-17 16:35:55 | 子ども



魚のような…
おなべのような…
壁にあいた穴をながめながら
何の形に見えるかなぁなんて…。

これは、ゆうとの しるし

2日前、けんたろうが「ボク、後ろ回りができない…。」と
こっそり打ち明けてくれました。
「じゃあ、お母さんと練習してみようか?」
「うん、そうする!」
夜、フトンの上で練習してみました。
用意の姿勢、手の位置、背中のつき方、体の使い方
一つ一つ分解しながら、何度もやってみました。
体はすっかり慣れて、少し手を貸すだけで できるようになりました。
最後は自分の勇気だけ。
一人では、怖くて思い切れないのですが、
泣きべそしていても、ここだけは 助けてあげるわけにはいかない所。
結局 母の気迫に負けて、最後に歯を食いしばって
一人で「えいっ!」と回りました。
クルッと回った自分自身に驚いたけんたろう。
「ボク、ひとりで できたの? 一人で できた?」
と ゆうとに確かめていました。
「けんたろう、すごいな。一人でできたやん!」
けんたろうは「ヤッター!!」とバンザイしていました。
「よかったね。頑張ったね。もう、いつでもできるよ。」
ホントにその通り、昨夜も一人でクルリ クルリ。

さてさて、一部始終を2日間 ずっと見ていた ゆうとくん。
「オレも教えてほしいことあるから見てて。」
ゆうとのできないのは、身伸後ろ回り?
手足を伸ばしたまま、後ろ回りをして立つことです。
途中で体と足が離れてしまうし、
勢いもなくて、う~ん、それでは立てないかも…状態でした。
で、又、動きを分解して…と思っていたのですが
ゆうと自身は けんたろうに学んだとおり
必要なのは勇気のみ!と思ったのか
「見ててね!」と言うなり
思いっきり勢いよく後ろにドカーンと…。
小1のけんたろうと違い、中学生のゆうとなのですが、
自分の身長のことは考えてなかったようです。
家中に響くような音とともに、かかとから壁に突っ込んでいました。
3人とも、言葉もなく沈黙。
でも、なんだか無性に可笑しくなってしまって…。
けんたろうも びっくり目玉で大笑い。
ゆうとも、痛い、痛いと涙を流しながら大笑い。
結局3人でお腹を抱えて笑ってしまいました。
いや、ホントはわらってる場合じゃないんですけどね。

ゆうとが大人になっても、壁の穴を見る度
昨日のことを思い出すんでしょうね。