随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

松本ネット塾フォロー研修会とオフ会

2005-08-02 22:21:11 | 仕事・ひと

昨年の8月に松本商工会議所が主催する、「松本ネット塾」に参加いたしました。これは、ホームページで「売れるWebサイト」を構築するための講習会で、当時、自社のホームページを作り始めたばかりの私にとって、大変ためになる講習でした。また、この塾を通して、多くのサイト管理者ともご縁ができました。名字よりもサイト名で馴染みになってしまうくらいでしたが、あれから一年、ネット塾受講生のホームページなどを見ていると、受講当初と比べ、かなり洗練されており、そして売れるサイトになっているようです。こうした仲間たちとの競争心もWebサイト作りの励みになっています。

今回は、フォローアップ研修会ということで、インターネットの世界もあれからまた進歩しており、昨年教わったことが陳腐化していることを痛感させられました。また、ここ2~3年で、Webショッピングというのがすっかり定着したことを感じました。

その1例として、Webショッピングで、なんとペットボトルのお茶やレトルトカレーなどが売れているようです。コンビニやスーパーやディスカウントショップで簡単に買えるはずのものまで、なぜネットで買うのか、それは、高層マンションに住む一人暮らしの人や老人などが買っているに違いない、という分析でした。高層マンションの高層階に住んでいる場合、エレベーターとはいえ、下へ下りるのは面倒くさい、ましてや重たいペットボトルを抱えて帰るのはさらに面倒、という思いがあるようです。夜中でも、冷蔵庫を覗いてペットボトルのお茶が終わりかけていたら、パソコンで注文するだけでドア先まで配達してくれるわけですから、これは確かに便利かもしれません。これは「商品を買う」というよりは「手間(あるいは時間)を買う」という発想といえます。

当社にも「注文します」とか「商品代振り込みました」というメールが届きますが、発送時刻を見ると夜中の3時だったりします。また、500円の商品に、500円の送料を払ってもよい、として注文をくださる方もいらっしゃいます。これは確かに「手間を買っ」ているのかもしれません。そして、これをWeb管理者の立場で見ると、「そこらの店では手に入らないものをネットで売る」というよりは、「ネットでご用聞きをする」という発想になるのかもしれません。

インターネットの発展に伴い、IT関連企業の発展ぶりはめざましいものがありますが、それよりも、数多くの、それこそ「レンタルサーバーとパソコン1台」でやっている「ネットショップ」のWeb管理者のみなさんの努力に注目したいと思っています。そして私もその仲間にはいれるように努力したいと思いました。

講義は一時間ほどで終了し、オフ会ということで、講師の先生を囲んで、女鳥羽側沿いのかに料理店「きらら」で飲みました。また来年、こちらで逢うとき、ほかのみんなのWebサイトはどれだけ進歩しているだろうか、そして私のサイトもどれだけ進歩しているか、楽しみになりました。