毎年この時期になると、作業服や事務服、白衣などのユニフォームメーカーが春夏もののユニフォームフェアを開催しています。ビジネスショウやモーターショウのように、ビッグハットや幕張メッセで、というほど「派手」なイベントではありませんが、ユニフォームメーカー数十社ほどが、だいたい同じ時期に、同じような場所で一斉に開催するのが特徴です。ここで、われわれ代理店としては、おつき合いのあるメーカーの展示会場を回り、新商品の紹介や情報交換などを行っています。できるだけ多くのメーカーを回りたいところですが、同一地区とはいえ、移動も結構時間がかかりますし、ちょっと話し込んでしまうと、すぐ1~2時間は経過してしまうため、1日で回れるのは4~5社程度になってしまいます。ユニフォームメーカーの本社が集中する岡山、広島地区が「メイン会場」となりますが、今回は東京地区での開催日に回ることにしました。昨年、初めてユニフォームフェアにうかがった時は作業服メーカーを中心に回りましたので、今回は前回伺えなかった事務服メーカーを中心に回ることにしました。
松本から朝6:51発の特急で出発し、飯田橋9:44着。最初は事務服メーカーのJ社へ。こちらは去年取引を始めたばかりですので、ご挨拶も兼ねて真っ先に顔を出しました。J社は従来より春夏ものに強いメーカーでしたし、今年は「クールビズ」のさらなる普及が予想できることから、新商品はオーバーブラウスが中心となっていました。あらゆる年齢層に受けそうなカラー・デザインがあり充実してきています。そのほか、「普段、白衣を着ている病院関係者やエステ、コスメ関係者に着てもらえるオーバーブラウス」もあり、ちょっとイイアイディアだと思いました。
次が作業服メーカーのA社。こちらは、作業服では、昨年の秋冬の新商品の春夏バージョンを新商品として投入していますが、そのほかにも「安全」をキーワードにした「防犯商品」も充実していました。近頃の世相を反映しているのでしょうか、腕章やベスト、防犯ブザーから刺又まで取りそろえています。
次が事務服メーカーのH社。こちらの営業の方とは電話では何度も打ち合わせをしていますが、顔を合わせるのは今回が初めて、ということで楽しみにしていました。さっそく名刺交換。電話で何度も声を聞いていますし、当方の無理なお願いにも柔軟に対応していただいているせいか、初対面なのにちっとも違和感がありませんでした。こちらのメーカーもこの春夏は、クールビズをふまえたオーバーブラウスに力を入れています。女性用のブラウスといえば、白、ピンク、サックス(ブルー)あたりの3カラーが一般的ですが、今回はなんと、10色展開。デザインもプレーンなブラウスタイプから、凝ったデザインまで3パターン、サイズはもちろん5号~17号くらいまでの7パターンがありますから、それを10色展開として、しかも充分な在庫を持つ、という体制で、シャツだけのカタログも作っていますし、今回の力の入れ具合がよくわかります。
最後が作業服メーカーのA社。こちらは、作業服以外にも、カジュアルやイベント、食品白衣など、幅広い分野での商品展開が特徴でしたが、今回はさらに、アパレルメーカーと組んで独自のブランドを立ち上げたということで、会場はユニフォームメーカーとは思えぬ華やかさでした。このメーカーは次から次へと新しい商品を出してくるので、自分として、まだ特徴を整理できていない段階です。
本当であればもう1~2社ほど回りたかったのですが、時間と体力が続かず、ここで終了しました。これから春夏ものも本格化します。当社としてどのように売り上げにつなげていくか、これからじっくり検討したいと思います。