Mamiのひとりごと

楽しいことも、悲しいことも。

ドナーの骨髄採取

2008-07-21 | 私のつぶやき
昨年は骨髄バンクのドナーさんの骨髄採取は993件だったそうです。
日本の採取施設は153件で、平均は1施設6.5件となるとの報告書を読みました。
この153件の施設のうち、116件は骨髄採取の数が10件未満であるとも書いてありました。

骨髄採取の施設の受け入れがスムーズでないから、ドナー選定から採取(提供)までの時間が不安定だということも記述してありました。

提供を待ち望む患者さんの多くは、採取はドナーの都合で行われるから「待たなければならない」と、思っているのではないでしょうか?

でも、実際は、、、
①医師不足(73%)
②手術室の確保(36%)
③病床の確保(31%)
④麻酔科医の確保(17%)
という問題が絡んでいたと言うことです。


だから、というわけではないでしょうが、
末梢血幹細胞移植(PBSCT)を骨髄バンクドナーへの導入が早期に望まれるともありました。
PBは日本では血縁者間でしか行われていませんが、海外では多くの国がバンクドナーにも適用されており、採取の方法を選択することができます。

PBでの採取は自己血の事前採取や全身麻酔のリスクが無いことが謳われています。
なので、上記の①②④の問題はクリアできるということなのでしょう。

しかし、ここで大切なG-CSFの安全性について(日本人への影響)は忘れてはいけない問題で、どのくらいの調査や研究が行われているのかを、明らかにしてほしいと感じました。

よく言われるのは「PBの採取はラク」というニュアンスですが、私自身は(骨髄採取をしたことがないので比較のしようがありませんが)、そうはっきりと言えることではないとも感じています。


多くの患者さんの命を救ってほしいので、BMでもPBでも安全に採取ができるよう、整備されていくことを、心から願っています。
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