畑とともに過ごす日々

~有機農家の暮らし~

春のルバーブ

2012-03-22 20:16:59 | 

ルバーブは一般にはあまり馴染みのない野菜かもしれません。
茎の部分をジャムにすると甘酸っぱくて美味しく、マーケットに並べると結構興味を示される方がいます。ジャムを手作りされる方には密かに人気があるように思います。しげファームでは、数年前に種から苗を育て、畑の入り口近くに数株植えました。

このルバーブ、冬の間は枯れてしまい、沈黙を守っています。
でも多年草ということで、毎年この時期になるとむくむく活動を再開します。
それを見ると、あ~生きてた!春が来たんだな・・・と思います。

その動き出す様子が結構面白いのです。

まず、赤いころんとした球体が、土から姿を現します。

数日経つと、赤い表面がひと皮剥けて、緑色の部分が見えます。

さらに数日後、緑の部分から葉がはがれてきたのが下の写真です。葉が2枚出てきたのが見えるでしょうか?

葉は最初、シワシワなのですが、大きくなるにつれシワがなくなってきます。この繰りかえしで、葉が何枚か出てきます。

赤く色づく茎は、夏になる頃には長さが1メートルを越す勢いで、葉もかなり大きくなります。
その見た目では、これのどこを食べるの?という感じなのですが、その茎をぶつ切りにして、砂糖と合わせて煮込むとジャムになるのです。

あまりたくさん栽培しているわけではないのですが(放任状態)、ご希望あるかたは野菜と一緒に発送できる場合もありますので、夏頃お問い合わせ下さいね。