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春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

東京大空襲の爪跡 スダジイの巨樹 45

2019-01-10 | 巨樹
昨日の帰宅途中に東京都文京区駒込、栄松院の境内の駐車場に
車を留め置き、久しぶりにスダジイの巨樹を眺める。 驚いたことに枯れてた大株の幹が途中から伐採されてました。
巨樹を見る会の会員である自分は、このスダジイは樹齢800年 幹周り9.2m 樹高10mと聞いてますが、あえて
数値をそのまま載せました。 前回の訪れた時の写真で比較してみてください。

73年前下町に東京大空襲の際に焼夷弾を落とされた駒込地区、幹に爪跡が残り、炭化した後、大きな
株は後方の生き永らえたスダジイを守るため、途中まで伐採されたと聞いてます。太陽光線をあてる、通風を
良くするための伐採処置と理解いたしました。







2018年、6月








伐採された樹木は無造作に横に置かれてます。






  


もっとも激しい炭化跡、初めて手を添えた過去、墨跡が
真っ黒に手につきました。 それよりも驚いたのが触れた瞬間に、良くわからないのですが、電気が走り
あわてて後退りした過去が今でも思い出します。






  

後方の2本のスダジイです。2018年の写真です。昨日の撮影が
ぼやけているので載せられません。何故だか不明?


 


数百年生き続ける傷の無い巨樹も稀にありますが、
このスダジイの様に傷を負ってもなおかつ、後方の2対の幹はこれからも生き続けます。そう願いたいです。































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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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巨樹の生き様 (gonnta)
2019-01-10 19:31:37
何度か見せてもらってる、駒込のスダジイ、焼夷弾の跡が付くなんて、凄まじい光景ですね。
伐採されたとはmikioさんも驚いたでしょう。

残った樹木の生きる手段、見せてもらいました。
樹木たちの生き抜く力は、地域の人達の力、
共存が良くわかります。  電気が走ったのも巨樹の力なのでしょうね。
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スダジイの巨樹 (年寄り)
2019-01-10 20:06:14
写真から伝わるものは 計り知れないエネルギー。
そして言葉はいりません。
スダジイのことはあまり知りません。神社やお屋敷などに守り神としてのことしか。
実際に見るスダジイの巨樹。カメラのシャッターを切る人が知っている。
未熟すぎる感想ですいません。ありがとう。
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gonntaさん (mikio)
2019-01-11 07:05:51
おはようございます。
巨樹は、山奥や都会でも多くの試練があります。
山の中では樹木たちの生きる競争があり、勝ち残ったものだけが山の王者になり、都会では今回の戦争の傷跡や開発など多くの試練があります。

それでも周りの人たちに助けられて御神木に崇められ
生き抜いて今こうして、何百年の姿を私たちに見せてくれます。 まさしく共存。   それから電気のことですが、一瞬 ビリと来たのは、巨樹の傷口に触るべからずの信号を発したと思われます。 それ以来この巨樹には手を触れてません。
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お年寄り様 (mikio)
2019-01-11 07:19:21
数百年生き続ける巨樹には、確かに膨大なエネルギーがあります。  樹木にも様々な種類がありますが、日本の巨樹約3500本の中に種類が限定されてます。

クスノキ、イチョウ、ケヤキがこの3種が巨樹ベスト3で
6割を占めます。  巨樹になる木々の多くが、最終的には人々に守られるこそ、生きてる姿が各地に多く見られるのが現実です。 どうぞお近くの地域にも崇められる木々を見つめてください。 大きな木はきっと発見できます。  有難う。
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