春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

スダジイ 巨樹 台風

2019-10-13 | 巨樹


昨夜の台風の風に川口安行地区、
九重神社の御神木、2対のスダジイの巨樹のうち1本に、脇のイチョウの木が傾向いて

折れてスダジイに寄りかかれば、御神木のうちの一つが確実に折れてしまうと
被害が出ると神社から安行の事務所に連絡が入り、早朝カーゴ付きの

レンタル車を借りて境内に出向く。後方のスダジイに今にも倒れそうな
イチョウの大きな木、倒れたら多分1本の御神木は

太枝が折れてしまう危惧、親方がカーゴに載り、グレーンは自分が運転、
建設時代の頃の操作が今役立つ、 写真は撮ることが出来ませんが

剪定は親方、1時間もしないうちに危険な大枝を電動ノコで剪定して終了。

スダジイの幹回り6m強、樹高15m、樹齢500年。


















一番苦労したのは車両を
境内の中の巨樹の前の小さなスペースに入れること、切り返しの連続でやっと一番の

場所に入れられました。 九重神社は今や全国区、御朱印の聖地、いつ来ても
境内は御朱印をもらう人で10時過ぎには社務所前は行列でした。
午前中に作業は終わり拝殿に手を合わせ安行事務所に帰宅。





























巨樹の定義は地上1.3mの場所の
幹回りが5mを越すものこれが巨樹と言われ

5m以下~3mまでが巨木と環境省や巨樹を見る会の定義付けがあります。
2本のスダジイは椎の木ともいわれ、空中にうねる様に太枝を絡ましてまるで蛇のごとく。

穴の開く部分は枝が腐り空洞化してますが、生きてます。巨大な支え棒は5年前の

設置、その姿は昔の人が生きる樹木の姿を神格化して、御神木として

崇められて長くこの場所に生き続けてきたのだと思います。
親方とともに御神木に力を貸すことが出来て感謝です。

事務所に帰りお昼休み台風の被災地が映し出され、これほどまでとは
正直驚きました。 お見舞い申し上げます。