090909

daily mikissimo

太陽の棘

2021-11-11 20:43:24 | 
太陽の棘』 原田マハ 読了

~終戦後の沖縄。米軍の若き軍医・エドワードはある日、
沖縄の画家たちが暮らす集落―ニシムイ美術村に行きつく。
警戒心を抱く画家たちだったが、自らもアートを愛するエドは、
言葉、文化、何よりも立場の壁を越え、彼らと交流を深める。
だがそんな美しい日々に影が忍び寄る―。実話をもとにした感動作。~

実話だったとは最後まで意識してなかった
食べるものも困る状況で「芸術」だけを心の拠り所として生きるって
可能なんだろうか?とか思いながら

そしていつも感じる「沖縄作品」に対する複雑な気持ち
そこにあるはずのない主従/上下/高低/優劣という概念
平等という単語のもろさ

気づかぬうちに私はエド側に立っているのでは
決して同じところではなく
あちらとこちら
まるで違う景色を見ているみたいに

せめて
自分がわかっていないということをわかっていようと思う
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