春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

枯葉が香る 樹木 シダレカツラ

2019-10-24 | 樹木


花の色彩と香りは
春夏秋冬、どの季節でも美しく、楽しませてくれます。 また森林、針葉樹林帯の香りも

癒し系の鋭い香りも特別な香りで私たちを和ませてくれます。
安行地区には1本の大きな、シダレカツラの大木があります。

長く撮り続けてますが、春浅い頃にカツラの木は甘いキャラメルの様な
香りを一体を包み込みます。 木の下にいると強烈な甘さで
くらくらしてきます。 でも自分はこの香りが好きでかなりの年数を

嗅いできました。 ところが月日が経つと香りは一瞬に消えてゆきます。
この香りは夏や晩春、晩夏には香りません。

しかし落葉するころに再び、香りを発します。ちょうど今頃
落ち葉を手に取ると、そこはかとなく香りがして、落ち葉を

もむと、甘い香りが手に付き、季節の移ろいが香りで感じられます。


























晩春の5月下旬。
さらに初夏の6月下旬の新緑の季節のシダレカツラの

滝の様な緑の姿は圧巻です。 この時期は香りはありません。丸い葉が対に
なって並び、枝垂れるように見せる景色はシダレカツラの真骨頂。。








     






















葉にはブドウ糖の
一種の麦芽糖と言われる加糖が黄葉、紅葉になるとその

含量が多くなると言われてます。手に持って揉むと
秋の香りが手にしみ込んできました。