四国遍路テクテク日記

「四国を歩いて遍路する。」にこだわって平成14年のGWから2年間、5回に分けて歩いた記録を中心に遍路に関するあれこれ。

佛海庵

2005-11-10 08:44:23 | 遍路の風景(写真)
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 野根の港から海を見ながらひたすら歩きます。
10キロほど歩いたところに佛海庵があります。
佛海庵は木陰に守られた小さな庵です。

休憩できるようにベンチなどがありましたので
お参りした後でゆっくりと休ませてもらいました。

強い日差しの中を歩いていたので、
木陰で休むことが出来てホッとしました。

庵の周辺は草も刈られよく手入れされています。
付近の方々が守っているのでしょう。
気持ちよく休むことが出来ました。



室戸岬へ向かって

2005-11-09 09:03:16 | 遍路の風景(写真)
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 東洋町の野根を過ぎるとここからは左手に海を見ながら歩きます。
前方には岬が幾重にも重なりその先はかすんでいます。
かすんだ先にある室戸岬を目指してひたすら歩きます。

左手は海、右手は山、その中を真っ直ぐに走る国道。
単調な景色ですが太陽の光によって色の変わる海が慰めてくれます。

天気がいいので快適です。
ときおりバイクの一段が走り抜けていきます。
北海道では雪景色でしたので、この暖かさは別世界ですね。

野根の子犬たち

2005-11-08 08:50:36 | 遍路の風景(写真)
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 東洋町の野根港を朝早く歩いていると向こうの方から犬が歩いてきます。
親犬を先頭に5~6匹ほどの子犬が一列になって歩いてきます。

その子犬たちが私を見つけると食べ物をねだって足の回りから離れません。
歩こうとすると子犬を踏んでしまいそうなので思うように歩けません。
ものすごくなついている子犬たちです。

親犬は子犬たちをほっておいて、さっさといなくなってしまいました。
尾っぽを振ってじゃれている子犬は可愛いのですが、
この子達にあげる食べ物を持っていなかったので、
早足で子犬たちを振り切りました。

親犬は子供達を置いたままで港の方へ行ってしまいました。
無邪気にじゃれてくる子犬は本当に可愛かったです。

歌さんの遍路小屋

2005-11-07 09:05:52 | 遍路の風景(写真)
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 海南町を歩いていると歌さんの遍路小屋を見つけました。
阿比瀬にある小屋より随分と大きな小屋です。
(あとで調べたところ、この小屋が第1号香峰の小屋でした。)

この大きさでしたら泊まることも可能かなと思いました。
中を見ようとしましたが、入口に鍵が架かって入れませんでした。
お遍路にはシーズンオフの年末ですので仕方がないことですね。

歌さんの遍路小屋に興味のある方はホームページを見てあげてください。

アドレスは、 http://uta.rgr.jp/ です。


鯖大師

2005-11-04 09:06:02 | 遍路の風景(写真)
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 薬王寺から室戸岬を目指して歩きます。
牟岐町を過ぎてしばらく歩くと、番外札所第4番鯖大師があります。
私は1回目のお遍路ではこの鯖大師で区切りました。

鯖大師の本堂は小さくて可愛らしいのですが、
その左奥に立派な会館があります。
この会館に宿泊しました。
鯖大師が行っている朝の護摩供養は一見の価値があります。

皆さんの機会がありましたら、鯖大師の会館に宿泊して
朝のお勤めに参加してはいかがでしょうか。


日和佐トンネル

2005-11-02 09:00:13 | 遍路の風景(写真)
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 薬王寺を過ぎて3キロほど歩いたところに日和佐トンネルがあります。
歩いてお遍路をしているとトンネルを歩くのは大変です。
騒音がひどいこともありますが、
何と言っても歩道が設けられていないトンネルが多いのです。

真っ暗なトンネルの中を車をよけながら歩くのは大変です。
車が巻き起こす風により笠が吹き飛ばされそうになります。
車道と歩道の区別は1本の白線のみというトンネルもあります。

轟音と巻き起こす風に負けないようにしっかりと身を固めて歩きます。

トンネルを抜けてホッとするのは私だけではないようです。

薬王寺から次の札所は室戸岬にある最御崎寺まで約75キロ。
左手に海を望みながら遙か彼方にある室戸岬を目指して歩きます。

竹林

2005-11-01 08:46:25 | 遍路の風景(写真)
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平等寺から薬王寺へ向かって歩いていると山道になってきます。

月夜御水庵を通り過ぎて人気のない寂しい山道を歩いていると、
右手に竹林が広がります。

この竹林をよく見ると水平に何本もの小道があり、
ところどころにトタン板で下に向かって垂直方向に樋のようなものが
作られています。
どうやら、竹の子取りをする竹林のようです。
竹林というより竹の子畑と行った方が正しいかもしれません。

竹林というとうっそうと茂った竹で昼でもくらいという印象がありますが、
この竹林は明るくて、奥の方まで見通すことが出来ました。