Wanderers

試行錯誤のリターンズ はじめよう、ここから 日々のあれこれ・思うことなど 

先行上映にて

2007-07-17 03:27:15 | 音楽・映画より
先日、先行上映を見に行ったのがコチラ。

ハリーポッターと不死鳥の騎士団 

ちょっと作中に触れてしまう恐れありですので、これから見に行かれる方・人の意見を知りたくない方、また「素晴らしかった」という意見以外には不快な反応を示す方は自己回避をお願い致します。









このハリーポッターシリーズ。
初回は映画でもDVDでもテレビでも見ていないのですが、それ以後はちゃんと映画館で見ています。
そして、原作のほうもしっかり読んでいます。
とはいうものの、「謎のプリンス」を発売日に購入しておいて、まだ下巻を読んでいないみかであります。
早々に読み上げなくては。

そんな私。
ハリーポッターが嫌いなわけありません。
ですけれど、今回の映画にはちょっと辛口にならざるをえないようです。
だって物語をはしょりすぎてて、原作を読んでいない方には見えない部分がたくさんあったんですから。

クィディッチのシーンが一切ないのは知っていたので、登場人物が多くなっていくことを思うとそれはそうだろうと思っていたのでいいのですが、その部分を削っているのにあれだけのわかりづらさはどうなんでしょう。
原作を読んでいる方には楽しめたかもしれないですよ?
登場人物の細かな設定は気にしなくていいし、ファーストネームやミドルネームが入り乱れても、その人はそこに映っているのだからわざわざ「名前なんだっけ」と調べなおす必要もない。
想像を働かさなければならないホグワーツに住む生き物についても、映像があるんだから楽ですよ。
それに、ハリーのイライラに何頁も付き合わなくてもすむんですから。
ん?言いたいことがズレてきた気がする・・・

登場人物を細かく知ってこそ楽しめるんじゃないでしょうか、ハリーポッターって。
マルフォイ家についてしかり。
シリウス家についてもしかり。
魔法省の見解についてもしかりです。

のっけから、通りすがりのおばさんが出てきて「何この人?」と思った方も多いと思うんですよね。
いくら裁判で説明があるとは言っても、それもさわりだけですからね。

うーん、活字ばっかり読んでいると、目に入るものから想像を膨らませるということが出来なくなっているのかしら。
付随する説明がないと物語を理解できないような、貧困な妄想しか出来なくなっているんだろうか。

この映画を見て、もちろん楽しかったと思える方々もたくさんいらっしゃると思います。
実際、ダンブルドア軍団のくだりや不死鳥の騎士団が戦うシーンは面白かったです。
そう、わかり難かったけど面白くなかったと言っている訳じゃないんです。
ただ、映画だけを見ている方には易しくなかったなーと思うだけです。
せっかく面白い映画なんだから、あと20分でも長くしてもっと詰めれば良かったのに・・・というのが素人見方だというのは重々承知ですけど。

えーと、セットも設定もすごいこの映画。メインの登場人物も多くなっていって、ホグワーツを飛び出しスケールもどんどん大きくなっていっています。
私は映画をもっと楽しく見るために、ぜひ原作の読破をおすすめします。

無論、私だけの意見です。
あしからずご了承ください。